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郊外の街ウディンビルで、ワシントン州ワインを堪能!

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シアトル市内から車で約30分のところにある郊外の街ウディンビル市は、ワシントン州のワイナリーのテイスティング・ルームが集まるところ。ワシントン州を東西に分断するカスケード山脈の東側で栽培された葡萄で造られたワインを手軽にテイスティングできるデスティネーションとして、成長を続けています。

ウディンビル市は大きく4つの地域に分かれていて、それぞれに特徴があります。好みのワイナリーを見つけに出かけてみましょう。

もくじ

Hollywood District ハリウッド・ディストリクト

ワシントン・ワインを代表する大手ワイナリーと、ブティック・ワイナリーのテイスティング・ルームが集まっている地域です。ワシントン州で最も歴史の長いワイナリーのシャトー・サン・ミッシェル、1962年にワシントン大学の教授とその友人らが共同で設立したコロンビア・ワイナリー、1992年に創業したボルドー・スタイルのデリリー・セラーズ、ダステッド・バレー・ワイナリー、2003年にワシントン州東部ワラワラで創業したダービー・ワイナリーなどがその代表です。

Chateau Ste. Michelle シャトー・サン・ミッシェル

ウディンビルで最も歴史の長いワイナリー。リースリンの生産量は全米ーで、高いクオリティを維持し、幅広い種類のワインでさまざまな賞を受賞し続けています。87エーカーの土地に1976年に完成したフランス風のメインビルディングを含む複合施設には、テイスティング・ルーム、レストラン、ギフトショップ、イベント会場があり、夏には屋外でコンサートが開催されます。

【公式サイト】 www.ste-michelle.com

2021年に12億ドルで投資ファンド Sycamore Partners に売却された後、ワインの製造がすべてワシントン州東部に移行され、ウディンビルでのワイン製造は終了しました。2022年に一旦売りに出されましたが、取りやめとなり、現在は再開発が検討されています。しかし、シアトル・タイムズの報道によると、2024年1月に市議会に提出された再開発計画は全面的な賛同を得られていません。

Delille Cellars デリリー・セラーズ

1992年創業。ワシントン州東部のレッド・マウンテンAVAをはじめ、コロンビア・バレー全域の一流のブドウ畑で栽培された葡萄を使ったボルドー・スタイルとローヌ・スタイルで有名なワイナリー。「ワシントン州から世界クラスのワインを造る」というコンセプトで設立され、ロバート・パーカー氏による5つ星優秀賞を受賞したワシントン州初の5つのワイナリーのうちの一つとなりました。Chaleur Blanc は米国の1995年以降の3つの政権がホワイトハウスで提供されるワインに選ばれています。2019年に新しいテイスティング・ルーム、2020年春にレストランをオープンしました。

【公式サイト】 www.delillecellars.com

Dusted Valley ダスティッド・バレー

ウィスコンシン州出身の一家が、一念発起してワシントン州ワラワラ・バレーに引っ越し、2003年に創業したワイナリー。最高級のフレンチオークと、ウィスコンシン州の北緯45度線付近の地域から調達したオーク材を使用した樽を使い、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、シャルドネのほか、ボルドーやローヌスタイルのブレンドを 『Dusted Valley』 と 『Boomtown』 のブランドで造っています。

【公式サイト】 www.dustedvalley.com

Darby Winery ダービー・ワイナリー

2002年に創業した小規模ワイナリー。2005年に造ったシラーとヴィオニエ/ルーサンヌがすぐに完売したことで、2006年にウディンビルにテイスティング・ルームをオープン。2007年にはワイン・スペクテーター誌に高く評価されるまでになりました。テイスティング・ルームは人数に限りがあるので、予約するのがおすすめです。

【公式サイト】 darbywinery.com

Downtown ダウンタウン

市庁舎や公園、レストランやカフェ、ショップや映画館が集まる、小さなダウンタウン。約10軒のブティック・ワイナリーのテイスティング・ルームがあります。

West Valley ウエスト・バレー

ウディンビルのダウンタウンから車で約10分のエリアには、ワイナリー、ブルワリー、ディスティラリーがあります。徒歩では遠いので、車が便利です。

Warehouse District ウェアハウス・ディストリクト

ハイウェイ522号線の上の丘にあるウェアハウス・ディストリクトは、見た目は簡素な倉庫を改造したワイナリーやブルワリー、ディスティラリーが集中するエリアです。Woodinville Wine Country によると、「世界のどのワイン産地よりも、面積あたりのブティック・ワイナリーの数が多い」とのこと。

アクセス方法・宿泊

ウディンビル、そして周辺のレドモンド、ボセル、カークランドにもホテルがあるので、1泊2日ぐらいでワイナリー巡りをするのもおすすめです。

宿泊しない場合、車、ツアー、レンタカーで行くのがおすすめです。車で行く場合、ワインを飲んでワイナリーからワイナリーに運転していくのは飲酒運転になりかねません。ワシントン州ワイン協会が提供しているワイン・パス『Hurray For Hollywood』 を使うと、車を駐車した後、徒歩圏内にある4軒のワイナリーでワインのテイスティングが楽しめます。

運転したくない・運転しない場合は、ドライバー付きのワイナリー・ツアーを利用すれば安心です。

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