スノースポーツの季節が近づいてきました。
2025-26年シーズン、ワシントン州西部の主要4つのスキー場が、11月中のオープンを目指して準備を進めています。今シーズンはラニーニャ(La Niña)現象の影響で、平年よりも気温が低く、降水量が多くなる可能性があるため、カスケード山脈では十分な雪が期待され、早めの開幕も視野に入っています。
ここでは、シアトルからアクセスしやすい4つのスキー場の今季の予定と、過去のオープン実績を紹介します。天候に左右される部分はありますが、例年通り11月下旬から12月上旬にかけて滑走可能となる見込みです。
ザ・サミット・アット・スノコルミー

シアトルからわずか1時間の距離にあるスノコルミーは、都市圏から最もアクセスしやすく、日帰りでも楽なスキー場です。アルペンタル、イースト、ウエスト、セントラルの4つの異なるベースエリアを備え、幅広い利用者層に人気。昨シーズンは12月17日に開幕しましたが、過去も12月開幕が多く、2023年は12月9日、2022年12月2日など。今年も12月中旬以降という見通しが妥当かもしれません。
クリスタル・マウンテン

シアトルから車で約2時間。マウント・レーニアを一望できる美しいロケーションが魅力です。ワシントン州では数少ない宿泊施設付きのリゾート型スキー場で、昨シーズンは11月22日にパス購入者限定でオープンし、翌23日から一般客にもオープンしました。過去データも11月にオープンした年が多く、21-22シーズンも11月18日オープンでした。この傾向を考えると、今季も11月下旬のオープンが引き続き期待できると見て良いかもしれません。
スティーブンズ・パス

カスケード山脈の峠、標高約4,061フィート(約1,238m)のスティーブンズ・パスにあるスキー場。シアトルからハイウェイ2号線を約1時間半走ると到着します。二つの山にある3つの斜面には、ファミリーから上級者まで楽しめるコースが揃っています。昨年は11月29日に営業を開始しました。今シーズンは11月29日オープン予定とされています。ただし、過去の開幕日を見ると22-23シーズンは12月2日、21-22シーズンは12月15日という例も。どこも雪次第ですが、12月にずれ込む可能性もあると見ておくのが良さそうです。
マウント・ベーカー

カナダ国境の約16キロ南に位置するマウント・ベーカーは、上級者向けコースも多く、『Legendary Banked Slalom』の開催地としても知られるスキー場です。公式サイトでは「自然降雪のみで運営、雪次第で11月第1〜第2週にもオープンする可能性あり」との記載があります。実際、過去データではたとえば2024年は11月20日、2023年は12月14日でした。今年も11月下旬~12月初旬の開幕となる可能性が高そうです。
お出かけ前にチェックしたい情報
各スキー場へ向かう道路では除雪作業が行われますが、峠の通行にはチェーン装着義務が課されることがあります。出発前にワシントン州運輸局 WSDOT公式サイトやSNSで最新の道路状況を確認してください。
また、シーズン初期は積雪の変化が大きいため、リフト運行状況やオープンエリア情報を公式サイトで随時チェックすることをおすすめします。
まとめ
- マウント・ベーカー、クリスタル・マウンテン:11月下旬オープン見込み
- スティーブンズ・パス:11月末〜12月初旬見込み
- ザ・サミット・アット・スノコルミー:11月末〜12月初旬見込み
- 今年はラニーニャ現象により、降雪量が平年より多くなる可能性も


