お魚豆知識– Seafood News –
ワシントン州で味わえるいろいろな魚について、宇和島屋鮮魚部の沖さんが解説します。
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イボダイ(疣鯛、英名:butterfish、pompano)
イボダイは、体長12cm~18cm程度の小型魚。銀灰白色で、体表はシマアジに似た押型線が浮き出ており、体表面より粘液を出す性質があります。これがバターを塗ったように... -
マナガツオ (真名鰹、真魚鰹:Pomfret)
マナガツオは、「西海にサケなし、東海にマナガツオなし」といわれ、市場の魚の中で高級魚の部類に入る魚。カツオの名がついていても、カツオとは格好もまったく異なっ... -
テイラピア(川雀、カワスズメ、英名:tilapia)
ティラピアの原産地はケニアやモザンビークなどのアフリカ大陸南東部。雌が卵・仔魚を口内飼育するため繁殖が容易で、食性がプランクトン種などで動物性飼料を必要とし... -
カズノコ (数の子:Herring Roe)
カズノコはニシンの卵を塩蔵したもので、「数の子」という名は子孫繁栄を意味するとされ、お正月に欠かせない食材となっています。 宇和島屋では、お正月用に毎年6月に... -
イイダコ (漢字名:飯蛸、分類:八腕形目マダコ科、英名: Octopus)
イイダコは軟体動物のマダコ科で、脚は胴頭部の2倍の長さにもなりますが、体長は腕まで加えて25センチに満たない程の小さなタコです。一般に灰紫ですが、体の色は変化し... -
たらこ・明太子 (Pollock Roe)
たらこはスケトウダラ(pollock)の卵巣を塩蔵したもので、明太子(pollock roe)はそれに唐辛子を加えて漬け込んだものと思われている場合が多いようです。 しかし、九... -
サバ (鯖:Mackerel)
サバの仲間と言えば、通常、マサバやゴマサバやゴマサバを、またマグロの仲間と言えばクロマグロやキハダのようなマグロを連想し、両者には関連がないと一般的に思われ... -
ナマコ (海鼠:Sea Cucumber、分類:ナマコ綱)
黒色と茶褐色のものがあるナマコは、その姿形がキュウリに似ているためか、英語では "sea cucumber" と呼ばれています。 全身がやわらかいので、軟体動物と思われがちで... -
イクラとスジコ (筋子)(1)
イクラ ロシア語の「Ikra」に由来する「イクラ」は、元来は「魚の卵」という意味ですが、日本ではその塩蔵品を指します。 イクラの作り方を簡単に説明しますと、鮭鱒の... -
イクラとスジコ (筋子)(2)
スジコ 主に8月下旬から11月にかけ北海道で漁獲され、日本の正月用の新巻きの主な材料となるシロ鮭(一般には秋サケと呼ばれる)は、良質な塩イクラの原料としても非常... -
メカジキ (漢字名:女梶木、分類:スズキ目メカジキ科、英名:Sword Fish)
カジキの仲間は大きくメカジキ科とマカジキ科に分けられます。その大きな違いは、メカジキ科には腹びれがなく、マカジキ科にはあることです。 カジキは漢字で「梶木」や... -
ドジョウ (漢字名: 泥鰌、分類:コイ目ドジョウ科、英名:Amur Weatherfish)(2)
ドジョウ料理の中で最も人気のあるのが、ささがきゴボウと骨抜きドジョウをだしで煮たものに、溶き卵を加えてしばらく蒸した『柳川鍋』。 その他には、ドジョウを丸ごと...