エッセイ:不妊治療体験記– category –
30代に入ってから不妊治療を開始。タイミング法や人工授精での失敗を経て、体外受精に挑戦し、その結果、子供を授かることができました。不妊治療を受けようとしている方、不妊治療中の方の参考になればと思います。
-
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 最終回 妊娠成功
トランスファーを終えても、薬の服用は続きました。今度はプロゲステロン製剤(Progesterone)を経膣的に1日3回服用。10日目には病院で血液検査による妊娠検査を受けます。これまで注射してきたものの影響で、市販の妊娠検査薬では正しい結果が出ないとの... -
エッセイ:不妊治療体験記
不妊治療体験記 第9回 受精卵から胎芽へ/胚を子宮へ
受精卵から胎芽へ 翌日、病院から電話があり、採取した卵子37個のうち、成熟していたのは34個、そのうち受精したのは20個と報告されました。「これから受精卵(fertilized egg)の成長を観察し、おそらく今日から3日目の43日目に子宮内に胚(embryo)を戻... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第8回 体外受精を行うまでの準備/卵子の採取
体外受精を行うまでの準備 卵子を採取する39日目までは、前述のスケジュールに従ってルプロンを注射し続けます。病院内に不妊治療をしている人同士で集まって励ましあうサポート・グループがあると言われましたが、私たち夫婦はそういったものには参加せず... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第7回 体外受精の準備
結局、基礎検査では夫婦とも「すべて正常」との結果がまた出ましたが、人工授精はまた失敗に終わりました。しかし、その後に夫が受けた特別な精子の検査の結果で、夫の精子には「卵子の中に入る能力がない」ことが判明したのです。「数も運動率も奇形率も... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第6回 明るくて陽気な先生
これまで日本人の医師にかかったことはありませんでしたが、不妊に関してもコラムを書いておられる押尾祥子先生(プロに聞こう 『女性の健康』)に相談してみることにしました。 押尾先生にまず言われたのは、「精子の機能を見る特別な検査があるので、そ... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第5回 体外受精(アイ・ヴィー・エフ:IVF)
そして、1年ぐらいたってから、夫婦で再び話し合い、また治療を始めてみようかと考えました。でも、人工授精がだめであった場合、次の段階は体外受精(アイ・ヴィー・エフ:IVF: In Vitro Fertilization)です。 体外受精というのは、卵子を体外に取り出し... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第4回 休憩
それから1年は妊娠のことなど考えずに過ごしました。幸いなことに、私たちの両親は「人生の幸福は結婚と出産と子育て」「老後の楽しみは孫」というタイプではなかったので、聞いてくることも催促されることもありませんでした。 実際のところ、「子供はま... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第3回 人工授精(アイ・ユー・アイ: IUI)
人工授精とは、男性から採取した精液を人為的に女性の子宮や子宮頸管部へ注入することです。 私たち夫婦の場合は治療の最初の検査で体の機能は「すべて正常」とされたことから、夫の精子を私の子宮に人工的に注入する AIH(Artificial Insermination by Hu... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第2回 タイミング法
そこで、次は排卵のタイミングを計って性交するステップに進むことになりました。タイミングを計るため、生理が始まってから何日目かにクリニックに行き、超音波検査で卵胞(follicle)の大きさをチェックし、直径を目視で計ります。卵胞は排卵の直前には... -
エッセイ:不妊治療体験記
アメリカでの不妊治療体験記 第1回 基礎検査
20代後半で結婚しましたが、30代になってから子供を作ることにしました。生理周期は規則的で、性行為も1週間に1度はあり、夫婦とも健康。持病も大病もない状態でしたので、すぐに妊娠するものだと思っていました。生理日・基礎体温を記録して排卵日も予測...
1