アメリカの牛乳には、さまざまな種類とラベル表示があります。記載された情報がわかれば、自分の健康や食生活に合った牛乳を選ぶことができます。
基本的な牛乳の種類
| 名称 | 意味 |
|---|---|
| Whole Milk | 全乳：脂肪分が約3.25%で、比較的濃厚でクリーミー |
| Homogenized Milk | 均質化乳 （特別な処理方法により脂肪が均等に混ざっている牛乳） |
| 2% Reduced Fat Milk | 2%低脂肪乳：脂肪分が2%で、全乳よりも少し軽い味わい |
| 1% Low Fat Milk | 1%低脂肪乳：脂肪分が1%で、2%低脂肪乳よりさらに軽い味わい |
| Fat Free Milk | 無脂肪乳：脂肪分がほとんど含まれていない |
| Nonfat Skim | 無脂肪スキムミルク |
ラベルに記載されている情報
ラベルには、牛乳の種類だけでなく、栄養成分や消費期限、殺菌方法などについても記載されています。
「オーガニック（Organic）」と記載された牛乳は、化学肥料や合成農薬を使用していない有機飼料で飼育された牛のもので、ホルモン剤や抗生物質を使用していません。「rBSTフリー（rBST-free）」や「rBGHフリー（rBGH-free）」と記載された牛乳は、成長ホルモンが使用されていないことを意味します。また、「グラスフェッド（Grass-Fed）」は、主に牧草を食べて育った牛から生産されたもので、より栄養価が高いとされています。
牛乳の種類だけでなく、栄養成分や消費期限、パスチャライズ（殺菌）方法についても記載されています。パスチャライズには、通常の高温短時間殺菌（HTST）と、超高温殺菌（UHT）があり、UHT牛乳は常温で長期間保存可能です。
「ラクトースフリー（Lactose-free）」の牛乳は、乳糖を分解する酵素が加えられており、乳糖不耐症の人でも安心して飲むことができます。
便利な単語・用語例
| Vitamin D Added | ビタミン D 入り |
| Organic | オーガニック（有機） |
| Grass-fed | |
| Pasteurized | 殺菌された （Pasteurized Milk: 殺菌牛乳） |
| Ultra-Pasteurized | 超高温殺菌 （Ultra-Pasteurized Milk 超高温殺菌乳） |
| Nutrition Facts | 栄養成分表 |
| rBST | 牛ソマトトロピン（成長ホルモン） |
| Lactose-free | 乳糖を分解する酵素が加えられており、乳糖不耐症の人向け |
| Keep refrigerated | 要冷蔵 |
| Produced without antibiotics, pesticides, or added hormones. | 抗生物質・農薬・ホルモンは一切使用していません。 |
| Best if opened by sell-by date and used within 7 days. | 販売期限日までに開封し、7日以内に消費するのが最適です。 |
牛乳以外のミルク
牛乳以外のミルクには、植物性の代替ミルクや動物性の代替ミルクがあり、それぞれ特徴があります。近年、乳糖不耐症やヴィーガン、環境意識の高まりなどの理由から、これらのミルクが人気を集めています。
植物性ミルク（plant milk/non-dairy milk）
植物性ミルクには、アーモンドミルク、豆乳、オーツミルク、ココナッツミルク、ライスミルクなどがあります。アーモンドミルクは、アーモンドを水と一緒にすり潰して作られ、軽いナッツ風味と低カロリーが特徴です。豆乳は、大豆から作られ、たんぱく質が豊富で、クリーミーな味わいがあります。オーツミルクは、オーツ麦を水でブレンドして作られ、滑らかな口当たりと自然な甘さが特徴です。ココナッツミルクは、ココナッツの果肉から抽出され、濃厚で風味豊かなミルクで、特にアジア料理に使われることが多いです。
動物性代替ミルク（alternative animalk milk）
ヤギのミルク（goat milk）やラクダのミルク（camel milk）なども牛乳の代替として利用されることがあります。それぞれ味や栄養価に違いがあるので、自分の健康や食生活に合ったものを選びましょう。
