アメリカ・ワシントン州で車を運転していると、登下校の時間帯にスクールバスに出会うことがあります。このとき、正しく停車しないと子どもの安全を脅かすだけでなく、500ドルの罰金が科される可能性もあります。(ワシントン州法)。
この記事では、ワシントン州でのスクールバスに関する交通ルールをわかりやすく解説します。旅行中に運転する方や、在住者でも免許取得後に見直したい方におすすめの内容です。
目次
スクールバスのために停車しなければならないケースとは?
スクールバスが赤いランプを点滅させ、「STOP」標識を出したら
スクールバスが赤いランプを点滅させ、側面から「STOP」と書かれた折りたたみ式標識を出した場合は、すべての車両が一時停止しなければなりません。
- スクールバスの前後どちらにいても、基本的には停車が義務です。
- 赤いライトの点滅が止まり、「STOP」標識が格納され、子どもたちが完全に道路から離れたことを確認してから発進してください。
車線の構造による停車義務の違い
以下は、ワシントン州で定められている車線構成ごとの停車ルールです。

道路の構造 | 停車が必要な車両 |
---|---|
二車線道路 | 双方向のすべての車両 |
三車線以上(中央分離帯なし) | バスと同じ方向に向かう車両のみ |
中央左折レーンあり | バスと同じ方向に向かう車両のみ |
中央分離帯あり(芝生や縁石など) | バスと同じ方向に向かう車両のみ |

黄色の二重実線(センターライン)は追い越し禁止です。見通しが悪い通学路では特に注意しましょう。
その他の注意点と安全ルール
- スクールバスが道路に戻ろうとしてシグナル(ウインカー/方向指示器)を出している場合は、進行を優先させましょう。
- どのような車種でも、子どもが乗り降りしているスクールバスには最大限の注意が必要です。
- 登下校の時間帯(午前7時~9時、午後2時~4時頃)は、特に住宅街での減速運転を心がけてください。
詳しく知りたい方へ(公式情報)
以下の公式サイトでは、スクールバスの交通ルールや罰則に関する情報を日本語で確認できます:
よくある質問(FAQ)
Q: スクールバスの反対車線を走っているときも停車しないといけない?
A: 中央分離帯がなければ、反対車線でも停車が必要です。
Q: うっかり停車しなかった場合、どうなる?
A: 最大で500ドルの罰金、または運転履歴への記録、重大な場合は刑事罰につながる可能性があります。
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