 |
■シアトルの位置
 |
アメリカ本土で日本に最も近い街と言われるシアトル。左の図のように、シアトルは積雪地帯の北海道よりもはるかに高緯度で、南樺太とほぼ同じ緯度にありますが、地形と海流の関係で海洋性の穏やかな気候に恵まれており、雪が降ることは珍しく、台風も竜巻もありません。ただ、冬の雨は有名で、「シアトルと言えば雨」というように考えられていますが、その豊かな雨のおかげで、夏には美しい緑に恵まれた過ごしやすい気候が楽しめます。 |
■シアトルの地理
シアトル市全体の大きさは、約84平方マイル(約217平方キロ)。その中心は、空の玄関口であるシアトル・タコマ国際空港の約13.3マイル(約22.55km)北にあります。西側はピュージェット・サウンドという海とワシントン州の西端オリンピック半島、東側はレイク・ワシントンという湖とカスケード山脈、そして南側は富士山より標高の高いマウント・レーニエ(標高14,410フィート/4,392メートル)によって分断されており、坂の多い地形となっています。カナダとの国境までは約113マイル(182km)。交通状況によっては約3時間でカナダに入国できます。
■シアトルの気候
夏の平均気温は華氏75度(摂氏24度前後)で、快晴が続き、冷房いらずの過ごしやすい日が続きます。また、夏の日照時間は長く、デイライト・セービング・タイムの実施期間中にあたる夏至には午前5時ごろから午後10時ごろまで明るい状態です。したがって、短期間の観光で美しいシアトルと自然を満喫したい場合は、7月から9月がおすすめ。一方、典型的な冬の1日は午前8時ごろから午後4時ごろまでしか日照時間がなく、天気も曇りや雨が続きます。このように、日照時間が季節によって大きく異なる高緯度のシアトルでは、日中の最高気温を記録する時間も季節によって大きく異なります。
有名なシアトルの雨期は10月ごろから始まり、ピーク時の11月から4月には毎日の降水確率が平均54%以上となります。年間降雨量では東京の140.5cm
をはるかに下回る94.5cm(37.19インチ)ですが、平均年間降雨日数は東京の50〜60日をはるかに上回る154日のため、日本人にとっても「雨が多い」と思われるようです。しかし、同じ
"雨" でも、シアトルの雨は多くの場合、しとしとと降る感じで、日本のように大粒の雨や土砂降りとなることは珍しいとされています。また、日本の東北や北海道、アメリカのボストンやニューヨークといった積雪地帯よりも緯度が高いことから、「さぞや雪がたくさん降るだろう」と思われがちですが、シアトルは地形と海流の関係から、最も寒い1月の平均気温は華氏36度(摂氏2度前後)で、雪が降るのは珍しく、氷点下を下回る日は年間平均で約2週間となっています。
|
シアトルと東京の気温比較
|
| |
1月
|
4月
|
7月
|
10月
|
| シアトル |
4.8℃ |
9.8℃ |
18.4℃ |
12.2℃ |
| 東京 |
5.2℃ |
14.1℃ |
25.2℃ |
17.6℃ |
シアトルの気温と降水量
|  |