アップル(本社:カリフォルニア州)は、シアトルのサウス・レイク・ユニオンに約19万3,000平方フィート(約1万7,930平方メートル)のオフィスをリース契約しました。
Colliers のレポートによると、アップルがリース契約したのは、もともとメタが使用していた6階建ての Arbor Blocks 333(333 8th Avenue North, Seattle)。メタは2023年1月にサブリースに出すと発表していましたが、最終的にアップルが直接リース契約しました。パンデミックが始まる前の2019年以来最大のオフィス契約となります。
アップルがシアトルに進出し、エンジニアリング・オフィスを開設したのは2014年。それから5年後の2019年、シアトルでの大規模な拡張計画を発表し、今後5年間で従業員数を2,000人に増やすと表明していました。また、シアトルでは現在、サウス・レイク・ユニオンの12階建てのオフィスビル(333 Dexter Avenue North)に拠点を置いています。
シアトル地域には100社以上のテクノロジー企業のエンジニアリングオフィスがあり、最近では新しい拠点としてシアトルの隣のベルビューを選ぶ傾向がありますが、シアトルタイムズや GeekWire はアップルがこれに逆行していると報じています。
Colliers によると、2019年末に約5.3%だったダウンタウンのオフィス空室率は、パンデミックによるリモートワークやハイブリッドワークの普及により上昇し、2024年第4四半期は直接空室率29.4%、サブリース空室率5.5%と、以前として高い状態が続いています。