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アメリカでの不妊治療体験記 第3回 人工授精(アイ・ユー・アイ: IUI)

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人工授精とは、男性から採取した精液を人為的に女性の子宮や子宮頸管部へ注入することです。

私たち夫婦の場合は治療の最初の検査で体の機能は「すべて正常」とされたことから、夫の精子を私の子宮に人工的に注入する AIH(Artificial Insermination by Husband)になりました。そのため、受精や着床は自然な状態で行われることになります。

まず超音波検査で卵胞を見て私の排卵日を特定してから、指定された日時に夫が先にクリニックに行って精子を採取してもらい、その後に私がクリニックに行って、人工的に精子を注入してもらうというのが基本的な流れです。

共働きの夫婦にとってこれはかなりチャレンジですが、幸いにもクリニックと勤務先がそう離れていなかったので問題なく実行することができ、「これで成功するかも」と、また希望がわいてきました。

でも、1回目の人工授精は失敗(妊娠せず)。その翌月の2回目も、その次の3回目も失敗に終わりました。気分が暗くなり、なんだか自分が不出来な人間であるような気がしてきました。子供を連れている人や妊婦を見ると、その人たちみんなが簡単に妊娠したかのように思え、「他の人は簡単にできるのに、自分のどこが悪いのか」と悲しくもなりました。

特に辛かったのは、友人が妊娠を報告してきた時です。「排卵も終わって妊娠しない時期だと思って中で出させたら、妊娠しちゃったよ」という軽い話ぶりに、ものすごく落ち込みました。

治療におもしろさなどを感じている余裕はとっくになくなっていた私は、「子供の件はちょっと休憩したい」と話し、夫もこれに同意してくれました。

筆者プロフィール:30代に入ってから不妊治療を開始。タイミング法や人工授精での失敗を経て、体外受精に挑戦し、その結果、子供を授かることができました。不妊治療を受けようとしている方、不妊治療中の方の参考になればと思います。

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