夏の風物詩といえば、やっぱり花火。でも米国では、州や地域ごとにルールがしっかり決まっています。ワシントン州に住んでいる人も、旅行で来ている人も、楽しむ前にルールを確認しておきましょう。
この記事では、ワシントン州における花火の使用ルールを中心に、合法的に楽しむ方法、注意点、そして地域住民やペットなど周囲への配慮についてわかりやすく解説します。
2026年夏の花火の販売・使用期間
ワシントン州消防監督局(State Fire Marshal’s Office)が、2026年夏の花火の販売と使用が認められる期間を発表しました。
販売できる日時
- 6月28日(日):正午〜午後11時
- 6月29日〜7月4日:午前9時〜午後11時
- 7月5日(日):午前9時〜午後9時
使用できる日時
- 6月28日(日):正午〜午後11時
- 6月29日〜7月3日:午前9時〜午後11時
- 7月4日(土):午前9時〜深夜12時
- 7月5日(日):午前9時〜午後9時
詳しくは、ワシントン州警備隊の公式サイトでご確認ください。なお、地元の自治体がさらに制限を設けている場合があるため、必ず事前にお住まいの市区町村のルールも調べておきましょう。
花火ができる場所・できない場所
ワシントン州の法律で認められていても、地域によってルールが異なります。シアトル市やベルビュー市など人口の多い都市では、花火は全面的に禁止されています。国立公園・州立公園・公共のビーチでも禁止です。
花火をする前に確認すること:
- その場所は花火が認められているか(市や郡の公式サイトで確認)
- 時間帯は定められた範囲内か(ワシントン州警備隊の公式サイトで確認)
合法な花火と違法な花火
ワシントン州では、一般向けの花火の販売を州法で規制しています。ブラウザで “fireworks store near me” などと検索すると、最寄りの販売所が見つかります。
しかし、販売されているすべての花火が合法なわけではありません。打ち上げ花火(スカイロケット・ミサイル型)や爆竹(ファイアークラッカー)などは州法で禁止されています。
ネイティブ・アメリカンの居留地では購入・使用できる花火でも、居留地の外に持ち出して使うことはできません。合法・違法な花火の見分け方は、ワシントン州警備隊の公式サイトで確認できます。
花火を安全に楽しむためのポイント
合法的に花火をする場合も、次のことを守ってください。
- 合法な花火(legal fireworks)のみ購入する
- 点火する前に、近くに水を入れた容器か水道ホースを用意する
- ペットは室内に入れておく
- 点火は大人が行い、子どもには任せない
- 一度に点火するのは1つだけ。不発品はすぐにライターなどで再点火せず、20分以上待ってから水に浸す
- 使用後は破片やゴミを片付け、花火を水に浸してから捨てる
- 花火を手に持ったまま点火しない
- 騒音や煙・臭いが、近くの子ども・ペット・持病のある人に影響することを頭に入れておく
- 事故や火事が起きたら、すぐに911へ連絡する
シアトルの夏は日が長く、独立記念日のあたりは午後9時を過ぎないと暗くなりません。花火をする時間が夜遅くになり、近所の睡眠の妨げになることもあります。周囲への配慮も忘れずに。
花火による事故の現状(最新データ)
米国消費者製品安全委員会(CPSC)によると、2025年には花火に関係する死亡が少なくとも15件、救急治療を受けた負傷者は推定1万3000人に上りました。2023年(死亡8件・負傷9700件)と比べて大きく増加しています。

スパークラー(手持ち花火)だけで推定1300件の救急受診がありました。最もけがが多い部位は手・指(35%)、次いで頭・顔・耳(22%)。やけどが全体の約38%を占めており、見た目より危険な製品であることがわかります。最も負傷が多いのは15〜24歳の年齢層です。
CPSCは、プロが行う公式の花火大会を観るのが最も安全な楽しみ方だと伝えています。詳しくはCPSCの公式サイトでご確認ください。
花火を楽しむ前に、まず確認を
ルールと時間帯を守り、地域のルールを事前に確認する。それだけで、花火はずっと安心して楽しめます。独立記念日のシーズン、ぜひ安全に過ごしてください。
- ワシントン州警備隊:花火の販売・使用日時
- ワシントン州消防監督局:花火ライセンス情報)
- ワシントン州法 RCW 70.77.395(販売・使用期間)
- 米国消費者製品安全委員会(CPSC)
- CPSCプレスリリース:安全に花火を楽しむためのヒント(2026年6月)

