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シアトル留学生カフェ探訪 第64回『Cafe Besalu』

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みなさん、こんにちは!小百合です。

真美さんのご紹介にもありましたが、先週末はシアトル市内のバラード地域にある、海に面したゴールデン・ガーデンズ・パークで今年初のバーベキューをしてきました。

友達の誕生日会を兼ねていたので、早めに着いて準備をし、主役が来る時に全員で彼女の顔のお面をつけて出迎えるというサプライズに成功。日本では1年ほど前に「手作りお面を使った誕生日サプライズ」が女子高生の間で流行っていたらしく、メンバーは誰も女子高生ではありませんが面白そうだったので採用してみました。何も知らなかった主役からは、「海辺で変な人達がバーベキューをやってると思いきや自分の顔だったからびっくりした」というごもっともな感想をもらいました。皆さんも夏に海辺でお面サプライズ、機会があればぜひやってみて下さい!(笑)

ちなみに、アメリカのほとんどの州では、公園や路上など公共の場で飲酒をすることは禁止されています。コンビニの前でもお酒を飲める日本とはまったく違うことを私も学びました。外でパーティをする時はアルコールを持ち込まないようにしましょう。

さて、6月のテーマは「ベーカリーカフェ」。手作りのパンを焼いて販売し、カフェも営業しているお店を紹介していきます。

それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第64回のスタートです。

Cafe Besalu

今回訪れたのは 『Cafe Besalu』 という、バラード地域の中心部にあるフレンチ・スタイルのベーカリーカフェ。20年近く営業していて、週末はもちろんのこと、平日も多くの人が訪れるという人気店です。

Cafe Besalu

カフェや雑貨屋などの小さなお店が並ぶ通りにあり、路上駐車も簡単にできるので、バラードのローカルな雰囲気を味わいたい方は歩いて回ってみるのも楽しそうです。

Cafe Besalu

ペイストリーとドリンクをテイクアウトで購入するお客さんも多くいましたが、この日は店内の混雑もあまり長くなく、中でゆっくりすることができました。

Cafe Besalu

席に座って周りの雰囲気を伺うと、向かいの人との会話に花を咲かせていたり、家族でパンを分け合いっこしていたり、ドリンクを片手に本を読んでいたりと、それぞれの時間を過ごしています。

シアトルのこのような小さなお店では、店員さん同士が楽しそうにお喋りをしながら働いている姿をよく見かけます。同店も店員さんみんなの仲が良いのが一目でわかり、お店全体がとてもアットホームな雰囲気で包まれていました。
私が留学した最初の頃は、「仕事中にあまりにもリラックスしすぎなのでは?」と文化の違いに多少戸惑いましたが、今は慣れて、お喋り好きな私はその会話に加わりたいとまで思うようになりました(笑)。

Cafe Besalu

さて、今回私が注文したのは手前のチョコレート・クロワッサンとラテ、そして同伴してくれた友人はブルーベリー・デニッシュとチャイティー・ラテを購入しました。

チョコレート・クロワッサンは当店の人気メニューの一つ。外はサクサク、中はもっちりしていている上に、チョコレートの味も濃厚でした。甘さもちょうど良く、かなり膨らんだクロワッサンだったので一つ食べ終わる頃には私のお腹も十分に満足。

そしてラテ。同店では 『Herkimer Coffee』の豆を使っていると知った時、『シアトル留学生カフェ探訪』第2期の文(あや)さんが『Herkimer Coffee』にてインタビューした際の記事で「ラテが美味しかった」と書いてあったのを思い出したので注文してみました。飲むとコーヒーの味が瞬時にわかるほどミルクとのバランスが取れていて、まさに「これだ・・・!」というものに出会えたような感動を味わいました。

食事がひと段落し、店内が少し落ち着いてきた瞬間を狙ってインタビューへ。カフェ探訪のブログを始めて今回で3件目ですが、いまだに話に行く直前は緊張感が体の中を走ります(笑)。

Cafe Besalu

そんな笑顔がひきつっていたかもしれない私に優しく対応して下さったのが、マネージャーのペイジさん。キャッシャーの奥でパンを作る姿はとても忙しそうでしたが、インタビューについて伝えると、快く引き受けてくださいました。

Cafe Besalu

同店で1日に作るパンやペイストリーは20~25種類で、作業は毎朝4時に開始。週末は固定されたメニューに加え、ピスタチオ・クロワッサンなどの季節限定のものを作ることもあるそうです。

Cafe Besalu

人気メニューはプレーンのクロワッサン、ハム&スイスチーズの入ったクロワッサン、そして私も注文したチョコレート・クロワッサン。フレンチ・スタイルのベーカリーとしてクロワッサンが2種類もランクインしているのは誇らしいことですよね。「パンとペイストリーの材料は、ワシントン州産の小麦粉を使ったりして、なるべく地元で取り入れるようにしています」と、ペイジさん。

Cafe Besalu

店内の壁に飾られた、世界中から集められた小さなシュガーバッグたち。実は同店の「Besalu」という名前は、初代オーナーのジェームズさんがスペイン旅行に行った際、べサルという小さな街を大変気に入ったことからついたそう。

ジェームズさんはペイストリー・シェフとして数々の賞を取るほどで、2000年に同店を創業して以来その名が知られるようになりましたが、約2年前に奥さんとべサルに引越し、同店を『Herkimer Coffee』のオーナーに譲ったそうです。

「オーナーは変わったけど、新しいメンバーも以前の作り方を保って同じ味が提供できるように日々努力しています」と話すペイジさん。一つの場所で、人が変わっても作業が受け継がれて行く姿は、長年愛され続けるお店の特徴なのかもしれません。

Cafe Besalu

こちらはバラードの歴史を伝える数々の写真。。「MOHAI」(モハイ)と呼ばれるシアトル歴史産業博物館で働く人がコレクションしてくれたそうで、地域活性化という目標の下に、ローカルアーティストの活躍とバラードの歴史を大切にしていきたいという思いが込められているそうです。

皆さんも、『Cafe Besalu』 を訪れた際はぜひこちらの写真たちにも注目してみてください。

Thank you for a good time and coffee!

次は、最近友人の結婚式に参加し、幸せをお裾分けしてもらった彩乃さんです。

Cafe Besalu
【住所】5909 24th Avenue NW, Seattle(地図
【席数】店内約7席 / テラス3席
【公式サイト】https://cafebesalu.com
【Wi-Fi】なし
【電源】なし

辻小百合

辻小百合(Sayuri Tsuji)
ベルビュー・カレッジに正規生として2016年春から留学中。現在は同大学でデジタルマーケティングの学士号を取得するため、授業で山ほど出る課題とプレゼンに日々追われる毎日。2019年にやりたいことは、カフェ、古着屋巡りとハリーポッターの本を全巻読むこと。

掲載:2019年6月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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