パイク・プレース・マーケットの入口、1st Avenue と Pike Street の角にある花屋 『Pike Place Flowers』 の前の歩道に、在原業平（ありわらのなりひら：825～880）が詠んだ和歌の英訳が刻まれたプレートがあるのをご存じでしょうか。
20年にわたり同店を経営し、病気で他界したドレイク・サラデー氏を追悼するため、日本が好きだったサラデー氏が好きだった桂の葉と、古今和歌集に収められた在原業平の和歌が選ばれ、1995年に設置されました。
『つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを』
（誰もが最後に行かねばならない道とは聞いていましたが、それが昨日今日だとは思いもしませんでした）
彫られているのはその英訳です。
I have always known that at last I would take this road. But yesterday, I did not know it would be today.
デザインを手がけたのは、パイク・プレース・マーケット歴史委員会およびパイク・プレース・マーケット基金の前会長で建築家でもあったデイヴ・ライト氏。
パイク・プレース・マーケットを訪れた際は、ぜひチェックしてみてください。
更新：2021年11月
