シアトルのダウンタウンを訪れた人の数が2026年8月に過去最多を更新したことが、ダウンタウン・シアトル協会(DSA)の発表でわかりました。
7月の記録を、8月にさらに更新
7月のDSA発表では来訪者数が370万人を超え、コロナ禍前の2019年7月比で112%まで回復、前年同月比では5ポイントの増加と、当時の過去最多を記録しました。押し上げ要因の一つとされたのが、6月から7月にかけてシアトルでも試合が行われたFIFAワールドカップです。
8月はこの数字がさらに伸び、来訪者数は約380万人に達しました。コロナ禍前の2019年8月比では112%と7月と同水準の回復率を保ちつつ、絶対数としては前月から増加しています。ただし、前年同月比の伸び率は3ポイントとなり、7月の5ポイントからはやや鈍化しました。
オフィス出社率・ホテル・集合住宅も改善続く
平日のオフィス出社者数は2019年平均の62%(1日あたり約15万人)で、ここ数か月と同水準を維持しています。ホテルの客室販売数は約42万9千室(2019年8月比106%、前年同月比3%増)、集合住宅の入居戸数は約6万2千戸(2025年第3四半期比1%増、2019年第2四半期比21%増)と、いずれも回復基調が続いています。
数字の算出方法について
DSAの発表には、2種類の来訪者数が含まれています。データはいずれもPlacer.ai社が携帯電話の位置情報をもとに集計しており、国際線利用者は対象外です。このため、実際の来訪者数はこれを上回ると見られます。
前述の「380万人」「370万人」という数字は、月内に少なくとも一度でもダウンタウンを訪れた人を重複なく1人として数えた「実来訪者数」です。
また、同じ人が月内に複数日訪れた場合、来た日ごとに数える「延べ来訪回数」も公表されています。2026年8月は約920万回、前年同月比24%増で、2019年7月以来最も多い月となりました。
DSAのダッシュボードは月次更新で、次回は9月分データが10月に公表される見込みです。
消費支出と清掃活動
Datafy社の集計では、7月分(1か月遅れで公表)のダウンタウン消費支出は約1億6,495万8千ドルで、前月比5%増でした。
また、DSA/MIDクリーンチームは今年1〜8月の8か月間で73万1,054ガロンのごみを歩道や路地から回収しており、体積では五輪競技用プール1杯分を上回ります。


