シアトルの人気スポット、パシフィック・サイエンス・センター(Pacific Science Center / PacSci:パックサイ)が 、2025年9月2日から10月10日まで一時休館します。
ニュースリリースによると、「科学は常に進化しており、PacSciもまた新しい展示とより快適な空間を目指してリニューアルを進める」とのこと。また、地元コミュニティと観光客の双方にとって 「よりアクセスしやすく、居心地の良い科学体験の場」 を目指しており、「財政面に配慮しながらも、質の高い展示と持続可能な運営を両立させ、長期的な発展に向けた第一歩となるリニューアル」と説明しています。
※期間中も IMAXシアターとレーザードームは夜のみ営業しています。
目次
主な変更内容

- 恐竜展示の終了
長年親しまれてきた恐竜展示は、レーバー・デー(2025年は9月1日)をもって終了します。恐竜展示の思い出を #PacSciEvolves でSNSに投稿して共有しましょう。 - 中庭の一般開放(10月11日~)
学習やコミュニティイベント、休憩に利用できる開放的な屋外スペースとして、中庭が新たに公開されます。 - 新しいエントランスの追加
中庭から施設にアクセスできる入口が新設され、より便利で快適に入館可能に。 - 会員特典の延長
すべての会員資格は自動で2か月延長されます。
注目の新展示
リニューアル後、ビルディング4では新展示 「Spiders: From Fear to Fascination」 が公開されます。
- 世界中の生きたクモの展示
- インタラクティブな体験コーナーやハンズオン学習
- クモの科学的役割や魅力を学びながら、安全に“恐怖克服体験”も可能
パシフィック・サイエンス・センターの歴史

©︎Pacific Science Center
シアトル・センターにあるパシフィック・サイエンス・センターは、科学・数学・テクノロジーを子供から大人まで誰もが楽しめる体験型の博物館。1962年にシアトルで開催された世界博覧会で米国科学パビリオンとして公開された後、民間非営利団体のパシフィック・サイエンス・センターとして生まれ変わり、科学&テクノロジー・センターとして設立された米国初の博物館となりました。
生物や科学に対する知識を深めてもらうことが目的で、観察と体験を通して自然界に冠する発見と学びを提供する展示が中心となっています。宗教にもとづく観点の違いから米国では論争になることもある進化論に関しては、「進化論は科学的な現実」という立場を取っており、「現在地球上に生息する生物は約40億年前に単細胞生物から進化した」と説明しています。
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