アメリカでの留学に必要な学生ビザには、Fビザ、Mビザ、Jビザの3種類があります。どのビザが適しているかは、進学先の学校の種類やプログラムの内容によって異なります。この記事では、その中でも最も一般的なF-1ビザの基本情報をわかりやすく解説します。
F1ビザとは
F-1ビザ(読み方:エフ・ワン・ビザ)は、アメリカで一定の期間、政府から認定を受けた教育機関で勉強することを目的とする外国人に発行されるビザです。
申請から取得までの流れ
※必ず領収書を印刷しておく
※面接予約レターを印刷する
申請番号について
申請書DS-160を作成する際、AAで始まる申請番号が発行されますが、この番号が、予約の際に使用した申請番号と一致しないと面接を受けることができません。
従って、予約を入れた後に申請番号が変わった場合は、申請番号を更新しなければなりません。
申請書DS-160 の提出と面接日
ビザ面接日より少なくても2営業日前までに申請書DS-160をオンライン提出する必要があります。
また、DS-160にはソーシャルメディアに関する質問がありますが、面接前にアカウント設定をPrivateからPublicに変えなければなりません。これは、ソーシャルメディアが、申請者の身元確認や入国資格の審査対象となるからです。
F-1ビザの申請に必要な基本の書類
通常F-1ビザの申請には、以下の書類が必要となります。
- オンライン申請書DS-160 確認ページ (大使館・領事館での面接前に、オンラインで申請書を作成・提出します。面接の際に必要なのは確認ページのみで、申請書のコピーは必要ありません。)
- パスポート (現在有効なパスポートと過去10年間に発行されたパスポートを持参します。)
- 証明写真 (過去6ヶ月以内に撮影した5センチ四方、背景白のカラー写真が1枚必要です。)
- I-20入学許可証 (クラス開始日1ヶ月を切ってもI-20が手元に届いていない場合は、I-20なしで面接を先に受け、I-20を後から提出することも可能です。)
- I-901 SEVIS 費支払い確認書
- 面接予約レター
- 日本と強いつながりがあり、アメリカで学業終了後、帰国する意思を示す書類
- アメリカでの学業に必要な資金があることを証明する財務書類
ケースによって異なる書類
ケースによって補足書類があります。例えば、日本に居住している外国人の留学生は、在留カードのコピーも必要です。
F-1ビザ申請とアメリカ入国のタイミング
F-1ビザは、クラス開始日の365日前から大使館・領事館にて申請することができますが、F-1ビザが発行されても、クラス開始日の30日以上前にアメリカに入国することはできません。
学生ビザのステータス維持には、自己管理が必要
アメリカ入国後、F-1ビザ保持者のステータスはSEVISによって管理されます。教育機関のオリエンテーションなどを通してInternational Student Officeのスタッフから説明を受けることになりますが、連絡先やI-20やパスポートの有効期限を始め、フルタイムに必要な単位を修得しているかなど、ステータス維持に問題が発しないよう自己管理が重要となります。
F-1ビザ保持者の家族が帯同する場合
F-1ビザ保持者の扶養家族が帯同する場合、F-2ビザを取得することができます。なお、扶養家族に該当するのは、配偶者と21歳未満で未婚のこどものみです。F-2ビザ保持者は、F-1ビザ保持者が入国するより前にアメリカに入国することはできません。
アメリカ入国後にF-1ビザの有効期限が切れても、アメリカで学生として合法的なステータスを維持している限り、ビザを更新するために出国する必要はありません。ただし、一度出国したら、アメリカに入国する前にF-1ビザの更新が必要です。
F-1ビザを取得して渡米する子供の世話のために、親がF-2ビザを取得することはできません。
プログラム終了後の処遇
OPTを含めプログラム終了後のF-1ビザ保持者は、60日間の猶予期間が与えられます。この猶予期間は、基本的には帰国準備のために与えられているものですが、ステータス変更や、別のプログラム(修士号など)にトランスファーすることも可能です。
この期間中、アメリカ国内の旅行は可能ですが、出国したら、残りの猶予期間を放棄したことになります。また、プログラムを終了しなかった人には、この猶予期間は与えられません。
琴河・五十畑法律事務所 弁護士・琴河利恵さん
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