シアトルでは2010年代に入ってラーメンがブームになり、2020年にはすっかり定着しました。ここでは、シアトル市内近郊で人気のラーメン店をご紹介します。
ARASHI RAMEN
嵐・ラーメン
2014年8月にタクウィラ市に1号店をオープンしたラーメン店。塩とんこつ、しょうゆ、スパイシー味噌、ブラック・ガーリックなどスープの種類が豊富です。
BETSUTENJIN RAMEN
別天神ラーメン
香港にて展開している博多風・豚骨ラーメンの店のワシントン州1号店。2017年夏に開店。MSG を使用しておらず、比較的あっさりした豚骨ラーメンが味わえます。餃子、日本のビール、チューハイなどもあり。
HOKKAIDO RAMEN SANTOUKA
北海道らーめん山頭火
北海道旭川市に本店を置く 『らーめん山頭火』 の米国初の路面店。写真は「山頭火の象徴」とも言える「しおらーめん」。豚骨(玉骨)・野菜・干魚をそれぞれに合った温度で煮出して混ぜ合せた白湯スープ、それにしっかり絡む縮れ麺など、さまざまなこだわりが。ラーメンと一緒に味わえる小皿料理も揃っています。
KIZUKI
輝月
2012年12月に米国1号店をベルビューにオープンしたラーメン専門店。ローストした豚の大腿骨と鶏がらで取ったスープ、フランス・ブルターニュ地方ゲランド産の自然塩、山口県の蔵元から取り寄せた醤油で作る特製のたれに漬けた半熟とろとろの味卵、独自の製法による3種類の麺、手あぶり仕上げの焼豚といった、日本の 『麺屋 空海』 のこだわりをそのままノースウエストに持ち込んでいます。(2016年1月に空海から店名変更)
MENYA MUSASHI NITEN ICHIRYU
麺屋武蔵二天一流
1996年に東京・青山で創業し、日本・海岸に多店舗展開しているラーメン屋。創業以来、独自のラーメンを追求してきた麺屋武蔵。同店の核となるメニューは、店名の由来にもなっている二刀流の剣術家・宮本武蔵にちなみ、つけ麺とラーメンの2種類の麺とトンカツで、どちらのラーメンも豚の角煮とトンカツが乗っており、ひとつでたくさんの味が楽しめるようになっています。スープは豚骨と魚介でとったもので、つけ麺にはより濃厚なスープも選べるそう。野菜ラーメンというチョイスもあります。取材記事はこちら。
MIDNITE RAMEN
夜中ラーメン
エルマー・コマガタさんとリサ・ゼンノさんがこの秋に始めたフードトラック『Midnite Ramen』。これまでシアトルにありそうでなかったラーメンのフードトラックで、シアトル市内にあるクラフトビールのブルワリーの駐車場で開店しています。メニューには定番の醤油ラーメンと札幌ラーメンから、ガーリックをきかせた『熊本味噌ボールド』、クリーミーな胡麻スープの『広島坦々麺』、豚の背脂と煮干しがベースの『尾道ラーメン』、厚さ1インチ豚バラチャーシューが乗った『にぼ次朗ラーメン』、神戸ビーフの肩ばら肉を煮込んだ『神戸ビーフ・ブリスケット醤油』など、オリジナルのチョイスが並んでいます。今一番人気があるのは、『熊本味噌ボールド』とのことでした。中にはプラントベースミートを使ったものやビーガン坦々麺もあり、幅広い層に喜ばれそう。カレー丼や刺身丼などもサイドに選べます。
OOINK
オーインク
ロサンゼルスに始まり、パリ、ラスベガス、ニューヨーク、ハワイなどの飲食業界で経験を積んだマレーシア出身の Chong Boon Ooi さんが、妻 Jiaxin Wang さんが、1996年に創業したラーメン専門店。自家製の豚骨スープに、中国のスパイスを加えたオリジナルのスープと、自家製の麺が自慢の店。アペタイザーのクリスピーチキンサンドイッチも人気。自家製の麺には、地元ではよく知られているリンウッド市に湧き出ている天然水を使っているそう。Broadway に面したハーバード・マーケットの2階の一角にあります。店名の 『Ooink』 は、Chong さんのラストネーム Ooi と、豚の鳴き声の英語のスペル Oink を組み合わせたもの。
RAMEN DANBO
ラーメン暖暮
福岡のとんこつベース。豚と水を極強火で煮込んだ純豚骨スープがベースで、各店舗で自家炊きし、作り置きせず、新鮮なままその日に使い切ります。醤油、塩、味噌のラーメンがあり、麺の太さ(細麺または太麺)、麺の固さ、味の濃さ、油の量、辛さ、辛味だれの有無からその量まで、好みを指定できるようになっています。詳しくはこちら。
SILVERLAKE RAMEN
シルバーレイク・ラーメン
ロサンゼルスで創業したラーメン専門店のワシントン州1号店。豚骨や鶏白湯のスープがベースのラーメン、つけ麺、ベジタリアンなど7種類のラーメン、餃子やサラダ、から揚げなどのサイドディッシュ、そぼろ丼や麻婆豆腐丼などの丼物をラインアップしています。ラーメンのトッピングの追加注文もできます。
YOROSHIKU
ヨロシク
北海道札幌市出身でシアトル留学経験者の小林圭輔さんが、「新しい日本食の店を出したい」という夢を、同郷で長年の友人の本間弘一さんと共に実現。2022年8月からラーメン専門店となり、定番の味噌や醤油、塩ラーメンに加え、オリジナルのラーメンもラインアップしています。北海道料理のザンギなどの小皿料理もおすすめ。小林さんのインタビュー「お金を出せば、誰でも店を持てる。本当に重要なのは、工夫と継続」も、ぜひご一読ください。