![virginia-mason-1 - junglecity.com](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/06/virginia-mason-1.jpg)
新型コロナウイルスのパンデミック、自宅待機、組織的・構造的人種差別に対する抗議活動、山火事、一般選挙、新型コロナウイルスのワクチン完成と接種の開始、そして新型コロナウイルスの変異株の報告・・・と、実にいろいろなことが起きた2020年。さまざまなことを考えさせられた一年を振り返ってみました。ユーザの皆さんにご提供いただいた写真も掲載しております。
アメリカで新型コロナウイルスによる最初の感染者が報告されたのは1月21日。同月15日に中国の湖北省武漢(Wuhan)から帰国したワシントン州スノホミッシュ郡在住の男性でした。
それまでまだ遠いところの話のようだったものが、いきなり近くにやって来たように感じられた人は多かったのではないでしょうか。
1月30日に WHO(世界保健機構)が新型コロナウイルス感染の拡大を公衆衛生上の緊急事態を宣言。
ワシントン州はその後、2月27日にワシントン大学の科学者らがアメリカで最初の市中感染がワシントン州スノホミッシュ郡で発生していることを突き止め、2月29日にアメリカで最初の死者、アメリカで最初のアウトブレイクが起きたことで大きな注目を浴びることになります。
2月29日にはワシントン州のインスリー知事が非常事態を宣言しました。インスリー知事はほぼ毎日会見を行っており、その様子はストリーミングで一般公開されています。
![virginia-mason-2 - junglecity.com](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/06/virginia-mason-2.jpg)
パンデミックの最前線にいるのは、医療従事者と “first responders” と呼ばれる消防員や救急隊員。バージニア・メイソン病院の医療従事者から感謝のメッセージが窓に貼り出されました。
3月初旬にはカークランド市の長期療養施設でアメリカで最初の新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクが発生。同施設ではこれまでに46人が亡くなりました。
アマゾンや Facebook がシアトルのオフィスで新型コロナウイルス感染者が報告されたことから在宅勤務を許可すると社員に通達したのも3月初旬。マイクロソフトなどの IT 企業などが次々と在宅勤務に切り替えました。このあたりから大規模なイベントの中止や延期が発表されるようになりました。
![school lunch](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/03/free-school-lunch-1.jpg)
ノースショア学区はワシントン州ではいち早く3月5日から最大14日間の休校を決定。最後の学期の途中でいきなり先生やクラスメート、友達に会えなくなったことによる精神面への影響が心配されました。今も問題になっています。地域の学校では食事が満足に取れない18歳までの子どもなら誰でも利用できるよう、無料の給食を配布するようになりました。
![uw-nishino-1 - junglecity.com](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/04/uw-nishino-1.jpg)
ワシントン州政府はいきなり徹底的な自宅待機命令を出すのではなく、段階的に規制を発表していました。3月15日に州全域の飲食店にテイクアウトと宅配での営業のみにするなどの指示が出されましたが、そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大防止・治療の最前線にいる医療関係者を支援しようと、さまざまな飲食店が医療機関に食事の寄付を行いました。医療関係の方々をさまざまな方面から応援する動きが生まれ、一般人も金銭や食事を寄付をすることで貢献することができました。
![Social Distancing](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/03/social-distancing-03-16-2020.jpg)
これは3月16日に出された “social distancing” のガイドライン。この時点でもう “social distancing” が一般化してきていましたね。
3月23日にワシントン州全域に自宅待機命令「Stay Home, Stay Healthy」が出され、必要不可欠な仕事に就いている人(essential workers)以外が食料品の購入・医療ケア・エクササイズなど必要不可欠な目的以外で外出することが2週間にわたり禁止されました。
そのため、すべての学校が対面学習を中止してリモート学習に移行しましたが、約9カ月が過ぎた今も一部の私立学校のみが対面授業を希望者に再開しているといった状況です。
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自宅待機が始まったばかりの頃、イギリスの作家マイケル・ローゼンの有名な絵本 『We’re Going on a Bear Hunt(きょうはみんなでクマ狩りだ)』 にインスパイアされて始まったのが「テディベア・ハント」。散歩中の子どもたちにクマ探しを楽しんでもらう遊びで、シアトル地域でもあちこちの窓にテディベアを見つけることができました。感染対策に対する姿勢が個人や家庭でかなり違うことがわかってきたのも、このころからかもしれません。
