アメリカの大多数の州では、”Daylight Saving Time” (デイライト・セービング・タイム:DST)を採用しています。
どういうシステムなの?
- 3月第2日曜日の午前2時:時間が1時間進みます
- 11月第1日曜日の午前2時:時間が1時間戻ります
年 | 開始日時 | 終了日時 |
2024年 | 3月10日(日)午前2時 | 11月3日(日)午前2時 |
英語でこれを、“Spring Forward, Fall Back”(前に跳び、後ろに倒れる=春は針を前に進め、秋は後ろに戻す)と覚えます。デイライト・セービング・タイムの開始・終了前後や当日には、テレビやラジオ、新聞などが必ず知らせてくれます。また、コンピュータのタイム・ゾーンの設定次第では、時間の変更が自動的に行われます。
どの地域で採用されてるの?
アメリカ国内のほとんどの地域がデイライト・セービング・タイムを採用していますが、ハワイやサモア、グアム、プエルトリコ、 バージン諸島、そしてアリゾナ州のほとんどの地域(ナバホのインディアン居住区域を除く)は採用していません。
デイライト・セービング・タイムの目的は?
デイライト・セービング・タイムの目的は、日照時間が長くなる時期に時間をずらすことで自然光の使用率を高め、電力を節約することとされています。
どんな歴史があるの?
1986年に修正された “The Uniform Time Act” により、2006年までは「4月の第1日曜午前2時から10月の最後の日曜午前2時までがデイライト・セービング・タイム」と定められていました。2005年8月8日にブッシュ大統領が署名した “Energy Policy Act of 2005” により、2007年からは、「3月の第2日曜から11月の第1日曜までがデイライト・セービング・タイム」となっています。
Summer time と言わない?
アメリカでは “summer time” ではなく、”daylight saving time” と言います。
日本との時差は?
日本と太平洋時間の米国西海岸との時差は、スタンダード・タイムでは17時間、デイライト・セービング・タイムでは16時間です。詳細は以下のページをご覧下さい。