シアトルの学生街「ユニバーシティ・ディストリクト(通称ユーディストリクト/U District)」は、ダウンタウンからライトレール1号線(1 Line)で約10分。2021年に U District 駅が開業してから、ぐっとアクセスしやすくなりました。
このエリアの中心にあるのが、ワシントン大学(University of Washington、通称 UW・ユー・ダブ)。広大なキャンパスの西側に広がる通りには、個性的な店が並んでいます。
「The Ave」と呼ばれるメインストリートを歩く
地元で「The Ave(ザ・アブ)」と呼ばれる University Way NE は、このエリアのメインストリートです。NE 45th Streetとの交差点を中心に、古本屋・古着屋・カフェ・レストランが続きます。
古着やヴィンテージ好きにはとくにおすすめ。エリア内には20店以上のセカンドハンドショップがあり、レコード・本・ゲームソフトなど幅広いジャンルのものが集まっています。
ワシントン大学の生協「ユニバーシティ・ブックストア」も外せません。学習用品から文具・ソフトウェアまで揃うほか、マスコットのハスキー犬グッズも豊富で、おみやげ探しにもぴったりです。

ストリート・フェスティバルのシーズンの幕開けを飾る『U District Street Festival』は毎年初夏に開催され、たくさんの人が訪れます。
このエリアには170を超える飲食店があり、20か国以上の料理を楽しめます。和食・インド料理・タイ料理・ギリシャ料理など、手ごろな値段で本格的な味が楽しめる店が多いのも学生街ならでは。持ち帰りできる店も多いので、ピクニックや公園での食事にもおすすめです。
シアトル最古のエスプレッソバー「Cafe Allegro」

Cafe Allegroは、路地裏に入り口がある隠れ家的なカフェ。シアトルで最も古いエスプレッソバーといわれ、創業から約50年、今も自家焙煎の豆を使い続けています。壁に飾られたポスターやアートは、1970年代から変わらない雰囲気を保っています。
歩き疲れたらふらっと立ち寄って、一息つくのにちょうどいいお店です。

アートと自然史を楽しめるキャンパス内の美術館・博物館

Henry Art Gallery は、1927年にワシントン大学内に開館した現代美術館。ワシントン州最大規模の現代アートの展示施設のひとつです。木曜・金曜は夜9時まで開いているので、夕方からでも立ち寄れます。
考古学や歴史が好きな方は Burke Museum(バーク博物館)へ。ワシントン州最古・最大の自然史博物館。恐竜の化石や先住民族の工芸品など、太平洋岸北西部の自然と文化を深く知れる場所です。
どちらも毎月第1木曜日は入場無料になります。

春のお花見はUWの中庭へ

毎年3月下旬から4月上旬にかけて、ワシントン大学のクワッド(中庭)では29本の吉野桜が一斉に咲きます。ピンクの花びらがアーチ状に広がる光景は、シアトル近郊で最も美しい花見スポットとして知られています。
夜はライトアップされることもあり、昼とはまた違う幻想的な雰囲気を楽しめます。
土曜は年中無休のファーマーズマーケットが人気

ユニバーシティ・ディストリクト・ファーマーズマーケットは、1993年に始まったシアトルで最も長い歴史を持つマーケット。毎週土曜日の午前9時から午後2時まで、年中開催されています。
The Aveの50~52丁目に80以上のブースが並び、地元農家の新鮮な野菜・果物・肉・魚介・チーズ・はちみつ・手作りパンなど、ワシントン州の恵みが一堂に集まります。ライトレールのUディストリクト駅から2ブロックの好立地なのも便利です。

アクセスと街の今

ライトレール1号線「U District 駅」下車すぐ。ダウンタウン(ウェストレイク駅)から約10分、シアトル・タコマ国際空港からは約45分です。
2026年の U District エコノミーレポートによると、エリア内には560以上のビジネスが集まり、2025年の来訪者数は3,740万人。2021年のライトレール開業以来、街の再開発が進み、新しいカフェや店舗が次々とオープンしています。
観光・お買い物・食事・アートと、半日でも一日でも楽しめるエリアです。ぜひ気軽に足を伸ばしてみてください。なお、夜間は治安が良いとは言えない地域です。駅の周辺でも独り歩きは避けましょう。

