デニー・ブレイン公園、存続へ 市には対策強化を命令
キング郡上位裁判所は7月15日、シアトル南部にあるデニー・ブレイン公園について、閉鎖を求めた近隣住民らの訴えを退け、公園を存続させると判断しました。
- KUOW などによると、近隣に住む住民のグループは、わいせつな行為が続いているとして公園の閉鎖を求めていましたが、裁判所は公園が1980年代から性的少数者の憩いの場として使われてきた歴史を重んじました。
- 一方で、迷惑行為を減らすため、市に対しては利用ルールの整備や見回りの強化、目隠しとなる植栽の管理を新たに義務付けています。
- 市が昨年から進めてきた対策により、公園への通報件数はすでに39パーセント減ったといいます。訪れる際は、今後市が示す新しいルールを守ることが求められます。
ワシントン大学近くの歩道で狂犬病のコウモリ発見、接触者は直ちに医療機関へ
7月15日、シアトルのワシントン大学近くにある University Way NE の NE 41th Street と NE 42nd Street の間の歩道で発見されたコウモリ(bat)を検査した結果、狂犬病(Rabies)を発症していることが確認されました。
- シアトル・キング郡保健局
- 狂犬病は発症するとほぼ100%死亡する極めて危険なウイルス性疾患です。
- コウモリの歯や爪は非常に小さく、噛まれたり引っかかれたりしても自覚症状がない場合があります。そのため、この地域で該当するコウモリに直接触れた、あるいは接触した可能性がある方(ペットを含む)は、噛まれていないと思ってもすぐに医療機関を受診するか、保健局(206-296-4774)に連絡して狂犬病予防ワクチンなどの処置が必要か確認してください。迅速な対応が命を救います。
- 決して野生のコウモリに素手で触れないよう注意してください。
- 詳細はキング郡の公式サイトでご覧ください。
【注意喚起】シアトル周辺の3つのビーチで水質汚染、立ち入り禁止
シアトル・キング郡保健局および天然資源・公園局による定期的な水質検査の結果、シアトル南部のマウント・ベーカー・ビーチ、レントンのジーン・クーロン・メモリアル・ビーチ、およびカークランドのホートン・ビーチにおいて、基準値を超える高い障壁菌(主に野生動物やペット、人間の排泄物に由来する糞便性細菌)が検出されました。
- 行政当局は、これらのビーチの遊泳エリアを一時的に閉鎖し、水に入らないよう強く警告しています。
- 汚染された水に入ったり誤って飲んだりすると、吐き気、腹痛、下痢などの胃腸症状をはじめ、皮膚の発疹、目や耳の感染症、発熱などを引き起こし、健康を害するリスクがあります。
- 特に子どもや高齢者、免疫力が低下している方は注意が必要です。
- 現地には黄色の警告サインや赤の閉鎖サインが掲示されています。
- 詳細はキング郡の公式サイトでご覧ください。
シアトル・タコマ国際空港、雷雨で発着一時停止
7月16日午前9時45分ごろ、シアトル・タコマ国際空港が激しい雷雨に見舞われたため、FAA(米連邦航空局)が発着の一時停止(ground stop)を発令しました。
- 当初は午前11時15分までの予定でしたが、雷雲が次々と流れ込んだため、停止と再開を繰り返す事態となりました。ワシントン州西部では午前10時から11時半にかけて、173回にのぼる落雷が観測されました。
- この影響で、ソルトレイクシティやオークランド、バンクーバー、カルガリーなど、米国およびカナダの複数都市からシアトル行きの便が足止めとなりました。
- FAA は午後に発着の一時停止を解除しましたが、午後11時ごろまで影響が続く見通しです。16日午後の時点で、400便を超える便に遅れが出ており、平均の出発遅延は1時間を超えています。
- さらに、空港のBコンコースでは、天井から雨漏りが確認されました。排水口の詰まりと悪天候が重なったことが原因とみられ、係員が復旧作業を完了しました。
- 出張や旅行でシアトル・タコマ国際空港をご利用の際は、搭乗前にFAAの公式ページや利用航空会社のアプリで、最新の運航情報を確認することをおすすめします。

