デルタ航空、シアトル発バルセロナとローマへの直行便を新規就航
デルタ航空が、シアトル・タコマ国際空港(SEA)からヨーロッパ2都市への直行便を相次いで就航させました。
- ローマ(フィウミチーノ空港)行きのDL42便は5月6日午後1時55分に第一便が出発。月・水・金・日曜の週4便運航となります。
- バルセロナ行きのDL248便は5月7日午後3時25分に第一便が出発。火・木・土曜の週3便体制となります。
- 使用機材はエアバスA330-900neoで、フルハイト・プライバシードア付きのビジネスクラス「デルタ・ワン」とプレミアムエコノミー「プレミアム・セレクト」を含む281席構成。
- デルタ航空によると、過去10年間でシアトルを拠点とする路線に28の新たなデスティネーションを追加しています。

ガソリン価格、ワシントン州で最高値を更新中
AAA(米国自動車協会)のデータによると、ワシントン州のレギュラーガソリンの平均価格は5月8日時点で1ガロン(約4リットル)5.764ドルを超え、2022年に記録した過去最高値(5.56ドル)を更新し続けています。
- 地域別に見ると、州内で最も平均価格が高いのはサンファン郡で1ガロンあたり6.602ドルで、シアトル〜ベルビュー〜エベレットの平均価格は5.955。
- 1年前のワシントン州の平均価格1ガロン4.26ドルから、約1年で1.5ドル、35%超の値上がりとなっています。
- 世界的に燃料価格が急騰している主な要因は、今年2月28日に米国とイスラエルがイランを爆撃したことで、イランが停戦まで原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖する戦術をとったこと。
- シアトル・タイムズによると、これにワシントン州の炭素税(CCA税)やガス税の重課、製油所の供給制約が加わり、ワシントン州の価格は全国平均を大きく上回る水準となっています。

スノーピーク、シアトルのフリーモントに北米4号店をオープン
日本発のアウトドアライフスタイルブランド、スノーピークは7日、シアトルのフリーモントに北米4号店をオープンしました。場所は 3524 Stone Way にあるコーナーストーン・キャンパス内で、2014年のニューヨーク・ソーホー店(現ブルックリン)以来、約12年ぶりの新規出店です。日本語のプレスリリースはこちら。
- 店舗面積は約3,700平方フィート(約344㎡)で、約500平方フィート(約46㎡)のパティオを併設。
- キャンプ用品、アウトドアリビング用品、アパレルを取り揃えるほか、ギアのデモンストレーションやコミュニティイベントも開催予定。
- インテリアは木材とコンクリートを基調としたミニマルなデザインで、パシフィックノースウエストの自然を感じさせる空間となっています。
- 営業時間は月〜土曜が午前11時〜午後7時、日曜が午前11時〜午後6時。
- スノーピークはワシントン州ロングビーチ半島にキャンプ場「ロングビーチ・キャンプフィールド」も運営しており、シアトル店はポートランド旗艦店とこのキャンプ場をつなぐ拠点としての役割も担うことになります。
シアトル商工会議所、進歩派元州上院議員を新CEOに起用
1882年創立のシアトル商工会議所(約2,500社が加盟)が、新CEOに Joe Nguyễn 氏(ジョー・ウィンまたはジョー・ウェン)を起用したことを発表しました。
- 同氏は民主党の元州上院議員で、昨年12月までワシントン州商務長官を務め、かつては富裕層への増税を強く主張していました。
- 起用の意図についてKUOWが報じたシアトル・タイムズ記者の分析によれば、ウィン氏自身は現在「増税そのものに反対ではないが、その税収が有効に使われるかどうかが重要」という立場に変化しており、会議所も単純な反税路線から脱却しつつあることを示しています。
ノースウエストICE処理センター 過去10年間で172件の性的虐待・暴行申告
ワシントン大学人権センター(UW Center for Human Rights)は5日、タコマ市にあるノースウエストICE処理センターで2015年から2025年の10年間に172件の性的虐待・暴行申告があったことが判明したとの報告書を発表しました。
- ICEと施設を運営する民間企業GEOグループは、調査において重要な証拠を無視し、連邦基準で義務付けられた予防措置を怠り、犯罪行為を法執行機関に報告しなかったことが示されています。
- さらに、トランプ政権下で施設の新契約が締結され、従来より低い水準の運営基準が適用されることも報告書で指摘されており、ワシントン州法で義務付けられた州保健局による施設検査も、GEOグループに阻まれ実施できていない状態が続いています。
W杯開催の経済効果は?アメリカが直面する矛盾
2026年FIFA W杯は、6月中旬にアメリカ・カナダ・メキシコの3カ国で開幕します。史上最大規模となる今大会を、アメリカは「空前の経済的恩恵をもたらす」と期待を持って誘致しました。しかし開幕5週間前の現在、その期待と現実の間に大きなギャップが生じています。
- フォーブスによると、FIFAは当初、観客の国内外比率を50対50と想定していました。しかし、アメリカホテル・宿泊業協会(AHLA)が4月末に発表した調査によると、回答者の約7割が「ビザの壁や地政学的な不安が、海外からの需要を大幅に抑制している」と答えています。
- W杯開催11都市のホテル経営者の約80%が「予約ペースは当初の予測を下回っており、通常の夏にも及ばない」と回答。
- シアトル、ボストン、フィラデルフィア、サンフランシスコなどの開催都市でも状況は同様で、多くの経営者が今大会を「存在感のないイベント」(”non-event”)と表現しています。
- 3カ国16都市という分散開催は、海外ファンにとって過去のW杯とは比べ物にならない移動コストを意味します。ヨーロッパや南米から訪れる場合、複数都市を転々とするために長距離の国際線・国内線を組み合わせなければならず、高騰した燃料費がその負担をさらに押し上げています。

