サウンドトランジット 最新のST3システムプランについて知っておくべき8つのこと
5月28日のサウンドトランジットの役員会で、有権者が承認した交通拡張計画「ST3 システムプラン」の節目となる決定が行われました。翌29日に発表されたまとめの要点をご紹介します。
- 資金不足の背景:2016年のST3承認以降の記録的なインフレにより、今後20年間で345億ドルの資金不足が生じ、計画の見直しが必要となった。
- 全ライトレール路線は継続:ウエスト・シアトル、エベレット、タコマ・ドーム、タコマ・コミュニティ・カレッジ(2043年予定)、サウス・カークランド〜イサクワ間の4番線(2050年予定)は全額資金が確保され、予定通り建設が進められる。
- バラード延伸は一部のみ:シアトル・センターまでの初期区間は建設費確保済みだが、そこからバラード(マーケット・ストリート)までの区間は現時点で建設資金なし。設計作業のみ継続。
- グラハム・ストリート中間新設駅:シアトル市・キング郡との連携により建設費が全額確保された。
- 設計推進がコスト削減の鍵:ウエスト・シアトル延伸では設計段階で約22〜26億ドルのコスト削減可能額をすでに特定。最終設計まで進めることでさらなる削減を目指す。
- 延期プロジェクトの継続:資金不足で現在建設できないプロジェクト(バラード残余区間、ボーイング・アクセス・ロード駅など)は、追加財源が確保され次第、随時計画に組み戻す方針。
- 駐車場問題への対応:追加駐車場は現計画では資金未確保。新設の「地域駐車基金」によりピアス郡・スノホミッシュ郡・イーストキング郡で創意工夫ある駐車アクセス改善を推進。
- 市民の声が反映:20回以上のイベント、8回のタウンホール、17,000件超のアンケート回答をもとに計画を策定。

アラスカ航空、シアトル~レイキャビク直行便を就航|2026年夏季限定
アラスカ航空は28日、シアトル·タコマ国際空港(SEA)からアイスランドの首都レイキャビク・ケフラビーク国際空港(KEF)への直行便を就航しました。同航空会社にとって初の大西洋横断路線です。詳細は下記でご覧ください。

サウンドトランジットのライトレール、バラードリンク延伸計画の見通しが立たず
2016年のST3住民投票で承認されたバラード・リンク延伸計画は、約10年が経過した今も全線開業の見通しが立っていません。
- サウンドトランジットが抱える345億ドルの資金不足を受け、5月28日の理事会はシアトル・センターまでの初期区間の建設費は確保する一方、そこからバラードのマーケット・ストリートまでの区間は「現時点では財源なし」と認定しました。
- 設計作業は継続されますが、建設着工の時期は未定です。
- フル延伸の実現を求める修正案は否決され、市民や交通推進派からは強い失望の声が上がっています。
- 唯一の前進は、2026年8月1日までに各駅の開業見込み時期を公表するよう義務付けた修正案が可決されたことです。

FIFA ワールドカップ 2026 シアトル公式ウォッチパーティ「Seattle Soccer Celebration」チケット発売開始
FIFA ワールドカップ 2026™ を記念した、シアトル初の本格的なウォーターフロントでのファンイベント「Seattle Soccer Celebration」のチケットが発売されました。会場はピア 62(Pier 62)。エリオット湾の水上に特設のミニピッチが浮かび、巨大 LED スクリーンが設置されます。詳細は下記でご覧ください。

日本ダイナウェーブパッケージング工場 タンク破裂事故 新たに6人の死亡を確認
ワシントン州南部のロングビュー市にある日本製紙の子会社・日本ダイナウェーブパッケージング株式会社の工場(3401 Industrial Way)で26日に薬液が入ったタンクが破裂した事故で、調査と行方不明者の捜索が続けられています。
- ワシントン州エコロジー局の27日付の発表によると、貯蔵タンクに残っていた白液(製紙工程で使用される薬液)の容量は、当初は約9万ガロン(約34万リットル)と見られていましたが、実際はこれをはるかに下回ることが判明したため、復旧作業が開始されました。
- ロングビュー消防は28日の記者会見で、行方不明となっていた9名のうち6名を遺体で発見し回収したと発表しました。これにより、被害状況は、従業員7名負傷、消防士1名負傷、死亡者8名、行方不明の従業員3名となりました。
ベルビュー市議会、路上駐車の一部有料化を可決
ベルビュー市議会が市内中心部の路上駐車を有料化する条例を静かに可決しました。長年「無料で停められる街」として知られてきたベルビューですが、急速な人口増加と都市化がその常識を塗り替えつつあります。
- 有料化の対象は、ベルビュー市内の「成長回廊(Growth Corridor)」と呼ばれる高密度開発エリアで具体的には、ダウンタウン、ベルレッド(BelRed)、スプリング・ディストリクト、イースト・メイン、ウィルバートンの各地区が含まれます。
- これらはアマゾンやマイクロソフトの関連オフィス、商業施設、高層マンションが集中するエリアです。普段から路上駐車スペースが満杯になりやすく、市が2022年から2024年にかけて行った調査でも、多くのブロックで駐車場が完全に埋まっている状況が確認されています。
- 条例で定められた料金の範囲は、1時間あたり1~8ドル。ただし固定料金ではなく、需要に応じてリアルタイムで変動する「ダイナミックプライシング」方式が採用されます。シアトル市がすでに導入しているシステムに倣ったモデルで、ベルビュー市交通局が料金と時間帯を管理します。
- 開始時期は未定です。

