山火事の煙、再びワシントン州西部へ
ワシントン州エコロジー局は8月13日付で、「煙はワシントン州西部に流れ込みつつあるが、大部分は上空に滞留しており、目立った影響は丘陵地帯やカスケード山脈側に出やすい」とし、8月3日にNWSによる大気質警報が出た時とは異なり、ピュージェット・サウンド地域で広範囲の大気質悪化は見込まれないとの見解を示しています。なお、日中の一時的な混合により、数時間程度「敏感な人にとって不健康」レベルに達する可能性はある、としています。
キング郡、8月予備選挙の開票結果
8月4日に実施された予備選挙について、キング郡選挙管理委員会が開票結果を平日午後4時に更新し続けています。8月13日分・14日分の結果もこの一環で公開されました。最終認証は8月18日の予定です。投票率は暫定で36.55%(登録有権者145万4,559人中、投票総数53万1,679人)です。
サウンド・トランジット、ウエスト・シアトル線を2035年に延期
サウンド・トランジットは13日、ウエスト・シアトル線(ソードー駅からアラスカジャンクション駅までの3.9マイル区間)の開業予定を、2032年から2035年へ延期すると発表しました。
- 延期の理由は、費用を抑えるための見直し作業に時間がかかったことと、デュワミッシュ川に架ける鉄道専用の新しい橋の工事に、想定より長い期間が必要だとわかったことです。この2つが重なり、工程に2年から3年ほどの遅れが生じると判断されました。
- 一方、設計の見直しにより20億ドルを超える費用削減が見込めることが判明したと発表されています。これは、地下駅として計画されていたアバロン駅の建設を取りやめたことが最大の要因です。
- シアトル市との協議により、送電線の移設方法も見直され、1億ドルを超える追加削減につながりました。理事会は8月27日、用地取得のための7億6,500万ドルの予算案を審議する予定です。
- なお、2035年に開業しても、ダウンタウンまで乗り換えなしで行けるわけではありません。乗り換えなしで行けるようになるのは、バラード線の新しいトンネルが完成する2042年以降と、サウンド・トランジットは説明しています。
- 詳細はサウンドトランジットの公式サイトでご確認ください。

