W杯 シアトル第4戦、エジプトとイランが激突
6月26日にシアトル・スタジアムで行われたエジプト対イランの一戦は、1対1の引き分けに終わりました。試合の中身もさることながら、街をあげてのプライド週間と重なったことで、サッカーファン以外からも注目を集める一日になりました。
- 試合は立ち上がりから動きの速い展開となりました。開始5分、エジプトが先制。しかし、前半14分、イランがゴールを決め、同点に追いつきます。
- その後、後半にイランが押し込んだシュートはオフサイドと判定され、得点は取り消されました。試合はそのまま1対1で終了しました。
- この結果、エジプトはグループ2位となり、決勝トーナメント1回戦へと駒を進めました。
- イランは勝ち点3でグループ3位となり、悲願のグループステージ突破の可能性を残しましたが、グループJのアルジェリア対オーストリア戦が3対3の引き分けに終わったことで、グループ4位となり、敗退が決まりました。
- 今年2月末に米国がイランの爆撃を開始したことで軍事的な緊張が高まっているため、イラン代表は当初予定していたキャンプ地を変更せざるを得なくなり、メキシコへ拠点を移すことになりました。さらに米国内で試合を終えるたびに、速やかな国外への移動を求められたため負担が大きいとイラン代表が訴えていました。この問題は解決に至らないままとなっています。

W杯 イランとエジプトの代表チーム、シアトルに到着 試合前夜の動き
6月26日に対戦試合を控えるイランとエジプトの代表チームが24日にシアトルに到着しました。
- 米国の国土安全保障省(DHS)はイラン代表の入国制限を一部緩和し、試合前日ではなく、試合2日前のシアトル入りを認めました。
- イラン代表チームはシアトルでの試合終了後、同日内に米国を出国することが条件とされています。
- エジプト代表はカナダのバンクーバーでの勝利後、シアトルへ直行することを求めましたが、FIFAは警備体制の準備が間に合わないとして却下。エジプト代表は一度ワシントン州東部のスポケーンに戻った後、24日にシアトル入りし、同日夜にトレーニングを行いました。
- シアトル市はスタジアム周辺に複数の指定抗議区域を設け、ケイティ・ウィルソン市長は「抗議活動が起きることは十分に想定しており、当局は準備できている」と述べています。
- 6月26日の試合はプライド・ウィークエンドと重なっており、FIFAはレインボーフラッグのスタジアム内への持ち込みを認めています。
W杯シアトル第3戦:ボスニア・ヘルツェゴビナがカタールに3-1で快勝
6月24日、シアトルのルーメン・フィールド(シアトル・スタジアム)で、ボスニア・ヘルツェゴビナがカタールを3-1で下しました。
- 前半29分と34分に立て続けに得点し、2-0とリードを広げたボスニア・ヘルツェゴビナ。カタールは前半42分に1点を返しましたが、後半80分にボスニアが追加点を決めて試合を締めました。
- ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は今大会初勝利。グループ3位を確定。グループリーグ突破の可能性を残しています。
- カタールは2大会連続でグループリーグ敗退が決定しました。

米国対オーストラリア戦 FOX中継を見た視聴者数は1,621万7,000人
6月19日にシアトルで行われたW杯 米国対オーストラリア戦(2-0)の視聴者数を FOX が発表しました。視聴者数の合計はなんと1,621万7,000人。ピーク時には2,121万9,000人が同時視聴していました。
- 2020年のNFLクリスマスゲーム以来、金曜午後の地上波放送として最高記録です。
- 地域別の視聴率(レーティング/シェア)も注目です。シェアとは、その時間帯にテレビをつけていた世帯のうち何%がこの試合を見ていたかを示す数字です。
1. カンザスシティ:9.42/41
2. シアトル:8.26/44
3. ボストン:7.89/34
- 視聴率トップはカンザスシティですが、シェアではシアトルが全市場で最高の44%。テレビをつけていた家庭の約半数がこの試合を見ていたことになります。
シアトルのライトレール、1日の乗客数28万人で過去最多記録
6月19日にシアトル地域のライトレールの乗客数が約28万人を記録したことがわかりました。サウンドトランジット(Sound Transit)の速報値によると、2026年2月のシーホークスのスーパーボウル・パレード時に記録した22万人を大きく上回り、開業以来最多となっています。

