シアトルを拠点とするパシフィック・ノースウエスト・バレエ(PNB)が、2025–2026年の新シーズンのラインアップを発表しました。開幕はバランシン珠玉の三部作 Jewels(ジュエルズ)。さらに定番の Cinderella(シンデレラ)、Giselle(ジゼル)、バランシン版 The Nutcracker(くるみ割り人形) を含む物語バレエの数々。現代振付家ジェシカ・ラング作品を含む新作や、PNBダンサーの世界初演作、新作 Momotaro(桃太郎) も登場し、家族連れからコアなバレエファンまで幅広く楽しめるシーズンとなっています。
目次
2025–2026年シーズン 公演スケジュール(主な演目)
- Jewels(ジュエルズ)
2025年9月26日~10月5日/配信:10月9日~13日
バランシンが3つの宝石にインスパイアされた三部作。Emeralds(エメラルド)、Rubies(ルビー)、Diamonds(ダイヤモンド) の異なる世界観が楽しめます。 - In the Upper Room(イン・ザ・アッパー・ルーム)ほか
2025年11月7日~16日
トワイラ・サープの代表作と、PNBダンサー Christopher D’Ariano & Amanda Morgan による世界初演などを含む3作品が楽しめます。 - The Nutcracker(くるみ割り人形)
2025年11月28日~12月28日
ホリデーシーズンの定番。ジョージ・バランシン版の華やかなステージで、家族みんなで楽しめる一作。※定期購読の対象外 - Cinderella(シンデレラ)
2026年1月30日~2月8日
PNB創設芸術監督ケント・ストウェル版。繊細で美しい演出が高く評価された、PNBの代表作のひとつ。 - Firebird(火の鳥)ほか
2026年3月13日~22日
ストラヴィンスキー作曲《Firebird(火の鳥)》の20年ぶりの再演。 - Momotaro(桃太郎)※世界初演・ファミリーマチネ
2026年3月21日~29日
振付家ジェシカ・ラングと、神奈川県出身でアルビンエイリー・アメリカンダンスシアターのダンサーとして長年にわたり活躍した瀬河寛司(せがわ・かんじ)による創作。日本の昔話「桃太郎」を親子で楽しめる60分のバレエとして上演。PNBスクール生が出演。 - Giselle(ジゼル)
2026年4月10日~19日
幽玄な世界と純愛を描いたクラシックバレエの傑作。歴史考証を踏まえたPNBの上演は高く評価されています。 - ALL LANG(オール・ラング)
2026年5月29日~6月7日
常任振付家ジェシカ・ラングによる作品集。トニー・ベネットの音楽に乗せた 『ZigZag』(ジグザグ) はPNB初演。
チケット情報(2025年8月現在)
- 一般チケット:$44~(The Nutcracker は$35~)
- 全6公演フルシーズン定期購読:$214~
- ミニシーズン(4公演):$147~
- 配信パス追加(Rep1–6):$50
- デジタルシーズン(The Nutcracker含む):$300
- 予約方法:オンライン(PNB.org)、電話(206‑441‑2424)、窓口(301 Mercer St)/当日90分前に残席販売あり
- 会場:Marion Oliver McCaw Hall