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自宅検査キットを使って市中感染の状況をより明確に把握するプロジェクト「Greater Seattle Coronavirus Assessment Network(SCAN)」が始動したのは3月23日のこと。日本人の方の体験談も伺うことができました。科学のために、社会のためにと、一般市民が対策や治療のボランティアをすることはアメリカではよくあります。
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各地の公園の遊具も、人が集まるからという理由で使用禁止に。この写真は渡辺佑子さんにご提供いただきました。
![sayuri-tsuji-10 - junglecity.com](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/04/sayuri-tsuji-10.jpg)
マイクロソフトの本社キャンパスにある社員用のフィールドも閉鎖されました。この写真を提供してくださった辻小百合さんはちょうど就職活動を始めるタイミングでパンデミックが始まってしまった時の気持ちを「自宅待機【体験談】(4)「あまり考えすぎずに、自分ができることをしていくしかない」」で話してくださいました。
![masako-hirano-holcomb-stay-home-5 - junglecity.com](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/05/masako-hirano-holcomb-stay-home-5.jpg)
5月4日にワシントン州の経済活動再開『Safe Start』の第1段階が始まりましたが、自宅待機命令は5月31日まで延長されたままでした。そんな中、布マスクを作って寄付するボランティアを始めた方々も。
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アメリカでは仕事でマスクを着ける必要がある人以外、日常生活でマスクを着ける習慣がないため、州政府、州保健局、郡政府、病院などがマスクの着け方を説明を繰り返しています。「鼻と口を覆うこと」という基本からのスタートでした。こちらはシアトルのあるキング郡が5月に出したもの。
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5月5日にワシントン州の経済活動再開『Safe Start』のフェーズ1が始まりました。州政府による4つのフェーズでの経済活動再開計画に基づき、引き続き感染拡大の抑制に努めていますが、7月に経済活動の再開の以降が州全域で保留されています。現在は州内39郡がそれぞれの状況にあわせた経済活動再開のフェーズ2、または3の段階にあります。
![starbucks-reopening-5 - junglecity.com](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2020/05/starbucks-reopening-5.jpg)
5月にスターバックスがカフェの営業を再開。ワシントン州の命令にもとづき、従業員は全員マスク、身体的距離(physical distance)を6フィート(2m)保つように床にも表示されています。
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5月25日にミネアポリス市警の警察官に拘束され手錠をかけられた黒人のジョージ・フロイドさんが膝で首を押さえつけられ呼吸ができず死亡した事件を受け、アメリカの社会の構造的差別、そして警察の黒人に対する構造的差別や暴力への抗議活動が全米に広がりました。シアトルでも29日から31日にかけてインターナショナル・ディストリクトやダウンタウン、キャピトル・ヒルなどで抗議集会が行われ、一部で暴動や破壊行為に発展。数日にわたり、市全域に夜間外出禁止令(curfew)が出されたり、シアトル警察による平和的な抗議活動に対する無差別攻撃が問題になったり。
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そして、これまでもさまざまな抗議活動が行われてきた歴史のあるキャピトル・ヒルの一角に、抗議活動の拠点『CHAZ』ができ、その後、このさまざまな余計な憶測を生んだ名前を『CHOP』に変えて6月いっぱい運営されました。当初はドキュメンタリー『13th』を上映したり、さまざまな演説が行われたりして良い活動もありましたが、自然発生的にできた拠点で主導するグループがいるわけではなく、発砲事件で複数の人が射殺されるといった悲劇的な展開が起きてしまった結果、7月1日に強制的に撤去されました
6月12日には、Black Lives Matter シアトル・キング郡支部主導のジェネラル・ストライキとサイレント・マーチが行われました。動きが派手でメディアが取り上げがちなキャピトル・ヒルの CHOP とは違い、黙って歩く抗議の行進で、小雨が降る中、約6万人が行進しました。
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ワシントン州では徐々にマスクの着用義務が強化され、7月25日(土)からは公共の場(public places)だけでなく、共有エリア(common areas)すべてでマスクの着用が義務付けられています。これには、エレベーター、廊下、アパートの建物内、ホテル、モーテル、大学、長期介護施設、老人ホームも含まれます。シアトル・キング郡公衆衛生局の新しい「マスクの着け方指南」は図解でわかりやすい。
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この写真は Kanako さんにご提供いただいたキットサップ郡ポート・オーチャードの The Whole Horse Place です。「シアトルから1時間以上かかりますが、自宅待機で生活環境が激変し、ストレスいっぱいな子どもたちには、こういった息抜きも必要です」と、Kanako さん。大人だけでなく、子どものメンタルケアはとても大事ですよね。6月22日~6月26日の「Good morning! 午前6時のシアトルです」でご紹介しました。
