米国運輸省、ワシントン州西部のEV充電ステーション増設に約4120万ドルの助成金を交付
米国運輸省(DOT)は、ワシントン州西部各地のコミュニティで電気自動車(EV)充電ステーションを増設するための4件の助成金、総額4,119万ドルを交付しました。これは、上院商務科学運輸委員会の委員長を務めるマリア・キャントウェル上院議員(ワシントン州選出、民主党)が発表したもの。これにより、ワシントン州西部に180基以上の電気自動車(EV)充電ステーションが増設される予定です。また、シアトル港およびタコマ港に貨物を運ぶ電動トラックに対応する共有充電ハブの設置にも活用される予定です。
Costco(コストコ)、風邪&インフルエンザの薬をリコール
Macy’s、3月31日までに新たに66店舗を閉店 ワシントン州の店舗は19店舗に
デパートのMacy’s(本社: ニューヨーク)が、売り上げが伸び悩んでいる66店舗を3月31日までに閉店すると発表しました。シアトルタイムズによると、ワシントン州で閉店するのは、レドモンドの家具アウトレット、そしてピュアラップとシルバーデールのデパートの計3店舗。この後、ワシントン州にはベルビューやタコマの19店舗、全米では合計448店舗が残りますが、Macy’sは2026年までに全米で約150店舗を閉店して350店舗まで減らす計画を進めています。
Costco(コストコ)は、Kirkland Signature Severe Cold & Flu Plus Congestion タブレットのリコールを発表しました。理由は、異物による汚染の可能性があるため。対象となる製品は、次のとおりです。
Kirkland Signature Severe Cold & Flu
商品番号1729556およびロットコードP140082
2024年10月30日から11月30日までの間にアメリカ中西部と南東部の一部店舗で販売されたもの
この製品を購入した消費者は、すぐに使用を中止し、購入した店舗で全額返金を受けてください。詳細のお問い合わせは同社のカスタマーサービス(電話番号: 1-800-426-9391、メールアドレス: complaints-inquiries@lnkintl.com)まで。この製品は2024年12月に製造上の問題で8,640箱がリコールされています。
米国SBAとワシントン州政府、2024年11月の爆弾低気圧災害 住民・企業へ災害融資と経済支援を提供
昨年11月、ワシントン州西部は爆弾低気圧(bomb cyclone)に見舞われ、一時は最大60万人以上が停電の被害にあい、倒木によって2名が死亡しました。米国中小企業庁(Small Business Administration:SBA)および州政府は、被害を受けた住民や企業に対し、災害融資と経済支援プログラムを提供しています。
ワシントン州、消防士・消防車をカリフォルニア州に派遣 ロサンゼルス郡の大規模火災の消火活動を支援
カリフォルニア州ロサンゼルス郡西部で続いている大規模なパリセーズ火災(Palisades Fire)の消火活動を支援するため、ワシントン州からも消防士や消防車が派遣されています。1月8日時点で、この火災による焼失面積は数千エーカーで、少なくとも5人が死亡しています。
REI、数百人を解雇 アウトドア体験クラス・イベント・ツアーを中止
会員2500万人を抱えるコープ(消費者協同組合)型のアウトドア企業 REI(アールイーアイ:Recreational Equipment, Inc.)が従業員数百人を解雇し、アウトドア体験クラスやイベント、ツアーを中止すると、シアトルタイムズなどが報じました。解雇の対象となるのはフルタイム従業員180人・パートタイム従業員248人で、ワシントン州では67人。1938年に創業した REI の社員数は1万6000人以上で、ワシントン州発のアウトドア企業として全米に店舗を展開していますが、シアトルタイムズによると、40年以上前から提供しているアウトドア体験クラスやイベント、ツアーは毎年数百万ドルの赤字が続いていました。
シアトル/キング郡の無料クリニック、今年4月に開催
ワシントン州最大の無料クリニックが、4月24日から27日の4日間にわたり、シアトル・センターで開催されます。シアトル/キング郡クリニックは、シアトル・センターとシアトル・センター財団が主導するプロジェクトで、地域主導型の健康クリニックとしては米国最大規模。