シアトル美術館の職員130人が組合を設立 94%の賛成で可決
シアトル美術館(SAM)で働く職員130人以上が、2026年6月17日の投票で圧倒的な賛成多数により組合の設立を決めました。投票は全米労働関係委員会(NLRB)の管理のもとで行われ、136人の有権者のうち97人(94%)が賛成票を投じました。反対はわずか6票。
- 組合の名前は「Seattle Art Museum Workers United(SAMWU)」。シアトル美術館、シアトル・アジア美術館、オリンピック・スカルプチャー・パーク、3か所すべての職員が対象で、キュレーション・教育・施設管理・マーケティングなど21の部署にまたがります。
- 職員たちが求めているのは、大きく3つ:賃上げ、医療保険や退職給付など福利厚生の充実、正当な理由がなければ解雇されない権利(現在は「at-will(随時解雇可能)」だが、これを「just-cause」に変更)
- 美術館側は投票結果を受け入れ、誠実に交渉に臨む意向を示しています。

シアトルとワシントン州西部に高温注意報
ワシントン州西部に6月22日(月)から高温注意報(Heat Advisory)が出ています。シアトルや周辺地域では6月24日(水)の午後11時まで、ベリンハムなど州北西部の一部では6月23日(火)の午後11時まで有効です。
- 今回の暑さは夏至の翌22日から始まり、22日と24日は最高気温が80度台(摂氏約27~32度)、23日は場所によっては90度前後(摂氏約33度)に達する見込みです。
- 夏のシアトルで90度を超える日は年に3日ほどしかなく、この時期の平均気温(約20~22度)を大きく上回る暑さとなっています。
- 夜の気温も50度台から60度台前半(摂氏約13~17度)と高めで、体が休まりにくい状況が続きます。
- 今回の注意報の対象地域は広く、シアトル市内、イーストサイド(カークランド・レドモンド・ベルビュー周辺)、エベレット・マリズビル地域、リンウッド周辺、タコマを含むピアス郡、スノホミッシュ郡、キング郡の丘陵部・谷間、キットサップ郡東部、さらにベリンハムやマウント・バーノンなどワシントン州北西部にも及んでいます。
- 25日からは海からの風が入り、気温は60~70度台(摂氏約15~25度)まで下がる見通しです。週末には雨が降り、ようやく涼しくなりそうです。
- 水分をこまめに取りましょう。のどが渇いていなくても、定期的に水を飲むことが大切です。
- 日中の暑い時間帯は、なるべく冷房の効いた場所で過ごすようにしましょう。公共の冷房スポット(クーリングセンター)については、wa211.org か電話211(平日)で確認できます。屋外での運動や作業は、朝早い時間か夕方以降に移しましょう。やむを得ず日中に外で動く場合は、日かげで休憩を取りながら進めてください。
- 子どもやペットを車の中に残さないようにしてください。車内は短時間で危険な温度になります。
- 6月24日は正午にルーメン・フィールドでワールドカップの試合があります。気温はキックオフのころに80度前後(摂氏約27度)になる見込みで、紫外線も強い状態です。会場に向かう際は水分、日焼け止め、帽子を忘れずに。
米国代表、決勝トーナメントへ 決勝トーナメント1回戦に勝てば再びシアトルへ
米国が7月1日にサンタクララで行われる決勝トーナメント1回戦(Round of 32)に勝利した場合、7月6日に行われるベスト16(Round 16)の試合でシアトルに戻ってくることになります。
- 米国は6月19日にオーストラリアを2対0で下し、さらにパラグアイがトルコを1対0で破ったことでグループDの1位通過が確定しました。
- シアトルではそもそも6試合の開催が保証されています。しかし、6月19日に続いて米国代表の試合を開催できれば、別次元の歴史的な日となることが予想されます。