オリンピック国立公園で狂犬病陽性のコウモリを確認 接触の可能性がある訪問者に注意呼びかけ
8月12日、オリンピック国立公園管理事務所は、園内のステアケース・ブリッジ付近で8月9日に採取されたコウモリから狂犬病ウイルスが検出されたと発表しました。
- 同日午後2時ごろ、このコウモリは女性の髪に接触したことがわかっています。公園管理事務所および保健当局は、該当の女性に対し、直ちに医療機関を受診するとともに、メイソン郡保健局(電話:360-427-9670 内線405)へ連絡するよう強く呼びかけています。
- 該当のコウモリは周囲の他の訪問者にも急接近しており、直接の接触があった可能性が否定できません。噛まれた自覚がない場合でも、現場付近でコウモリと接触した可能性がある人は、速やかに医療機関および地域の保健局へご相談ください。
- また、同行していたペット(愛犬など)がコウモリと直接接触した恐れがある場合は、かかりつけの獣医師へ連絡することが推奨されています。
- 狂犬病はすべての哺乳類に感染する致死性の高いウイルス感染症であり、ワシントン州においてはコウモリが主な感染源となっています。感染動物の噛み傷や引っかき傷、あるいは唾液との接触によって感染します。
- 詳細はオリンピック国立公園の公式サイトでご確認ください。
米労働省、7月のCPI(消費者物価指数)を発表
労働省は12日、7月のCPI(消費者物価指数)を発表しました。総合指数(CPI-U)は季節調整済みで前月比0.1%上昇、季節調整前の前年同月比では3.4%の上昇となりました。
- 食品・エネルギーを除くコア指数は前月比0.2%上昇、前年比では2.5%の上昇です。
- 項目別では、住居費が前月比0.1%上昇し、月次上昇分の約3分の2を占めたほか、医療、航空運賃、通信、教育、娯楽の各指数が上昇しました。
- 一方、エネルギー指数は前年から14.7%上昇しましたが、7月は6月から1.5%下落しています。自動車保険も下落しました。
- 食品指数は前月比0.1%上昇(外食は0.3%上昇)でした。前年比3.0%の上昇となっています。
- 8月分のCPIは9月11日発表予定です。
- 詳細は米労働省の公式サイトでご確認ください。
USCIS、身元を偽り市民権を取得した男の帰化取消訴訟を提起
移民関税執行局(USCIS)は12日、インド出身の男性が身元を偽って米国籍を取得したとする捜査を支援し、カンザス州での帰化取消(denaturalization)訴訟の提起につながったと発表しました。
- トランプ政権下では移民関連の不正摘発捜査が強化されており、下記の偽装結婚斡旋事件と合わせて、同日にUSCISが複数の不正摘発事案を同時発表しました。
- 帰化取消訴訟は、虚偽申告や身元詐称によって不正に市民権を取得したと判断された場合に、既に与えられた市民権を遡って無効とする手続きで、近年USCIS・司法省が積極的に活用している執行手段の一つです。
- 詳細は移民関税執行局の公式サイトでご覧ください。
USCIS、大規模偽装結婚斡旋事件で11人を起訴
司法省は12日、少なくとも2016年から2026年7月まで10年以上にわたり、1,000件超の偽装結婚(sham marriages)を斡旋したとされる11人を起訴したと発表しました。
- 主に中国籍者を対象とし、1人あたり最大10万ドルを支払って偽装結婚をしたとされます。
- 拠点はニューヨークですが、コネチカット、フロリダ、ジョージア、ケンタッキー、マサチューセッツ、ペンシルベニア、テネシー各州のほか、バヌアツや中国にも及ぶ全国・国際的なネットワークだったと発表されています。
- 協力した米国籍者と、結婚を通じて永住権を取得した外国人の扱いについて、ブランチ司法長官は記者会見で「状況による」と述べるにとどめ、明言を避けました。
- 永住権を取得した外国人側については、司法省は「すでにグリーンカードを持つ者もいれば、市民権を得ている者もいる」とし、数千件規模の結婚を調査中であることを明らかにしています。今後、個々のケースの実態次第で永住権の取り消し(USCISによる無効化手続き)や国外退去、悪質なケースでは帰化取消訴訟に発展する可能性がありますが、一律の処分方針はまだ示されていません。
- 司法省の公式発表はこちら。
【続報】ワシントン州東部スポケーン地域の複合火災 全避難指示を解除
スポケーン郡保安官事務所は12日、8月1日に発生した Old Trails、Fairview、Autumn Lane の3つの火災(Spokane Complex Fire)に対する残りすべての避難指示を解除しました。
- この火災は約65,000人を避難させ、当初900棟超の建物損壊が報告されましたが、その後の再調査で被害棟数は下方修正されています。
- 避難指示は解除されたものの、郡は依然として新たな出火の高リスク地域にあるとして注意を呼びかけており、焼損した住宅や車両の灰には鉛・ヒ素・水銀・アスベストなどの有害物質が含まれる可能性があるため、N95・P100マスクや手袋の着用、乾いた状態での掃き掃除を避けるよう住民に呼びかけています。復旧・清掃作業は今後も続く見通しです。
- 詳細はスポケーン保安官事務所の公式サイトなどでご確認ください。
シアトル市議会、テナントにわかりづらい賃貸手数料の禁止条例を可決
シアトル市議会は12日、ウィルソン市長が主導した「隠れ手数料(junk fees)」禁止条例を8対0の全会一致で可決しました。
- ペット家賃、共用部利用料、郵便物受取手数料、技術(インターネット等)バンドル料金など、賃貸契約の細字部分に紛れ込みがちな追加費用を原則禁止し、許可される手数料(保証金、公共料金、延滞料、鍵の再発行料、駐車料金など)をリスト化して明示するよう義務付けます。
- 市が実施したアンケートでは回答者の34%が署名手数料や事務手数料を支払っていたと回答しています。
- 条例は2027年7月1日施行予定で、違反した貸主には初回750ドル、再犯1,500ドルの罰金が科されます。ウィルソン市長の「アフォーダビリティ政策」の主要成果の一つと位置付けられています。
- 詳細はシアトル市長室の公式発表をご覧ください。
ワシントン州、住みやすさランキングで全米33位
金融情報サイトWalletHubの「2026年 住みやすい州」ランキングで、ワシントン州は50州中33位(総合スコア49.70)でした。
- 評価は「手頃さ」「経済」「教育・健康」「生活の質」「安全」の5分野で構成されます。
- ワシントン州は経済と生活の質の分野では健闘した一方、安全分野では50州中最下位でした。
- 1位はアイダホ州、僅差でニュージャージー州・ウィスコンシン州・マサチューセッツ州・ニューハンプシャー州が続きます。
シアトル・キング郡公衆衛生局 小児ワクチンに関する声明を発表
シアトル・キング郡公衆衛生局は11日、「キング郡は全米小児科学会(AAP)によって支持されているワクチン推奨基準を引き続き遵守していく」との声明を発表しました。以下は、その声明の要約です。
「小児ワクチンを対象とした大統領令は、新たな科学的根拠がないまま出されました。全米で麻疹(はしか)の流行が続いている中、ワクチン接種をより複雑にすることは、危険に晒される子供を増やすだけに過ぎません。このような情報の混乱は、不安や疑問を生む可能性があります。だからこそ、キング郡のご家庭の皆様に安心してお伝えしたいのは、私たちが長年の科学的根拠に基づき、全米小児科学会(AAP)によって支持されているワクチン推奨基準を引き続き遵守していくということです。すべての親と同じように、私も自分の子供たちが健康で、予防可能な病気から守られるよう、できる限りのことをしたいと考えています。ワクチンはそのための最善の方法です。
ワシントン州の小児ワクチンは無料接種が継続|連邦大統領令署名による州内制度への影響なし
8月10日、小児ワクチンの推奨方針に関する新たな大統領令が署名されました。現地主要メディアおよび連邦政府公表資料による大統領令の要点は以下の通りです。
- この大統領令では、従来の17〜18疾患から11疾患(麻疹・風疹・おたふく風邪・百日咳・ポリオ・インフルエンザ菌b型等)に絞り込み、その他のワクチン(インフルエンザ、COVID-19、A型・B型肝炎、ロタウイルス等)は臨床的判断や高リスク群向けへと分類変更することを提案しています。
- また、麻疹・おたふく風邪・風疹の3種混合(MMR)ワクチンについて、将来的に3つの単独ワクチンへ分割して別日程で接種することを推奨しています。※なお、現在米国内で単体の個別ワクチンは承認・供給されていません。
- さらに、ワクチンを同日にまとめて接種するのではなく、受診回数を分けて個別に接種することを求めています。
- 州政府によるワクチンの宗教的・医学的免除を認める規定について、連邦司法省に対して合憲性を保護・推進するよう指示しています。
- 米国小児科学会(AAP)およびワシントン州看護師協会(WSNA)などの専門団体は、この大統領令が従来の科学的データに基づく予防接種スケジュールと異なる点について懸念を表明し、従来通りの定期接種スケジュールを推奨する声明を出しています。
- ワシントン州内の小児科および医療機関では、従来の州規定および予防接種スケジュールに沿った対応が継続されています。詳細は下記の記事でご覧ください。