ワシントン州富裕層税、住民投票による阻止は不可と最高裁が判断
ワシントン州で今年3月、年収100万ドル超の世帯に所得税を課す法律(通称「富裕層税」)が成立しました。これに反発したヘッジファンド創業者のブライアン・ヘイウッド氏が訴訟を起こし、レファレンダムを使って住民投票にかけて法律を撤回させようとしましたが、最高裁が「住民投票による阻止は不可」を判断しました。
- レファレンダムは署名が約16万筆で済む、比較的ハードルの低い手段のこと。
- しかし、この「富裕層税」には「政府運営に必要な法律はレファレンダムにかけられない」というルールが含まれています。今回の訴訟で最高裁は「この条項は合憲」と判断しました。
- つまり、レファレンダムによる阻止は不可と確定したことになります。
- KUOW によると、反対派はイニシアチブという方法なら使えますが、必要な署名数が30万筆超で、6月末までに集める必要があります。
- 「そもそもこの税自体が憲法違反ではないか」という別の訴訟も進行中。こちらの判断が出るまでには約1年かかる見通しです。

ライトレール「2 Line」停電で約45分間にわたり立ち往生
5月4日、シアトルとイーストサイドを結ぶライトレールの「2 Line」が、今朝、停電で立ち往生したと、シアトル・タイムズが報じました。立ち往生したのは今朝午前9時27分〜午前10時18分の約45分間で、場所はI-90の高架橋上でマーサー・アイランド手前に差し掛かったところ。調査が行われていますが、原因はまだ不明。この区間が停電で立ち往生したのは、レイク・ワシントンを渡る区間が開業してから初めて。

ピュージェット・サウンド全域で5月3日の最高気温を更新
ワシントン州とカナダのブリティッシュ・コロンビア州上空で強まる高気圧の尾根と、カスケード山脈西側で発達する熱的低気圧の影響で、各地で5月3日の最高気温の記録を更新しました。5月のこの時期の平年の気温は華氏60度台前半(摂氏約16度)のため、平年を大幅に上回っています。
| 地点 | 観測値 | 従来記録 |
|---|---|---|
| シアトル・タコマ国際空港 | 81°F(27℃) | 77°F・1992年 |
| NWSシアトル(ノースシアトル) | 78°F(26℃) | 76°F・2018年 |
| 州都オリンピア | 85°F(29℃) | 80°F・1992年 |
| ベリンハム | 76°F(24℃) | 74°F・1992年 |
| ホクィアム | 74°F(23℃) | 73°F・1956年 |
| クウィラユート | 83°F(28℃) ※タイ記録 | 83°F・1992年 |
NWSによると、内陸部では5月4日もこの暑さが続く見込みですが、その後は週を通じて徐々に気温が下がるとの予報です。
ヌーディストビーチのデニー・ブレイン・パーク トップレスはOK
キング郡上級裁判所は1日、「性別やジェンダーアイデンティティを問わず、トップレスはデニー・ブレイン・パーク全域(『着衣必須』エリアを含む)で許可される」と認めました。裁判所は、これまでの命令や市の改善計画は衣服着用を要求するものではないことを明確にしたと KING5などが報じています。
- デニー・ブレイン・パークは、シアトルのデニー・ブレインにある湖畔の公園で、1970年代以降、LGBTQ フレンドリーな非公式のヌーディストビーチとして利用されてきました。
- 2025年春、近隣住民グループ「Denny Blaine Park for All」がシアトル市と市の公園局を相手取り訴訟を起こしました。住民らは、公園内で公然わいせつや薬物使用などの違法行為が繰り返されており、公園が「公的迷惑(public nuisance)」になっていると主張しています。
- 2025年にワシントン州遺産登録簿(Washington Heritage Register)に、ワシントン州初のLGBTQヌーディストビーチとして登録されました。
- Friends of Denny Blaine(ヌーディストビーチ利用者側)は50年以上続くLGBTQ+コミュニティの場として保護を求めていますが、住民側(Denny Blaine Park for All)は公園の閉鎖または抜本的な規制強化を求めており、5月27日に裁判が始まる予定です。
W杯試合開催日 シアトルのパイオニア・スクエアを歩行者専用ゾーンに
シアトル交通局(SDOT)は、今夏のFIFA W杯2026の試合日6日間にわたり、ルーメン・フィールド周辺のパイオニアスクエアを自動車通行禁止の歩行者専用ゾーンに設定する計画です。道路封鎖はキックオフの4時間前に開始、駐車規制は各試合日の午前2時から実施されます。現時点では、約75万人がW杯のためにシアトルを訪れ、試合日には10万人規模がルーメン・フィールド周辺に集まると想定されており、市は来場者の80%以上が公共交通機関・徒歩・自転車などの手段で来場することを目標としています。なお、FIFAの規定によりルーメン・フィールドの試合期間中の名称は「シアトル・スタジアム」となります。


