ワシントン州では、6月下旬から9月にかけてブラックベリーが実り、夏から初秋にかけて一番多く採れる時期を迎えます。ファーマーズ・マーケットでも買えますが、道ばたや空き地、川沿いなどに自然に生えているので、持ち帰ってスムージーやジャムに使ったりと、夏らしい楽しみ方ができます。春に白い花が咲き、できた実は緑から赤へと色を変え、全体が黒くなった頃が食べごろです。
採る前に確認したいルール

公有地で採るときは、管理する機関によって決まりが異なるので、出かける前に確認しましょう。例えば、ワシントン州法では、個人で食べる分に限り、1人1日2ガロンまでの果実の採取が認められています(掲示で別途制限がある場合を除く)。一方、シアトル市の公園など都市部の公園では、果実を含む植物の持ち出しが条例で禁じられているところもあります。私有地には立ち入らず、周りの自然にも配慮しながら、現地の表示や自治体の案内に従ってください。
採るときの注意点

地面に近い実は土やほこりが付きやすいため、なるべく手の届く高い位置の実を選びましょう。持ち帰った後は、食べる前に流水でしっかり洗ってください。
ブラックベリーの茎には大きな棘があります。刺さると強く痛むので、採るときは厚手の手袋や長袖を身につけると安心です。
ブラックベリーは栄養がたっぷり

米農務省(USDA)の調べによると、ブラックベリーは100グラムあたり約15ミリグラムのビタミンCを含み、一日に必要な量の2割以上をとれます。そのまま食べるのはもちろん、冷凍すれば長く保存でき、スムージーやパイ、ジャムなどいろいろな食べ方ができます。
外来種としてのブラックベリー

道ばたでよく見かけるこの品種は、ヒマラヤブラックベリーと呼ばれる外来種です。名前とは違い、もとはアルメニアや北イラン周辺原産とされています。1885年に米国へ持ち込まれてから、ワシントン州西部を含む各地へ広がっていきました。増える力が強く、庭などに根づくと取り除くのが大変なため、ワシントン州では「取り除くことが義務ではない、注意すべき外来種(クラスC)」とされています。

