シアトル・サウンダーズ FC
シアトル・サウンダーズFCは、MLSの15番目のクラブとして2007年11月に創設されました。2014年にはレギュラーシーズン1位のチームに与えられるMLSサポーターズ・シールド賞を受賞。また、2009年から2011年にかけて、U.S.オープンカップで史上初の3連覇を達成し、2014年にも同大会で4度目の優勝を果たしました。
そして、長年強豪と称されながらも獲得できなかったMLSカップを、2016年についに制覇。その後も安定した成績を残し、2022年には北中米クラブ王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグをMLSクラブとして初優勝。名実ともにMLSを代表するクラブとしての地位を確立しました。2025年8月のリーグスカップではインテル・マイアミを3-0で破り、クラブ初優勝を達成。北米主要クラブ大会をすべて制覇した初のMLSチームとなり、その存在感を改めて示しました。
※1 MLS サポーターズ・シールド賞は、MLS レギュラーシーズンで最も勝ち点が多かったチームに贈られます。
※2 U.S. オープンカップは、米国で最も古くから続いている伝統のサッカー・トーナメント戦。MLS、北米サッカーリーグ、ユナイテッドサッカーリーグという米国サッカー協会所属プロ・リーグのチームに加え、アマチュア・クラブも参戦。
※3 MLS Cupは、MLS レギュラーシーズンの成績上位のチームが進出する優勝決定シリーズ。
ホームスタジアム：ルーメン・フィールド（Lumen Field）概要
ルーメン・フィールド（Lumen Field） は、シアトルのダウンタウンのすぐ南、ソードー（SoDo）地区に位置する多目的スタジアムです。2002年に完成し、当初は「Qwest Field」、その後「CenturyLink Field」と名称が変遲し、現在は通信会社ルーメン・テクノロジーズの命名権契約により「ルーメン・フィールド」と呼ばれています。
収容人数はイベントによって異なりますが、サッカーの試合では約37,000席から最大68,000席規模に拡張可能です。MLSでは常にリーグ屈指の観客動員数を誇り、サポーター集団「エメラルド・シティ・サポーターズ」を中心に熱気あふれる応援がスタジアムを包みます。
また、このスタジアムは、NFLのシアトル・シーホークス、NWSLのOLレインのホームスタジアムとしても使用されており、シアトルのスポーツ文化を象徴する存在です。また、FIFAワールドカップ2026の開催地のひとつにも選ばれており、国際的な大会の舞台としても知られています。
メジャーリーグサッカー（MLS）
メジャーリーグサッカー（MLS）は、アメリカとカナダのプロサッカーリーグで、1993年に創設されました。リーグは成長を続けており、2025年シーズンは、リーグ史上最多となる30クラブ体制で開幕しました。レギュラーシーズンは2月22日（土）に開幕し、10月18日（土）まで続きます。また、2025年夏にはMLSとメキシコのLiga MXのクラブが対戦するリーグスカップが開催され、シアトル・サウンダーズがインテル・マイアミを破り初優勝。MLSクラブとして北米主要大会すべてを制覇する歴史的快挙を達成しました。また、プレーオフ進出も確定しています。
MLS によると、2025年のMLSはスター選手の存在感と若手育成の成果が両立し、北米サッカーの国際的地位を一層高めるシーズンとなっています。