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この写真は、「雨が降らない限り、13歳の息子さんと自転車で毎日約12マイル(約19km)走っている」という Hideyo さんにご提供いただきました。「気分によって目的地を替えながら、レドモンドやカークランド、シアトルまで走っています。新緑と青空が心地良い季節でやる気もアップです」。こちらも6月22日~6月26日の「Good morning! 午前6時のシアトルです」でご紹介しました。
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サマミッシュ・リバー・トレイルにも、身体的距離を維持することを呼びかけるサインがあちこちに立てられています。
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さまざまなイベントが中止される中、7・8月にレドモンド市の広大なメリムーア公園でドライブインシアターが開催されました。車の中にすわって映画を鑑賞する形式で、同居していない人との距離を維持しながら非日常を味わえるとあって、チケットは完売。
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ワシントン州の経済活動再開計画のフェーズ2に入った郡では社会的距離を維持して屋外席を設置することができるようになりました。ワシントン大学のそばにあるモールのユニバーシティ・ビレッジは一部の車道を屋外席にして対応することに。「パンデミックの中でも新しく開店 シアトル市内近郊の注目のレストラン&カフェ」でご紹介したように、パンデミックの中でも新しく開店するレストランもありました。
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8月、約半年ぶりにカークランド市のカフェ 『Urban Coffee Lounge』へ。カフェの床にはもちろん6フィート(2m)の身体的距離を維持するためのステッカーが貼られています。立ってはいけないところには黄色の線が。
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テーブルには消毒済みと書かれたカードが置かれていました。安心感が増すようにとの工夫が感じられます。
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2021年10月に始まる2021-2022年シーズンに NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)にデビューするシアトルのチーム『Seattle Kraken』 のチームストアが、シアトル市内のサウス・レイク・ユニオンに8月21日に開店しました。店内に入れる人数が州の命令で制限されているので、マスクをしたファンが身体的距離を維持しながら行列していました。
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一時期は営業が禁止されていたファーマーズ・マーケットが再開され、入場者数を制限しながら営業が続いています。やっぱりローカルの旬のものがたくさん手に入るって、ありがたいことですね!生産者さんたちには感謝しかありません。
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シアトルの観光地パイク・プレース・マーケットも、夏の観光シーズンにしては非常に人が少ないものの、少しにぎわいが感じられました。
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シアトル市内近郊を結ぶキング郡のメトロは3月21日から運賃を無料にして運行していましたが、10月1日から運賃の徴収を再開。車両の前部のドアから乗車して運賃を支払うことができるよう、運転席と乗客を仕切る感染対策のプレキシグラスのパーティションを設置しました。また、一部のバスにマスクのディスペンサーの設置、乗客数の制限など、さまざまな変更があります。
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9月はワシントン州も山火事の煙による大気汚染の被害がひどくなりました。9月11日からいきなり悪化し始め、翌12日には空がオレンジ色に・・・。
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9月13日には、木々の向こうに見えるはずのスペースニードルが見えない状態になりました。このころ、シアトルの大気汚染が世界ワースト1位に。シアトル・マリナーズが9月18日から20日(日)まで本拠地でシアトルで予定されていたサンディエゴ・パドレスとの3連戦をサンディエゴで開催せざるを得なくなるなど、さまざまな方面に影響を及ぼしました。
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9月14日は『Very Unhealthy』だった大気質指数(AQI)が、9月19日には『Very Good』に改善。アメリカでよく見聞きする AQI(エーキューアイ)とは、Air Quality Index の頭文字を取ったもので、大気の質を表す指数のこと。これを機に改めて説明ページ「山火事とアメリカの大気質指数(AQI)」を作りました。
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山火事の煙がなくなったシアトル。素晴らしい青空ですね。ただただ、青空に感謝しました!
