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たらこ・明太子 (Pollock Roe)

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たらこ・明太子 (Pollock Roe)

たらこはスケトウダラ(pollock)の卵巣を塩蔵したもので、明太子(pollock roe)はそれに唐辛子を加えて漬け込んだものと思われている場合が多いようです。

しかし、九州ではたらこと明太子は同じもので、博多名物の唐辛子漬けのものは「辛子明太子」と呼ばれていますが、北海道では塩蔵をたらこ、辛子入りを明太子と区別しているようです。どうやら九州を含む各地ではたらこと明太子の区別の仕方が異なるようです。

弊店で取り扱っているやまや社製品は、同社の本社が博多のため、唐辛子を加えて漬け込んだものを「辛子明太子」と呼んでいます。

ちなみに、明太子の語源は朝鮮語でスケトウダラを意味する「メンタイ」が由来となっています。

日本独特の風味の辛子明太子は、福岡県の博多で作り出されたもの。昭和24年に初めて「辛子明太子」と名付けられて発売され、北に広がるに従って、たらこの辛子漬けを「明太子」と呼ぶようになりました。

親魚であるスケトウダラは、中国語では「明太魚」(ミュンタイユー)であり、ロシア語では「ミンタイ」です。

そして、北海道ではスケトウダラの干し物を「メンタイ」あるいは「ミンタイ」と呼んでいます。

つまり、親のスケトウダラ干し物が北で「メンタイ」と呼ばれ始め、その卵は南から明太子「メンタイコ」として広がっていったのです。

掲載:2005年5月

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