レイク・ワシントン沿岸各地のビーチが遊泳禁止 大腸菌汚染で
5月28日時点で、レイク・ワシントン沿いの5つのビーチが大腸菌汚染で遊泳禁止となっています。ペットや子どもが入らないようにしてください。最新情報は、キング郡の Swimming Beach Water Quality マップを参照してください。(毎週更新)
- シアトル:マシューズ・ビーチ、プリッチャード・アイランド・ビーチ
- ベルビュー:ニューキャッスル・ビーチ
- カークランド:ヒュートン・ビーチ
- レントン:ジーン・クーロン記念ビーチパーク
アメリカ初の Nobu Residence、ベルビューに開業を発表

俳優ロバート・デ・ニーロと日本人シェフ・松久信幸が共同創業したグローバル高級ブランド『Nobu』が、ベルビュー中心部にオープン予定であることが発表されました。
- ベルビュー・スクエア北側にある高級レジデンシャル・タワーの Avenue Bellevue を「Nobu Bellevue Residences」としてリブランド。アメリカ初の Nobu Residence 開業となります(マイアミ・オーランドより先行)。
- 約930平方メートル(10,000平方フィート)のレストラン 『Nobu』が2027年オープン予定。太平洋岸北西部初出店です。
- Avenue Bellevue はコンドミニアム365戸・インターコンチネンタルホテル208室・約7,400平方メートルの商業スペースがあり、コンドミニアムの価格は79万5,000ドルから1,600万ドル。
- 最初にこのニュースを報じた Puget Sound Business Journal によると、Avenue Bellevue はこれまでミシュラン星付きシェフ2名を含む3店舗の誘致に失敗しており、今回のNobu誘致は「ゲームチェンジャー」となるとのこと。
AI「Claude」開発企業 Anthropic(アンソロピック)、シアトルの拠点を拡大
AI「Claude」(クロード)開発企業の Anthropic(アンソロピック)が、シアトルのサウス・レイクユニオン地域にある複合施設 Dexter Yard の南棟にオフィスを開設し、現在さらに北棟への拡張を検討中であるとシアトルタイムズが報じました。同紙は「近年、テック企業はベルビューを選ぶ傾向が続いていたが、ここ数か月でシアトルへの関心が高まりつつある」と指摘しています。
- アンソロピックは2021年にOpenAIの元幹部らが設立し、現在の従業員数は2,000人以上。サンフランシスコには110万平方フィート超のオフィスを所有しています。評価額は3,800億ドルに達し、OpenAIやSpaceXと肩を並べる規模に成長しました。
- サウス・レイク・ユニオンは、ダウンタウンとレイク・ユニオンの間の地域で、Apple、Google、Amazon などのテック企業が拠点を置いています。
- KIRO7によると、アンソロピックは Dexter Yard で約12万平方フィート(約11,000㎡)のリース契約を交渉中。現在は400 Fairviewにオフィスを構えています。
- OpenAIやTikTokなどがベルビューに拠点を構えたことで同市のオフィス需要が逼迫し、その結果としてテナントがシアトル都心部に目を向けるようになっています。不動産会社ハドソン・パシフィック・プロパティーズによると、シアトルのオフィス見学数は前年比20%増で、同社が展開する他のどの市場よりも伸び率が高くなっています。
日本ダイナウェーブパッケージング工場で事故
ワシントン州南部のロングビュー市にある日本製紙の子会社・日本ダイナウェーブパッケージング株式会社の工場で26日、白液(製紙工程で使用される薬液)が入ったタンクが破裂する事故が発生したとの報道がありました。カウリッツ消防救急(Cowlitz 2 Fire & Rescue)による午後4時25分付の発表の要点をまとめました。
- ワシントン州ロングビューにある工場(3401 Industrial Way)で、白液(製紙工程で使用される薬液)を貯蔵するタンクが破裂しました。当初は約8万ガロン(約30万リットル)の容量と見られていましたが、実際には約90万ガロン(約340万リットル)を貯蔵していたことが判明しました。内部にはまだ約9万ガロンが残っている可能性があると見られています。
- 被害状況は、病院への搬送者10名(従業員8名負傷、消防士1名負傷、死亡者1名)、行方不明の従業員9名(身元確認済みの家族にはすべて連絡済み)。
- タンクは依然として不安定な状態が続いており、救助・復旧作業は危険な状況で、施設の一部へのアクセスが制限されています。
- 周辺地域への直接的な脅威はないと当局は発表しています。夜間は監視が継続されますが、安全上の懸念から本格的な復旧作業は翌日以降に再開予定です。
- 最新情報は当局の発表をフォローしてください。