ファーガソン州知事、高校卒業要件に給付型奨学金申請を提案
ボブ・ファーガソン州知事は、全ての高校最終学年生に対し、連邦学生援助無料申請書(FAFSA:Free Application for Federal Student Aid)またはワシントン州版のワシントン州学生援助申請書(WASFA)の提出、もしくは正式な「オプトアウト(適用除外)」手続きのいずれかを、高校卒業の条件とする新たな法案を発表しました。
- ワシントン州は学資援助の充実度で全米屈指とされる一方、FAFSA提出率は全米47位と低迷していました。昨年9月にキャンペーンを行い、全米40位まで上昇しています。これは、申請書を提出した学生が5100人増えたことを意味しています。
- 2024年には8,000万ドル超の連邦学生援助が未申請のままとなりました。
- 誰でも利用できるWASFAは連邦政府と情報が共有されないため、個人情報開示に懸念がある生徒にも配慮しています。
- この法案は来年1月開会予定の次期州議会に提案されます。
- 詳細はワシントン州知事室の公式サイトをご覧ください。

ワシントン州のベルビューとスポケーンが「夏に行きたい全米の街」トップ10入り USA TODAY紙の読者投票で
ベルビューが、米国の大手紙 USA TODAY が読者投票で選ぶ「2026年 夏に行きたい全米の街」で、全米10位に選ばれました。このランキングは、旅行の専門家からなる審査員が選んだ候補地から、4週間にわたる読者投票で最終順位が決定するというもの。全体の1位はミシガン州のマキノー島でした。詳細は下記をご覧ください。

デイライト・セービング・タイム恒久化法案、連邦下院で可決
7月14日、米国下院は、デイライト・セービング・タイムを恒久化する「サンシャイン保護法案」を、308対117の賛成多数で可決しました。
- この法案が成立すれば、米国は3月から11月にかけて使われている「デイライト・セービング・タイム(サマータイム)」を、一年を通じて使うことになります。
- トランプ大統領もこの法案を後押ししており、可決の瞬間には、採決を仕切った議員がビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」を流す一幕もありました。
- 法案はこれから上院で審議されることになります。
- ワシントン州はすでに2019年、連邦議会で可決されればデイライト・セービング・タイムを恒久化する法律を作っており、成立すれば時間の切り替えがなくなる見込みです。

エリオット湾に軽油が流出
7月13日、シアトルのハーバー・アイランドにあるビガー造船所で、軽油の流出がありました。ワシントン州エコロジー局によると、海軍の駆逐艦サンプソンから燃料を抜き取る作業中にホースが破損し、最大5,000ガロンほどのディーゼル燃料がエリオット湾に流れ出たとのことです。
- 流出場所にはあらかじめオイルフェンスが張られており、被害の広がりは抑えられました。エコロジー局は、沿岸警備隊や海軍とともに回収作業を進めています。
- 海に流れ出た油の量や、周囲への影響については、今も調査が続いています。
- 周辺の海や砂浜に近づく際は、油膜などがないか念のため確認しておくと安心です。
オフィス賃貸、アップルやOpenAIが大型契約
シアトルやベルビュー周辺のオフィス市場で、AI企業や大手テック企業による大型契約が相次いでいます。不動産仲介大手サビルズによると、2026年第2四半期の賃貸面積は240万平方フィートに達し、第1四半期の水準を上回りました。上半期の合計は460万平方フィートとなり、2019年初頭以来もっとも強い四半期実績です。
- ChatGPTを開発するOpenAIは、ベルビューのシティ・センター・プラザで10フロアを追加で賃貸契約。賃貸スペースの合計は約29万6千平方フィートとなっています。また、Uber や Databricks もベルビューで大型の賃貸契約をしています。
- アップルは、シアトルのサウス・レイク・ユニオンのアーバー・ブロックス・ウェストで約19万5千平方フィートの契約に向けて交渉を進めていると伝えられ、これが実現すれば2020年前後以来、シアトルで最大級の新規オフィス契約になるとみられています。
- これは2019年初め以来もっとも強い四半期実績であり、それ以来はじめて、2期続けて200万平方フィートを超える賃貸量を記録したことになります。
- ConnectCRE は「企業は新しく設備の整った建物を選ぶ傾向が続いており、空いている物件が少しずつ減っていることから、借り手が長期の不動産判断を下しやすい落ち着いた市場へと少しずつ向かっていることがうかがえる」と分析しています。
- 賃料がもっとも高い地区は、引き続きベルビューの中心業務地区で、1平方フィートあたり62.34ドル。これに次ぐのがシアトルの中心業務地区で、48.24ドルとなっています。

