スタジオジブリの名作『火垂るの墓』（Grave of the Fireflies）が、シアトルの SIFF Film Center にて特別上映されます。

原作は、自身の戦争体験をベースにした野坂昭如の同名短編小説。1967年に直木賞を受賞。

太平洋戦争末期の神戸。米軍B-29爆撃による空襲で母を失った、14歳の兄・清太と4歳の妹・節子。父は海軍で出征中とあって、叔母宅に身を寄せますが、状況が厳しくなり、二人だけで生き延びようとします。しかし、食糧不足や病気に追い詰められ…。

1988年公開。監督は高畑勲、音楽は間宮芳生。戦争の悲惨さと人間の尊厳を静かに訴える作品です。

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