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シアトルの主なニュース&話題:2024年1月21日(日)〜1月27日(土)

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日本語の読者の方にご興味を持っていただけそうなシアトルのビジネスや経済に関連したニュースや話題を短くまとめてお伝えしていくことも始めました。公式発表や主要メディアの原文記事へのリンク付きで、短時間で読める内容にしますので、ぜひ、日々の情報源の一つとしてご活用ください。

もくじ

2024年1月27日(土)

ユナイテッド航空、ボーイング737-9 Max の運航を再開

ユナイテッド航空(本社:シカゴ)は27日、ボーイング737-9 Max の運航を再開しました。最初の便は東部標準時午前10時30分、乗客175名と乗員6名を乗せてニューアークからラスベガスを運航しました。

2024年1月26日(金)

レイク・ワシントン学区 スクールバス2台が電気バスに

EPA(環境保護庁)は、連邦政府のクリーン・スクールバス・プログラム補助金コンペティションを通じて、ワシントン州で二番目に生徒数の多い学区であるレイク・ワシントン学区(LWSD)に対し、2台の新しい電気バスとそれをサポートするインフラのための資金援助を提供すると発表しました。この補助金は、ディーゼルバスをゼロエミッションバスに置き換えることを目的としています。レイク・ワシントン学区の発表全文はこちら。SeattleClimate.orgによると、ワシントン州の学区は1万台のディーゼルのスクールバスを所有しています。

アラスカ航空、26日午後に737-9 MAX の運航を再開

アラスカ航空(本社:ワシントン州シータック)は26日午後にシアトルからサンディエゴへのフライト1146便で737-9 MAXの運航を再開すると発表しました。発表全文はこちら

アラスカ航空 1146便 シアトル発 午後2時20分 サンディエゴ着 午後5時5分

「1月24日、FAA(連邦航空局)は737-9 MAXの詳細な検査とメンテナンスプロセスを承認し、飛行再開が可能となった。当社の技術者は同日夜に検査を開始した。737-9 MAX機の検査は来週末までに完了する予定で、これにより当社のフルフライトスケジュールの運営が可能になる。当社の各737-9 MAX機は、厳格な検査が完了し、FAAの要件に基づいて適格と認められた後に運航に戻される。各機体の個別検査には最大12時間かかると予想される」

2024年1月25日(木)

737-9 Max 運航停止 アラスカ航空やユナイテッド航空などへの影響

今月5日にプラグドアが吹き飛んだことでボーイング737-9 Max の運航が停止されていることから、アラスカ航空は、2024年12月期通期で1億5000万ドルの減益が生じるとの見通しを発表したと、AP通信が報じました。また、ユナイテッド航空は第1四半期は赤字になると見込んでおり、サウスウエスト航空は今年受領予定の新型機が計画より6機少なくなると発表しています。シアトル・タイムズによると、アラスカ航空はボーイング社がこの損失を完全に補填することを求めています。

REI、350人の解雇を発表

シアトル発のアウトドア・ブランド&アウトドア用品店 REI が全従業員の2.2%にあたる357人の従業員を解雇すると、シアトル・タイムズが報じました。対象となるのは、本社従業員200名、営業およびカスタマーサポートの従業員6名、クラスやマルチデイトリップをサポートするチームの従業員30名、配送センターの従業員121名。店舗従業員は対象外。

マイクロソフト、1900人の解雇を発表

マイクロソフト(本社:ワシントン州レドモンド)は、アクティビジョン・ブリザードを買収した後の統合プロセスの一環として、1900人を解雇すると発表しました。解雇はアクティビジョン・ブリザードとXboxの従業員が対象です。また、The Verge によると、ブリザードの社長であるマイク・イバラが会社を去ることを発表しました。NBC Newsによると、昨年はゲーム業界で6500人が失職したと見られています。

2024年1月24日(水)

アラスカ航空、737-9 MAX機の安全な運航再開に向け、最終検査を開始

アラスカ航空は24日午後5時付の発表で、FAA(連邦航空局)が737-9 MAX機の徹底的な検査とメンテナンスプロセスを承認したと発表しました。「当社の機体は、厳格な検査が完了し、FAAの要件に基づいて適格と認められるまで、運航に戻ることはない。当社は737-9 MAX機を65機保有している。各機体の検査には最大12時間かかると予想されている。当社の熟練技術者が検査を完了した後、最初の数機を1月26日(金)に定期運航に戻すことを予定している」。同社はすべての737-9 Max の検査を完了できるのは来週中と予想しています。発表全文はこちら。 