ペルセウス座流星群 2026年は8月12日夜から13日未明にピーク
夏の夜空を彩るペルセウス座流星群(Perseid meteor shower)が、8月12日夜から13日未明にかけて活動のピークを迎えます。2026年のピーク時期は「新月」と重なるため、夜空を照らす月明かりの影響がありません。暗い場所では1時間に50個から100個の流れ星を肉眼で確認できる可能性があります。詳細は下記でご覧ください。

ワシントン州東部のヤキマの南南西14.85マイルで M3.1の地震
8月11日午前9時23分、ワシントン州東部のヤキマの南南西14.85マイル(23.76km)の地点でM3.1の地震が観測されました(初期発表から修正)。
- 人的被害や建物被害の報告は確認されていません。
- ワシントン州は複数の活断層帯が存在する地域で、小規模な地震は年間を通じて頻発していますが、今回のような体感地震は地域住民の関心を集めやすく、地元メディアでも速報として取り上げられました。
- 詳細は PNSN の公式発表を参照してください。

デルタ航空、シアトル〜成田直行便を2027年3月下旬に開設
デルタ航空は、シアトル・タコマ国際空港(SEA)と成田国際空港(NRT)を結ぶ新たな直行便を2027年3月下旬より開設します。詳細は下記でご覧ください。

