雇用労働法・企業法– category –
シャッツ法律事務所 井上奈緒子弁護士
雇用労働法と国際商業取引を含む企業法/ビジネス、企業買収と関連の訴訟を専門としている日本人弁護士です。ここではさまざまな事例を挙げながら、関連分野の米国法についてわかりやすくご説明します。
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第120回 社会秩序(Public Policy)に反した解雇とは?
第4回のコラムでご説明したように、米国のほとんどの雇用契約では Employment at Will を採用しています。 これは、終身雇用であると同時に、理由があるか否かにかかわ... -
第119回 日米間訴訟の管轄地選択について
第104回のコラムで二重訴訟について簡単にご説明しましたが、今回は、二重訴訟の原因となる管轄権選択の際の法的経緯と手続き上の要件についてご説明します。 まず、米... -
第118回 移民・貧困者に関連するワシントン州法について
米国政府は、1787年の合衆国憲法で三権分立を採用し、司法、行政(大統領)、立法機関が独立した機関として政治制度が成り立っています。また、連邦政府と州の関係は日... -
第117回 訴訟と直接関係のない事柄についての尋問への対応
今回は、訴訟の際の証拠開示で、当事者または証人として尋問を受けた時の回答方法と、回答の範囲について、いくつかの例を挙げて簡単にご説明します。 まず、いったん訴... -
第116回 2018年度のワシントン州労働基準法改正について
ワシントン州労働基準法の改正にともない、2018年1月1日にワシントン州の最低賃金が11.50ドルに引き上げられます。 レストラン経営者の場合、最低賃金に加え、顧客から... -
第115回 雇用法から分析する、Uberとタクシーの違い
Uber と言えば、今や多くの方がアプリをスマートフォンにインストールしている便利な運転代行業者です。いつどこにいても4~5分で運転手が来てくれ、あらかじめ登録して... -
第114回 職場でのハラスメント(嫌がらせ)と企業側の対応について
第3回のコラムで、いじめにかかわる法律について簡単にご説明しました。今回は、ハラスメント(harassment:嫌がらせ)と差別(discrimination)の相違、ハラスメントを... -
第113回 クライアントが知っておくべき弁護士業務に関する規制
第50回のコラムでは、弁護士に業務を依頼する際に知っておくべきことについて簡単にご説明しました。今回は、弁護士が行うべき業務と弁護士業務における法的規定・規制... -
第112回 差別に関する訴訟に必要な証拠
社員候補の選抜、従業員の管理・評価、または社員の解雇において、雇用法に基づいて公平な評価に基づいて決定することは、雇用者が最も気をつけなければならない法的要... -
第111回 契約社員 (Independent Contractors)に対する有給休暇・福利厚生の処理方法
第43回のコラム「契約社員・独立契約者と正社員の誤分類 (Misclassification)の増加とそれに伴う問題」で、独立契約者と正社員の誤分類によって発生する問題を取り上... -
第110回 ワシントン州育児介護休業法の改定について
第2回のコラムで、連邦法とワシントン州法の育児介護休業法 The Family and Medical Leave Act(FMLA)について簡単にご説明しました。 今回、その改定法案が2017年7月5... -
第109回 商業契約書の交渉と訴訟を決意するタイミングについて
企業の商業取引では、さまざまな種類の契約書を交わします。主なものとしては、業務委託契約や製造契約が挙げられますが、これらの契約書では問題が発生する頻度が多い...