FAA、ボーイングの製造施設に前例のない制限を課すことを発表

FAA(連邦航空局)は、ボーイング社に対し、737-9 MAXを含むMAXの生産拡大を認めないことを通知しました。また、運航が停止されている171機のボーイング737-9 MAXに対して実施される必要のある徹底的な検査と整備プロセスを承認し、正常に完了すれば運航を再開することができると発表しました。発表全文はこちらシアトル・タイムズは、この措置によって、ボーイングはワシントン州レントン市の工場で生産を拡大してエアバスの生産率に追いつこうとすることができなくなること、ワシントン州エベレット工場ですでに建設が進んでいる新しいMAX組立ラインを稼働させることもできないと指摘し、「この動きは、連邦政府による民間企業への並外れた介入であり、ボーイングの経営陣に対して、安全な空の旅を確保することが財務目標よりも優先されなければならないことを義務づけるものである」と報じています。

マリア・キャントウェル上院議員、ボーイングの件で公聴会を予定

ワシントン州選出のマリア・キャントウェル上院議員は、ボーイング737-9 Max のプラグドアが飛行中に吹き飛んだ件を調査するため、議会で公聴会を開く予定であると、シアトル・タイムズが報じました。商業・科学・交通委員会の議長を務めるキャントウェル上院議員は、ボーイングのデビッド・カルフーンCEOとの会議後にこれを発表しました。日程はまだ設定されていないとのことです。

ライトレール ベルビュー駅〜レドモンド駅で模擬運行を開始

サウンドトランジットが、開業準備の一環として、ベルビューとレドモンドを結ぶイーストリンクのサウス・ベルビュー駅とレドモンド・テクノロジー駅を結ぶ区間で10~15分間隔で試験列車の模擬運行を開始すると発表しました。これに伴い、サウンドトランジットでは、道路と同じレベルにある踏切での事故を防ぐため、注意を呼びかけています。詳細は以下の記事でご覧ください。

「アラスカ航空の飛行機から吹き飛んだプラグドアを不適切に設置したのはボーイング」

シアトル・タイムズは、今月5日に離陸中のボーイング737-9Maxから吹き飛んだプラグドアについて、「修理のために取り外された後、ワシントン州レントン市の最終組立ラインでボーイングの整備士によって不適切に再装着されたものだ」と、作業を詳しく知る人物が語ったと報じました。 「もし国家運輸安全委員会の調査によって確認されれば、この事故はボーイング社に第一の過失があることになり、むしろサプライヤーであるスピリット・エアロシステムズ社に過失があることになる」

2024年1月23日(火)

マイクロソフト、時価3兆ドルを突破

マイクロソフト(本社:ワシントン州レドモンド)の時価総額が初めて3兆ドルを突破したと主要メディアが報じました。GeekWire は「AI競争で主導的地位を占める同社への投資家の信頼を反映し、節目を迎えた。マイクロソフトの株価は水曜日に1.5%上昇し、1株当たり404ドル以上と過去最高値を更新。株価は今年に入って7%以上、過去12ヶ月で66%以上上昇している」と報じています。

Walmart、シアトルで62人を解雇

Walmart がイノベーション関連事業部門であるStore No8の閉鎖に伴い、ワシントン州レドモンド市で62人を解雇すると、GeekWire などが報じました。従業員100人以上の企業は、閉鎖や解雇の60日前に影響を受ける従業員に通知することが義務付けられています。この通知は同局の公式サイトにある Worker Adjustment and Retraining Notification(WARN)で見ることができます。Zulily LLC の閉鎖などのように大きなニュースになった解雇以外にも、いろいろな企業の解雇がリストされています。