8月4日は予備選挙、あと2週間で登録締め切り
ワシントン州の予備選挙の投開票日(Primary Election Day)は8月4日。州法により、投票用紙(ballots)は自動的に有権者登録をした有権者に郵送されます。7月17日から18日間の投票期間が始まり、投票用紙の発送とあわせて、窓口での投票も可能になります。ワシントン州は2007年から郵便投票を採用しています。
- 有権者登録ができるのは米国籍保持者(U.S. Citizens)のみです。
- まだ登録をしていない方への締め切りは、オンライン・郵送とも7月27日で、選挙日の8日前までとなります。窓口での直接登録であれば、選挙当日まで受け付けています。登録状況の確認はVoteWA.govで行えます。
- 予備選挙では、連邦下院議員や州議会議員、州の裁判官などの候補が絞り込まれ、得票数の上位2名が11月の本選挙に進みます。
- 詳細はワシントン州の公式サイトでご覧ください。

11月3日は本選挙(General Election Day)
8月の予備選挙で絞り込まれた候補同士が、11月3日の本選挙で最終的に争います。連邦下院議員や州議会議員、州の裁判官のほか、地域によっては市長・市議会議員や地方の住民投票も含まれます。
- ワシントン州は郵便投票が基本のため、登録済みの住民には投票用紙が自動で届きます。届いたその日から記入・返送ができ、郵送のほか投函箱や窓口でも返せます。
- 予備選挙で有権者登録の機会を逃した場合、本選挙に向けてあらためて登録できます。
- 日程や候補者名簿は州・郡の選挙サイトで随時更新されるため、こまめな確認をおすすめします。住んでいる郡がキング郡であれば、キング郡選挙管理事務所の公式サイトで確認できます。
シアトルの交通税の公聴会(30セント/100ドル)
シアトル市は、バスの便数を増やすため、買い物にかかる交通税を今の2倍に引き上げる案を進めています。今は100ドルにつき15セントの税率ですが、これを30セントへ引き上げる内容です。
- 市議会は現在、税率を0.3%に倍増し、10年間で年平均138万ドルを集める 2026 Seattle Transit Measure(STM)を審議中です。
- 7月13日、市庁舎の議場で2回の公聴会が予定されています。セッション1は午前9時30分から遠隔のみ、セッション2は午後5時から対面と遠隔の両方です。
- この案が可決されれば、市バスの年間の便数がおよそ2倍に増える見込みです。8月4日までに市議会が案をまとめ、11月の本選挙で住民の判断を仰ぐ流れです。
- 詳細はシアトル市の公式サイトでご覧ください。
シアトル・シーホークス、NFL史上最高額96億ドルで売却合意
シアトル・シーホークスは11日、前オーナーの故ポール・アレン氏の遺志に基づき、ヴィノド・コスラ氏を含むコスラ家へのチーム売却で合意したと発表しました。新たなオーナー陣の決定により、球団は新体制へと移行します。
売却額はNFL史上最高額の96億ドルにのぼると報じられており、2023年に売却されたワシントン・コマンダーズの60.5億ドルを大きく上回る歴史的な規模となります。詳細は下記の記事でご覧ください。

連邦判事、タコマの移民収容施設への州検査官の立ち入りを命じる
タコマの移民収容施設 The Northwest ICE Processing Center を運営する民間企業に対し、州の検査官の立ち入りを認めるよう連邦判事が命じました。
- なお、ベンジャミン・セトル連邦地裁判事は、施設運営会社 Geo Group に対し、ICE(移民税関捜査局)が管理する事務・医療エリアへの州保健当局者の立ち入りまでは義務付けませんでした。
- KUOW などによると、同施設については、汚れた飲料水や虫入りの食事、シャワーの黒カビ、性的暴行など3,500件超の苦情が寄せられています。
- 命令の効力発生は2週間後とされ、Geo Group 側に控訴の猶予が与えられています。
イエローストーンでワシントン州在住の男性がバイソンに襲撃され負傷
7月10日、ワシントン州ワトコム郡在住の65歳の男性が、イエローストーン国立公園のブリッジ・ベイ・キャンプ場で、興奮したバイソンに襲われ、約8フィート(約2.4メートル)も投げ飛ばされるという事件が発生しました。

