新型コロナウイルスの感染者の急増と入院の増加を受け、CDC(疾病予防管理センター)は19日、「感謝祭は同居している人とのみ祝うことが最も安全」「今年は旅行を延期し、家にいることが、自分や他人を守る最善の方法」とする新しい指針を発表しました。
CDC は、同居していない家族や友人と集まることで新型コロナウイルスやインフルエンザの感染を広げる可能性が増えると改めて指摘し、"your own household" を、"those who have been living together in one home for the past 14 days or more" と、明確に定義しました。
これは、「過去14日間以上、一つの住居で一緒に暮らしている人」という意味です。
今回発表された指針には、「家族や友人との小規模の集まり」「集まりを企画すること・参加すること」「ホリデーの小規模の集まりでの飲食」「旅行・宿泊」などについての指針の詳細が掲載されています。
その詳細に含まれている「旅行を検討している場合に自分自身と自分にとって大切な人たちに事前に尋ねるべきいくつかの重要な質問」を日本語でまとめました。CDC は、「これらの質問のいずれかに対する答えが "Yes" である場合、バーチャルな集まりの主催や旅行の延期など、他の計画を立てることを検討する必要がある」としています。
- あなたや、あなたが同居している人、またはあなたが訪問する相手は、COVID-19に感染して重篤化するリスクが高いですか?
- あなたが住んでいる地域や訪問先で、感染者が多いですか、または増加していますか?最新の感染者数については、CDC の COVID Data Tracker を参照してください。
- あなたが住んでいる地域や訪問先の病院は、COVID-19感染者があふれかえっていますか?それを知るには、州と地方の公衆衛生局のウェブサイトを確認してください。
- 自宅や目的地が旅行者に義務付けている要件や制限はありますか?旅行する前に、州および地域の要件を確認してください。
- 旅行前の14日間に、あなたや訪問先の人たちは、同居していない人たちと濃厚接触したことがありますか?
- あなたの旅行計画にはバス、電車、または飛行機での旅行が含まれていて、それによって6フィート離れていることが難しくなる可能性がありますか?
- 同居していない人と一緒に旅行する予定ですか?