アップル、シアトルで新オフィス契約を締結 サウス・レイク・ユニオンの拠点を拡大
アップル(本社:カリフォルニア州)は、シアトルのサウス・レイク・ユニオンに約19万3,000平方フィート(約1万7,930平方メートル)のオフィスをリース契約しました。
ヒトメタニューモウイルス感染症 アメリカでも昨年11月以降から増加
ロイターによると、中国当局がヒトメタニューモウイルス(HMPV)の症例が増加しているの報告を受け、状況を監視していると発表しました。アメリカでは、CDC(疾病予防管理センター)のデータによれば、HMPVの症例が11月以降増加し、12月28日時点で週次検査の1.94%がHMPV陽性となったと報告されています。
CDCによると、ヒトメタニューモウイルス(HMVP:human metapneumovirus)は、すべての年齢層において上気道および下気道の疾患(upper and lower respiratory disease)を引き起こす可能性があり、人から人へ、または物体の表面を介して広がります。2001年に初めて発見され、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)とともに「ニューモウイルス科(Pneumoviridae)」に属するものです。特に、幼児、高齢者、および免疫機能が低下している人々に影響を与えるとされています。
シアトル市、スクールゾーンでのスピード違反の取り締まりを強化
シアトル市が新たに19のスクールゾーンに監視カメラを設置し、スピード違反の取り締まりを強化しています。スクールゾーンとは、小学校、中学校、高校の周囲で、時速制限が20マイル(約32km)に指定されているエリアのこと。スクールゾーンでの速度違反の罰金は237ドルで、KOMO によると、2023年の罰金の合計額は約1,120万ドルに達したそうです。
世界の交通状況ランキング:シアトルはリモートワークの減少で渋滞悪化
オフィス勤務を再開させる企業が増えていることが、シアトルの交通状況に大きな影響を及ぼしています。INRIX 社(本社:ワシントン州カークランド)が発表した2024年の交通状況ランキング「Global Traffic Scorecard」によると、2024年のシアトルの交通渋滞は9%増加し、移動時間の遅れは2023年の平均58時間から平均63時間に増えたことがわかりました。
シアトル警察、2023年にインド人留学生を警察車両ではねて死亡させた警察官を解雇
2023年にサウス・レイク・ユニオンで横断歩道を渡っていたインド人留学生を警察車両ではねて死亡させた警察官が、シアトル警察に解雇されました。シアトルタイムズによると、臨時署長のスー・ラー氏は、シアトル警察監察局による調査の結果、ケビン・デイブ警察官が緊急対応のための緊急灯の使用や、パトロール車両を安全に運転する責任など4つのポリシーに反したと判断したため、解雇を決定しました。シアトル警察の事件や逮捕の報告の一部は公式サイトで公開されています。
シアトル・シーホークス、最終戦でラムズに勝利
シアトル・シーホークスは2024年のNFLシーズン最終戦でロサンゼルス・ラムズに30-25で勝利し、10勝目を挙げました。同じく10勝7敗のラムズはSOV(Strength of Victory)で差をつけ、NFC 西地区優勝が確定していましたが、シーホークスは昨年12月末時点でプレーオフ進出を逃したことが確定していました。シーズン全体を通して、シーホークスはホームゲームで3勝6敗と苦しみましたが、アウェイゲームでは7勝1敗と好成績を収めています。オフシーズンに向けて、チームは新たな戦略の構築と選手層の強化に取り組むと予想されます。
ワシントン州保健局、天候に関連する健康問題のデータを公開
ワシントン州保健局は、熱中症、凍傷、山火事の煙への暴露など、天候に関連する健康問題の州全体・全39郡別のデータの公開を開始しました(KUOW)。この新しいダッシュボードの目的は、極端な気温や大気質の悪化などが発生した際の医療への影響をほぼリアルタイムでモニターすることです。最新のデータによると、過去1週間でキング郡の病院を訪れた人の1.3%が低体温症(hyphothermia)や凍傷(frost bite)など寒さに関連した症状で、その割合は昨年の同時期とほぼ同じとなっています。また、最高気温が98°Fに達した昨年7月9日に病院を訪れた人の1.1%が暑さに関連する症状だったことがわかります。