シアトル市議会、ターニャ・ウー氏を任命

シアトル市議会は、昨年11月の選挙でテレサ・モスケダ氏がキング郡議会議員に当選したために生じた空席に、第2選挙区で落選した穏健派のホテル経営者ターニャ・ウー氏を任命しました。シアトル・タイムズは、「過去10年間ますますプログレッシブになっていた議会からの転向を確固たるものにした」と指摘し、ウー氏は新しい市議会議員と同じく、警察の規模を拡大するために支出を増やすこと、より積極的にホームレスを退去させること、予算赤字解消のために削減することなどを支持していると報じています。ウー氏は、今年末までのモスケダ氏の残りの任期を務めることになることから、今年11月には有権者投票が行われることになります。

ワシントン州のキャピタル・ゲイン税、州民投票となる可能性が浮上

この11月、ワシントン州のキャピタル・ゲイン税について州民投票となる可能性が浮上したと、シアトル・タイムなどが報じています。同紙によると、これはレドモンド市の実業家が設立して資金を提供している保守派グループ「Let’s Go Washington」が、州議会に撤廃を求める請願書を提出するための十分な署名を集めたため。2021年に制定されたキャピタル・ゲイン税は、2023年4月から徴収が始まり、約3700人から徴収された税収は約9億ドルとなりました。この請願書はこれから州議会に送られますが、現在進行中の60日間の短期審議期間中に何の対応もなされない可能性が一番大きいそう。その場合、撤廃するかどうかの選択が11月の投票用紙に記載され、州民が投票できることになります。この税金は今月16日、連邦最高裁によって棄却されています。ワシントン州は所得が増えるにつれて所得税率が下がる逆進税を採用していますが、シアトル・タイムズは Institute on Taxation and Economic Policy の逆進税の不平等インデックスでワシントン州は全米2番目と指摘しています。(1位はフロリダ州)

2024年1月22日(月)

WeWork、キャピトル・ヒルの11th Avenueのスペースを2月で閉鎖予定

2023年11月に連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請した WeWorkが、シアトルのキャピトル・ヒルの11th Avenue にあるロケーションを今年2月末までに閉鎖することを予定していると、シアトル・キャピトル・ヒル・ブログシアトル・タイムズなどが報じました。破産申請では、負債190億ドル、資産150億ドルと報告されています。昨年11月の時点で、シアトル市内6ヶ所、ベルビュー市内に2ヶ所の合計8ヶ所の拠点を閉鎖する予定はないと発表されていました。

シアトル市長、採用凍結を発表

シアトル市のブルース・ハレル市長は、予算赤字が2025年までに最大で2億5100万ドルに達する可能性があることを考慮し、支出を削減し、差し迫った予算不足を補うため、約2,000の臨時採用や常設勤務のポジションを対象に採用凍結の措置を取ることを発表しました。シアトル・タイムズAXIOSの報道によると、この採用凍結は、警察官や消防士、新設のCARE部門の職員など、必要不可欠な公共サービスに従事する人は対象外です。

FAA、ボーイング737-900ERのプラグドアの点検を航空会社に勧告

FAA(連邦航空局)は22日、ボーイング737-900ERのプラグドアを早急に点検するよう、航空会社に勧告しました。発表全文はこちら。FAAによると、737-900ERはMaxシリーズの一部ではありませんが、FAAによると、ボーイング737-9 Maxとドアプラグのデザインが同じで、一部の航空会社が座席を増やして非常ドアを追加できるようになっています。NPR によると、ユナイテッド航空、アラスカ航空、デルタ航空は、737-900ERの点検を開始しています。1月5日にアラスカ航空のフライト中にドアプラグが吹き飛ぶ事故があって以来、ボーイング737-9 Maxは運航停止が続いています。

2024年1月21日(日)

アムトラック・カスケーズ、ポートランド〜シアトル間を一時運休

天候の影響により、ケルソー(Kelso)の南で地滑りが発生したため、アムトラックの運行が1月21日(日)から1月23日(木)午前10時45分までの間、運休することがわかりました。この期間に乗車予約をしている場合は、手数料無料で別の日に変更することが可能です。予約センター(1-800-USA-RAIL)にお電話でお問い合わせください。発表全文はこちら

シアトル地域の気温、ようやく平年並みに

今月12日から約1週間にわたり大寒波に見舞われたシアトル地域も、ようやく平年並みの気温に戻りました。ナショナル・ウェザー・サービスのシアトルオフィスによると、日曜日からの7日間予報は雨と曇り、時々晴れ、最低気温は40°F(5.6℃)、最高気温は52°F(11℃)となっています。

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