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新型肺炎、ワシントン州スノホミッシュ郡の男性が感染 アメリカで初

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CDC(疫病予防管理センター)は21日、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の米国初の患者をワシントン州で確認したと発表しました。

疫病予防管理センターによると、患者は今月15日に中国の湖北省武漢(Wuhan)から帰国した男性で、帰国後に症状が出たことから医療機関で受診し、新型コロナウイルス(2019 Novel Coronavirus: 2019-nCoV)に感染していることが確認されました。

ワシントン州保健局は、患者は30代の男性で、15日にシアトル・タコマ国際空港に到着し、数日後に症状が出たため受診し、現在はシアトルの北約31マイル(約50km)のエベレット市にある Providence Regional Medical Center に入院していると発表しています。また、一般市民へのリスクは低いとしながらも、疾病管理予防センターおよびスノホミッシュ郡保健地区と協力し、患者と接触した可能性のあるすべての人を特定し、連絡しているとのことです。特定された個人は、発熱および呼吸器症状を監視されることになります。

シアトル・タイムズによると、昨年12月に武漢で確認された新型コロナウイルスによる肺炎の感染者はその後増え続け、患者数は約300人、武漢では6人が死亡したことが確認されています。当初は動物から人に感染すると考えられていましたが、現在は人から人への限定的な感染が起きていることを示唆する兆候が増えているとのことですが、はっきりしたことはわかっていません。中国以外では台湾、日本、タイ、韓国で感染が確認されていますが、アメリカが5番目となりました。

NPR によると、アメリカ政府は17日からニューヨークのケネディ国際空港、サンフランシスコ国際空港、ロサンゼルス国際空港で感染者が見つかった地域からの旅行者の健康状態の確認を行っていますが、21日午後に行われた記者会見で、シカゴのオヘア国際空港とアトランタのハーツフィールド=ジャクソン国際空港でも乗客の体調の確認を行うと発表しました。武漢からアメリカに入国する乗客は全員がこの5つの空港のどれかに集められ、検査を受けることになります。



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