雇用労働法・企業法– category –
シャッツ法律事務所 井上奈緒子弁護士
雇用労働法と国際商業取引を含む企業法/ビジネス、企業買収と関連の訴訟を専門としている日本人弁護士です。ここではさまざまな事例を挙げながら、関連分野の米国法についてわかりやすくご説明します。
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第24回 秘密保持契約(NDA)とは?
秘密保持契約(Non Disclosure Agreement-NDA/Confidentiality Agreement)とは、通常、企業間の契約で業務契約を終結する以前の交渉の段階で結ばれる契約で、企業秘密... -
第23回 ワシントン州での担保つき取引について
資金の融資はビジネスのみならず友人同士でも行うことがありますが、貸す側にとっては約束した期日に確実に貸付金が戻ってくることが重要です。借用人が仮に信用のある... -
第22回 国際企業間紛争解決の手段について
私の主な専門分野として国際企業間の契約交渉や新企業の設立を扱っていますが、最近はそれに伴って契約不履行や違反から生じる訴訟問題が多く見られます。今回はそうし... -
第21回 アメリカでの製品品質保証(Warranty)の種類と法的効力
今回は、アメリカで商品を購入・販売する際によく耳にする品質保証についてご説明します。 "Warranty" と "Guaranty" まず保証には "Warranty" と "Guaranty" の2通りが... -
第20回 アメリカの独占禁止法について
独占禁止法は、不正なビジネスを防ぐための法律です。業界での独占権を得るために行われる特定企業間の契約や特定の手段によって、価格つり上げや価格固定などの企業間... -
第19回 I-9 Form に関わる差別問題を防ぐための注意点
2009年より、I-9 Form の内容と手続きが新しく変更されました。変更の内容としては下記などが挙げられます。 1) すべての雇用者が新しく採用する被雇用者に I-9 Form の... -
第18回 不法解雇の事例
今回のコラムでは、増加している不法解雇の主な事例をご紹介します。 1. ある社員が勤務時間外に行った行為に対して責任をとらせるため、解雇した場合 基本的には、勤務... -
第17回 駐在員(出向社員)と現地採用社員の雇用労働条件とその法的権利
外国企業がアメリカに子会社・関連会社を設けた場合、そこでの事業拡大のために必要な人材を採用しなければなりません。多くの企業は本社・親会社から別会社である子会... -
第16回 ワシントン州での事業所設置について ~ なぜワシントン州でビジネスをすると有利なのか?
ここのところ、アメリカの代理業者を通して海外業務を行う日本企業よりも、アメリカに子会社・事業所を設立して独自の企業展開を海外で行う企業が増えてきました。 代理... -
第15回 アメリカで働く外国人のための新しい教育政策
ここのところアメリカでは移民労働者が増加しています。これによって雇用・労働に関する問題も増加していますが、そうした問題の大きな要因が言葉の壁であることが明ら... -
第14回 アメリカの職場でのハラスメントと差別の違い
日本では最近、職場における「モラル・ハラスメント」や「パワー・ハラスメント」が多発していますが、もともとこの概念はヨーロッパから入ってきたもので、アメリカで... -
第13回 ワシントン州の労働災害補償(Chapter 51.32 RCW)について
仕事中にけがをした場合 雇用者は被雇用者に対して保険をかけることを法的に義務づけられており、被雇用者が職場でけがや事故を起こした場合はその保険から費用が負担さ...