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シアトル美術館 Seattle Art Museum

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シアトル美術館

ハンマーを打ち下ろす黒い大きな彫刻
『ハマリング・マン(Hammering Man)』が目印のシアトル・アート・ミュージアムは、ダウンタウン唯一の美術館。地元では、頭文字をとって
『SAM』(サム)と呼ばれています。

1階から4階のギャラリーでは、さまざまな国々の古代の芸術作品から現代アートまで、さまざまな作品が展示されています。日本美術を含むアジア美術のコレクションは全米で5本の指に入るそう。

シアトル美術館所蔵の宝物ともいうべき二河白道図(一幅:絹本著色:13世紀:鎌倉時代)、竹林春秋図(六曲一双屏風:紙本金地著色15世紀:室町時代)、鹿下絵和歌巻(一巻:紙本金銀墨書:1610年代:桃山―江戸時代:本阿弥光悦書・俵屋宗達画)、烏図(六曲一双屏風:紙本金地墨画:17世紀前半:江戸時代)の日本絵画4作品・韓国絵画1作品を一堂に展示するなど、今後これらの作品が一堂に展示される機会はほぼないと言われるほどの貴重な機会を提供しています。

シアトル美術館の歴史

シアトル美術館は、1933年にシアトル市内のキャピトル・ヒル地域にあるボランティア・パークに完成したアールデコ調の建物で開館しました。当初はシアトル美術館のメイン・コレクションを展示していましたが、1991年に改築工事を終えたダウンタウンの現在の建物に移転しました(ボランティア・パークの建物は、シアトル・アジア美術館となっています)。現在は140にも及ぶ地域の芸術文化を網羅する美術館に成長し、北西部屈指の規模を誇る収蔵品は2万4千件を超えています。

シアトル美術館

Benjamin Benschneider

1991年に改築が終了した部分のデザインを手がけたのは、ロバート・ヴェンチュリ氏。1925年にフィラデルフィアに生まれ、プリンストン大学を卒業した後、ポストモダニズムの理論と作品を先導するアメリカの代表的な建築家となった。初期の代表著作『建築の多様性と対立性』(1966)、『ラスベガス』(1972)において、ポストモダニズムの理論を展開。1960年代からそれを実証する作品を発表し、内外に大きな影響を与えてきました。初期の代表作品には、1960年代の『母の家』『ギルド・ハウス』、1970年代の『フランクリン・コート』『ディクスウェル消防署』『アレン・メモリアル美術館増改築』などがあります。

2007年に拡張が終了した新しい建物のデザインを手がけたのは、Allied Works Architecture。館内に一歩入ると、そこはさまざまな催しが行われるパブリック・スペース 『Brotman Forum』。開館当初は中国人アーティスト、蔡國強(CaiGuo-Qiang)による作品『Inopportune: Stage One』(2004)を展示し、20世紀から21世紀に世界各地で制作されたコンテンポラリ・アートの展示にも全力を注ぐ決意を表明。以来、アンドリュー・ワイエスや草間彌生などに代表される、さまざまなコンテンポラリ・アーティストの特別展も行っています。

シアトル美術館のミュージアム・ショップとレストラン

シアトル美術館

ミュージアム・ショップでは、美術品のレプリカや本、小物などを購入できます。1階にあるレストラン『Taste』は、ローカル産のオーガニック食材が中心のカジュアルなレストラン。テイクアウトもできます。

シアトル美術館
【住所】 1300 1st Avenue, Seattle (地図
【電話】 (206)654-3100
【開館時間】 月・水・金~日10am-5pm; 木10am-9pm; 火・一部の祝日休館
【入館料】 大人$19.99; シニア(65歳以上)$17.99; 軍人(要ID)$17.99; 学生(要ID)$12.99; 子供(15-18歳)$12.99; 14歳以下無料; SAM 会員無料
入館料が無料になる日:第1木曜 全員; 第1金曜 シニア(65歳以上)※特別展は別途料金となります。

【公式サイト】 www.seattleartmuseum.org 

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