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シアトル市が、ウォーキングやサイクリングが楽しめるようにレイク・ワシントン沿いの Lake Washington Blvd などの一部を車両通行止めに。感染対策をしながらアウトドアを楽しみ、アクティブに過ごそうということで、この写真では人はほとんどいませんが、天気のいい日はたいていそこそこの人出があります。
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ピュージェット湾地域に10数店舗を展開しているカーウォッシュの 『Elephant Car Wash』 が、1956年から営業してきたダウンタウン店を閉店。過去数年にわたり赤字が続いていること、周辺の治安に問題があることが原因だそうですが、あの笑顔のピンクの象は MOHAI に寄付されることに。さみしくなりますね。
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季節は秋。U-Pick にもパンプキンが加わりました。この写真は Eiko さんがご提供くださったスノホミッシュにある Craven Farm。このファームのコーンメイズ、パンプキンパッチが人気です。こちらは「10月5日~10月9日: Good morning! 午前6時のシアトルです」でご紹介しました。
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ハロウィンと言えば Jack-O-Lantern。今日の写真は Rika さんにご提供いただいたもので、左には2021年が良い年になりますようにという願いを込めて『Onward』、右は平等な社会の実現に多大な貢献をされ、2020年に亡くなった最高裁判事 RBG(ルース・ベーダ―・ギンズバーグ)への感謝をこめて『Thank you, RBG』というタイトルをつけたそう。こちらは「10月19日~10月23日: Good morning! 午前6時のシアトルです」でご紹介しました。
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2020年の主要ニュースの一つは選挙。まとまったページ数のある有権者パンフレットからわかるように、今回の一般選挙は知事や議員、法律などへの投票、そして大統領選挙への投票もありました。この写真は期日前投票を済ませた N さんにご提供いただきました。
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ワシントン州は全面的に郵便投票を導入している州で、期日前から当日まで、各地に設置された投票箱に投票用紙を投函することができます。結局、郵便投票を妨害する動きに負けることなく、2020年の一般選挙でワシントン州の投票率は84.14%と、2008年に記録した84.6%をわずかに下回りましたが、投票した有権者は11月24日時点で登録有権者約490万人のうち411万6894人にのぼり、ワシントン州史上最高を記録しました。
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「2020年アメリカ合衆国大統領選挙 仕組みと日程をざっくり解説」で主な選挙ニュースをシェアしてきましたが、今年も本当に大変な選挙でしたね。現時点ではもうジョージア州の上院決選投票(run off election)から目が離せません。というのも、もし民主党候補が2議席とも確保すれば、民主党が上下両院の主導権を握ることになるからなんですね。投票者数は過去最多となる見通しだとか。投開票日は2021年1月5日ですが、Bloomberg によると「結果判明まで数日あるいは数週間かかる可能性がある」とのこと。またここぞとばかりに陰謀論や誤情報を拡散して対立を煽る輩がいそうです。
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これまでどおりのイベントとは違う方法で開催されるイベントも。シアトルのフィニー・リッジにあるウッドランド・パーク動物園は、ホリデーシーズンに開催するライトアップをこれまでのようにツリーにライトをつける方法ではなく、ライトアップしたランタンを配置する方法を採用しました。新型コロナウイルス感染症対策で入場者数を制限するため、事前に日時を指定したチケットを購入する必要があり、屋内の施設には入れないといった対策が実施されています。
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感染対策の一環でジムやフィットネス・センターの屋内営業が禁止されているので、冬になってもアクティブに過ごすとなるとアウトドアに出かけるのが手っ取り早いですね。この写真は Yukako さんにご提供いただいたメイソン・レイク(Ira Spring Trail)です。こちらは「11月16日~11月20日: Good morning! 午前6時のシアトルです」でご紹介しました。
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シアトルではスペースニードルでの大晦日のカウントダウン花火が恒例となっていますが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、2020年の大晦日は打ち上げを行わないことが決定しました。その代わり、実際の映像とスカイマッピング技術を使い、「これまで以上に大きな感動を視聴者にもたらすように設計された」新しいバーチャルのライトショーが公開されるとのこと。スペース・ニードルの周辺やシアトル・センターではあちこちがライトアップされています。この写真は Julie さんが提供してくださいました。
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12月14日、アメリカのファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチン第1弾が14日にワシントン州に到着。このパンデミックが始まった時は、12月にはワクチンができて接種が始まるとは思いもしませんでしたね。
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12月中旬に羽田からシアトルに来られた Masako さんがご提供くださった、シアトル・タコマ国際空港の外の写真。「空港内の連絡線はすいていて、外の出迎えの車もガラガラ」。こちらは「12月14日~12月18日: Good morning! 午前6時のシアトルです」でご紹介しました。TSA の発表によると、クリスマス明けの12月26日からは連日100万人以上が飛行機を利用していることがわかっています。
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パンデミックが始まり、さまざまな感染対策で営業方法に変化を強いられている飲食業界や小売業界のことが話題にならない日はありません。レストランやカフェはまだ屋内の飲食サービスが禁止されているので、お店によっては屋外パティオを充実させています。ここから3枚の写真は Haruka さんがご提供くださいました。
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バラードは外に席を設けているレストランが多く、寒くても外食している人が結構いるそう。簡易暖炉や、こんなふうにドーム型のカバーの席を用意している店も。外食をしたい方は、検討してみては。
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地元の提携店で10%オフになるクーポン。すてきですね。
この一年にあったことすべてをここでカバーすることはできませんが、これだけでも実にいろいろなことがあったことを振り返っていただけたかと思います。
「やっぱり地元を応援したい!」
長年にわたりシアトルの情報を提供しているジャングルシティの気持ちはこれに尽きます。
2021年もやるべきことを工夫しながらやっていきますので、引き続き応援よろしくお願いします!