運輸保安局(TSA)は、TSA PreCheck 会員向けの新しい特典「Gateside by TSA PreCheck」の運用を開始しました。これは、飛行機への搭乗券を持たない人でも、事前申請すれば空港の保安検査(セキュリティ)を通過してゲートまで入れるというプログラムです。ただし、現時点で対象は全米13空港に限られており、シアトル・タコマ国際空港(SEA)は含まれていません。
「Gateside by TSA PreCheck」とは
TSA 公式発表によると、この制度は TSA PreCheck 会員(またはKnown Traveler Number=KTN保有者)が対象です。利用希望日の1〜3日前に TSA.gov/gateside からオンライン申請し、承認されれば当日、REAL ID など身分証明書を提示して TSA PreCheck 専用レーンから入場できます。パスは無料で、有効期間は当日1日限り。同日中の再入場も可能です。
TSA PreCheck は、米国市民、米国籍者、永住権(グリーンカード)保持者、現役軍人、米国在住者など、身元確認を経て会員となる有料プログラムです。会員数は2024年8月時点で全米2,000万人を超えたと発表されています。
なお、保安検査自体は通常どおり行われ、検査そのものが簡略化されるわけではありません。

現在の対象は13空港 シアトルは含まれず
現時点で対象となっている空港は次の13空港です。
- ロサンゼルス(LAX)
- ダラス・フォートワース(DFW)
- ラスベガス・ハリー・リード(LAS)
- サンディエゴ(SAN)
- ソルトレイクシティ(SLC)
- フェニックス・メサ・ゲートウェイ(AZA)
- コロンバス・ジョン・グレン(CMH)
- デトロイト(DTW)
- ウィチタ(ICT)
- インディアナポリス(IND)
- リトルロック(LIT)
- オクラホマシティ・ウィル・ロジャーズ(OKC)
- オマハ・エプリー(OMA)
シアトルは独自プログラム「SEA Visitor Pass」を提供
シアトル・タコマ国際空港には2019年から独自に運用している「SEA Visitor Pass」プログラムがあります。これは今回の TSA Gateside とは別制度で、TSA PreCheck 会員でなくても申請でき、家族や友人をゲートで出迎えたい・見送りたい場合に利用できます。
この場合に通過するのは通常の保安検査で、TSA PreCheck のような優先レーンは利用できません。詳細は下記でご覧ください。


