シアトルのフリーモント｜歴史・観光スポット・グルメ・イベント・散策情報
2025
8/06
2014年1月26日(日) 2025年8月6日(水)
フリーモントとクイーン・アンの間を流れるフリーモント・カナル©︎Rachael Jones
フリーモント（Fremont） は、シアトルのダウンタウンから北へ約5km、バラードとウォーリングフォードの間にある小さなネイバーフッドです。かつては多くのアーティストが暮らし、今も 「Center of the Universe（宇宙の中心）」 の標識やトロール像、ロケットなど、遊び心あふれるパブリックアートが街のあちこちに残っています。
目次
フリーモントの特徴
個性的なショップ、カフェ、レストランが集まる歩きやすい街
パブリックアートやユニークな看板が点在し、写真映えするスポットが多い
日曜のフリーマーケットや夏至のパレードなど、ローカル感あふれるイベントが充実
フリーモントの歴史
1880年代、ネブラスカ州フリーモント出身のルーサー・グリフィス氏とE. ブレウィット氏が入植
二人は故郷にちなんで「フリーモント」と命名
1888年に歯科医兼起業家ドクター・キルボーン氏 とともに土地開発を開始
初期は材木・鉄鋼業の工場がレイク・ユニオン北部に集中
20世紀初頭、中国人の労働者を雇ってレイク・ユニオンからサーモン・ベイへ流れ込む水路の幅の拡張を計画
結局は路面電車が開通
バラードのチッテンデン水門やオーロラ・ブリッジなどに代表される橋の開通などで発展
観光スポット・パブリックアート
フリーモント・トロール（Fremont Troll）
ニルヴァーナのカート・コヴァーンが夜を明かしたと言われるフリーモントのトロール
オーロラ・ブリッジ下に潜む巨大なトロール像
片手でフォルクスワーゲン・ビートルを握りつぶす姿が印象的
観光シーズンは写真撮影の人々でにぎわう人気スポット
『Waiting for the Interurban』
1978年、リチャード・バイヤー作の石像アート
かつてこの辺りを運行していた路面電車を待つ人々と犬を表現
地元住民が季節やイベントに合わせて自由に飾り付ける伝統があり、観光客も参加可能
フリーモント・ロケット
高さ約5メートルの銀色のロケット
「宇宙の中心」の象徴として街のシンボルに
備え付けの箱に50セントを入れるとライトが点滅
フリーモント・キャナル
フリーモント・キャナルは、シアトルのレイク・ユニオンとサーモン湾を結ぶシップ・キャナルの一部で、1917年の開通以来、レイク・ワシントンとピュージェット・サウンドをつなぐ重要な水路 として機能しています。
船舶の航行や水運の要所であるだけでなく、沿道は散策路や公園として整備され、地域コミュニティや観光の拠点にもなっています。
フリーモントキャナル・パーク ：水路に面した公園で、ピクニックに人気
バークギルマン・トレイル（Burke‑Gilman Trail ）
シアトル市内を通る全長約27マイル（約43km）の多目的トレイル
廃線となった鉄道の線路跡を利用して整備され、最初の区間は1978年に完成
その後も延伸が続けられ、ワシントン大学を経て郊外まで全長約27マイルが実現
郊外のボセル市でサマミッシュリバー・トレイルと接続
水辺や街並み、緑豊かな景色を楽しめ、サイクリング、ランニング、ウォーキングに人気
グルメ＆ショッピング
El Camino©︎Alabastro Photography イベント
フリーモント・サンデーマーケット©︎Rachael Jones フリーモントは、ローカル感あふれるイベントでも知られています。特に有名なのが、下記の3つ。市内の他のネイバーフッドにはないイベントです。
アクセスと便利情報
バス ：ダウンタウンから約15分車 ：I‑5またはAurora Ave経由で約10分駐車場 ：路上駐車または周辺有料パーキングを利用
散策プラン（半日コース）
午前10:00 – フリーモント到着
フリーモント・トロールで写真撮影
『Waiting for the Interurban』を見て、住民による飾り付けをチェック
午前11:00 – ショップ＆カフェ巡り
個性的な雑貨店やギャラリーを散策
ローカルのカフェでコーヒー休憩
午後12:30 – ロケット前で記念撮影 → ウォーリングフォードへ徒歩移動（約15分）
North 45th Street でランチまたはアイスクリーム休憩
その後ガスワークス・パークでピクニックや景色を堪能
まとめ
フリーモントは、シアトルの中でも特にアートと遊び心にあふれたネイバーフッドです。
フリーモント・トロールやユニークなパブリックアート
日曜のフリーマーケットや季節イベント
カフェ・レストラン巡りとウォーリングフォード散策の組み合わせもおすすめ
短時間の観光から半日散策まで、ローカル文化を体感できる街として訪れてみてください。
