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2026年のワシントン州立公園|無料入園日は合計12日間!

Beacon Rock State Park
©︎Jason Hummel / Courtesy of State of Washington Tourism
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アメリカ北西部に位置するワシントン州は、日本の国土の半分近い面積を誇り、140以上の州立公園、19の海洋公園、11の歴史公園があります。これらの公園を車で訪れる際には Discover Pass(ディスカバー・パス)が必要ですが、無料で入園できる特別な日があります。ワシントン州公園局は、2026年も12日間の無料入園日を設定したと発表しました。

目次

2026年 Discover Pass 無料入園日一覧

以下の12日間は、Discover Pass なしで州立公園に車両を駐車できます。無料の対象になるのは「日帰り利用」で、宿泊、キャンプ、レンタル施設の料金は通常通り必要です。

以下の12日間は、Discover Passなしで州立公園に車両を駐車できます(日帰り利用が対象)。

1月1日(木):New Year’s Day(元日)
1月19日(月):Martin Luther King Jr. Day(キング牧師生誕記念日)
3月9日(月):Billy Frank Jr.’s Birthday(先住民の環境保護活動家ビリー・フランク・ジュニアの誕生日)
3月19日(木):State Parks’ Birthday(州立公園の誕生日)
4月22日(水):Earth Day(アースデイ)
6月6日(土):Free Fishing Weekend – Day 1(フリー・フィッシング・ウィークエンド1日目)
6月7日(日):Free Fishing Weekend – Day 2(フリー・フィッシング・ウィークエンド2日目)
6月19日(金):Juneteenth(奴隷にされた人たちの解放記念日)
8月9日(日):Smokey Bear’s Birthday(スモーキー・ベアの誕生日)
9月26日(土):National Public Lands Day(米国国有地の日)
10月10日(土):World Mental Health Day(世界メンタルヘルスデー)
11月11日(水):Veterans Day(退役軍人の日)

ビリー・フランク・ジュニアについて


ビリー・フランク・ジュニア(1931-2014)は、ニスカリー族の一員で、1974年の「ボルト判決」(Boldt Decision)につながるワシントン州の「フィッシュ・ウォーズ」における重要なリーダーでした。彼は部族の漁業権を守るために尽力し、また、北西部インディアン漁業委員会の会長としても活動しました。

ボルト判決(1974年)は、ワシントン州におけるネイティブ・アメリカンの部族の漁業権を巡る歴史的な裁定です。Historylink.org によると、ワシントン州と先住民間で長年続いた「フィッシュ・ウォーズ」(Fish Wars)の末、連邦判事ジョージ・ボルトが、1850年代の条約に基づき、部族が漁獲量の50%を確保する権利を認めるという画期的な判決を下しました。この決定は先住民の主権回復に大きな影響を与え、環境保護や漁業資源管理の分野にも大きな影響を及ぼしました。

スモーキーベアの誕生日

2025年に新たに加わった無料入園日に、スモーキーベアの誕生日があります。”Only you can prevent wildfires”(山火事を防げるのはあなただけ)というメッセージを80年にもわたり伝えてきましたスモーキーベアは公園のマスコットです。

州立公園の見つけ方

ワシントン州立公園は数が多く、地域ごとに特徴も異なります。行き先を選ぶ際は、ワシントン州公園局が提供する公式検索ツールを利用すると便利です。

1)公式サイト「Find a Park」で検索する

Find a Park(公園検索)https://parks.wa.gov/find-parks

場所・アクティビティ・施設などで絞り込め、公園ごとの詳細情報(駐車場、トイレ、トレイルの有無など)が確認できます。

2)地図から探す(Interactive Map)

Interactive Map(インタラクティブマップ)https://waparks.org/interactive-state-park-map/

マップ上のアイコンをクリックすると、公園の特徴やアクセス情報が表示されます。行きたいエリアが決まっている場合や、初めて行く公園を選ぶのに便利です。

3)人気の公園を選ぶ方法も

ディセプション・パスにかかる橋

ワシントン州では、以下の公園が特にアクセスしやすく、景観が美しいことで知られています。

無料入園日のおすすめの過ごし方

1)元日の『First Day Hikes』に参加する

1月1日は、州立公園で一年の最初の日にハイキングをして楽しむ First Day Hikes と呼ばれるハイキングイベントが行われます。冬の自然を楽しむ人気の企画で、家族連れにも参加しやすいのが特徴。2023年は1700人以上が参加し、ハイキングやサイクリング、スノーシューを通じて州立公園で合計2907.2マイルのトレイルを楽しんだそうです。

2)6月の Free Fishing Weekend で釣りを体験する

6月6日と7日は、フィッシング・ライセンスを購入しなくても釣りを楽しめる Free Fishing Weekend に指定されています。ワシントン州魚類野生生物局(WDFW)による毎年の取り組みで、初心者でも気軽に釣りを楽しめる週末です。

3)自然保全デーに合わせて学びのある1日を過ごす

Earth Day や National Public Lands Day など、環境や自然保全に関わる記念日には、清掃活動や環境教育イベントが行われる場合があります。公園を訪れながら、自然との関わりについて知る機会にもなります。 

Discover Passとは?

Discover Pass(ディスカバー・パス)は、以下の州機関が管理するレクリエーションエリアに駐車する際に必要な年間パスです。2011年に導入されました。

  • Washington State Parks(州立公園局)
  • Department of Natural Resources(自然資源局)
  • Department of Fish and Wildlife(魚類・野生生物局)

料金は年間45ドルで、今回紹介した無料入園日を除き、通常はディスカバー・パスが必要です。

冬季は場所によって Sno-Park Permit(スノーパーク許可証) が必要になる場合があるため、訪問前に確認が推奨されています。

まとめ

2026年は、Discover Pass(ディスカバー・パス)なしで州立公園を利用できる12日間の無料入園日が設定されています。ハイキング、釣り、環境イベントなど、その日に合わせた楽しみ方も多く、ワシントン州の自然を身近に感じられる機会です。初めて訪れる場合にも安心な企画があるので、ぜひ確認してみてください。

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