Seattle Humane がスポケーン山火事被災地へ支援
ワシントン州東部のスポケーン周辺で発生した山火事による被害を受け、ワシントン州西部のシアトル地域に拠点を置く動物保護団体「Seattle Humane」は、現地シェルターへの支援物資の輸送と保護動物の移送を実施しました。
- Seattle Humane は、地元の動物保護団体「PAWS」の協力を得てスポケーン地域へ向かい、必要な救援物資を届けるとともに、猫44頭と犬5頭(計49頭)をシアトル地域の施設へ移送しました。
- 今回の移送対象は、火災発生前から現地シェルターに収容されていた動物に限られています。現地のシェルターに空きスペースとリソースを確保することで、山火事によって直接避難を余儀なくされたペットや迷子になった動物を一時保護し、元の飼い主と再会できる環境を整えています。
- Seattle Humane では、移送した動物たちの受け入れ準備が整い次第、順次新しい家族(里親)の募集を開始する予定です。既存の保護動物の譲渡が進むことで、今後の追加受け入れ態勢も強化されます。
- また、現地で支援活動を続ける以下の団体への直接的な協力や寄付も呼びかけられています。詳細は公式 Facebook などでご覧ください。
シアトル・マリナーズ、名実況アナのリック・リズ氏が球団殿堂入り:41シーズンの貢献を称える
シアトル・マリナーズは、41シーズンにわたりラジオ実況を務めてきたリック・リズ(Rick Rizzs)氏の球団殿堂(Mariners Hall of Fame)入りを発表しました。長年の貢献を称える公式決定です。
- リズ氏は1983年にマリナーズの放送チームに加入し、途中の中断期間を除き、長年にわたり球団の公式ラジオアナウンサーとして試合の模様を実況してきました。故デイブ・ニーハウス氏とともに、シアトルをはじめワシントン州西部のファンに親しまれてきた功績が評価されました。
- 球団殿堂入りの表彰式は試合の際に執り行われる予定です。同氏の功績を称える展示や関連イベントの詳細については、球団の公式発表に基づき順次案内されます。
- 同氏は2026シーズン終了後に引退することを発表しています。

ワシントン州知事が山火事支援の緊急事態宣言を発令 手続き緩和と給付拡大を実施
ワシントン州のボブ・ファーガソン知事は2026年8月10日、州内で拡大する大規模な山火事の被災者を迅速に支援するため、州法の一部適用を停止・免除する緊急事態宣言に署名しました。本宣言により、身分証明書の無料再発行、失業手当の即時支給、住居の退去強制禁止、医療機関の手続き緩和、事業者の申告期限延期などが即座に実施されます。詳細は下記をご覧ください。

【続報】ワシントン州東部スポケーン地域の山火事最新状況(2026年8月10日発表)避難勧告の緩和と安全上の注意点
EVACUATION LEVELS UPDATED – 08/10/26 – SPOKANE COMPLEX FIREhttps://t.co/weU82aKnJu#SCSO #SpokaneCounty #SpokaneValley #Spokane #CdA #SpokaneComplexFire pic.twitter.com/VOC5PCXyW8
— SpokaneSheriffOffice (@SpokaneSheriff) August 10, 2026
- 発生状況: 2026年8月1日、ワシントン州東部スポケーン郡およびスティーブンズ郡で発生。
- 被害規模: 総焼失面積 9,944エーカー、被害建物数 推定921棟。
- 鎮火率: オータム・レーン(Autumn Lane)73%、オールド・トレイルズ(Old Trails)53%、フェアビュー(Fairview)53%。
- 避難・交通: 避難指示レベルの引き下げが行われ、州道291号線が再開。火災境界線内は引き続きレベル3(即時避難)を維持。
- 安全上の警戒: 残存熱や倒木、有毒ガス・有害物質が発生している可能性。帰宅時の保護具(PPE)着用や水道管の通水を推奨。
- 住民説明会: 8月10日(月)~13日(木)に現地およびオンライン(Facebook / YouTube)で開催。

【2026年予備選挙】ワシントン州西部の開票状況と生活関連の動向まとめ
ワシントン州の予備選挙は郵送投票を中心としており、投票日以降も段階的に開票作業が行われます。各郡の選挙管理事務局による公式な最終結果の確定(認定)は、2026年8月18日に行われる予定です。
連邦下院議員選挙における主な開票状況は以下の通りです。
- 第1選挙区(ワシントン州北部・一部キング郡含む)現職のスザン・デルベネ氏(民主党)が過半数の票を獲得し首位を維持しています。2位にはメアリー・シルバ氏(共和党)が続いています。
- 第7選挙区(シアトル中心部)現職のプラミラ・ジャヤパル氏(民主党)が大半の票を集め、大幅なリードを保っています。
- 第9選挙区(ワシントン州西部・一部キング郡)現職のアダム・スミス氏(民主党)が首位に立ち、2位のダグ・バスラー氏(共和党)とともに本選挙への進出傾向を示しています。
地域生活とインフラに関する提案の状況
住民の生活環境や公共サービスに直結する講理案(Prop)の開票も行われています。
- シアトル市 第1号提案(図書館関連税制提案)シアトル市立図書館の運営および維持管理のための資金に関する提案で、賛成票が開票総数の7割近くを占めています。
- タコマ市 第1号提案(道路・歩道安全関連税制提案)道路や歩道の安全対策を目的とした課税の提案で、過半数の賛成票を集めています。
最新の開票データや郡ごとの詳細な数値は、各行政機関の公式発表ページで確認できます。
- 郡別の集計データ:King County Elections Results
- ワシントン州全体の集計データ:Washington Secretary of State Elections


