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Human Library 共催 野々山遥さん

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半年間共にがんばってきた Human Library の企画チーム。
左から:小野寺一仁さん、堀部沙耶さん、野々山さん、池田修一さん

野々山遥(ののやま・はるか)さん
【学校】 ベルビュー・カレッジ
【留学開始】 2014年3月
【課外活動の内容】 ヒューマン・ライブラリ共催
【将来の目標】 イベントの企画・運営に携わる仕事をしたい

もくじ

留学:異文化に飛び込んでわかることもある

英語教師の免許を持つ父や、海外に住む親戚の影響で、幼い頃から海外に興味を持っていました。高校で英語を専門的に学び始め、大学では外国語学部英語学科に所属し、異文化コミュニケーションを専攻しています。高校の頃から、いつかは留学をしたいと考えていましたが、なかなか機会に恵まれず、悩んでいたときに偶然 IBP プログラムを知り、応募しました。「英語を勉強したいだけなら、日本でもできる」とさまざまな人に言われ、一時期は自分の留学の目的について悩んだ時期もありましたが、「異文化の地に飛び込んでみてからわかることもあるから、とりあえず行ってみなさい」という両親やゼミの先生の言葉に後押しされ、留学を決意しました。

留学する以前は、主に日本式(受動型)の授業の中で、教科書から英語を学ぶ機会が多かったです。しかし、アメリカに来てから、日本の教科書で取り上げられている会話文は一般的すぎて、実際には相手の年齢や職業、状況によって違う英語を使うことがわかりました。例えば、”How are you?” と聞かれた時には、日本の教科書なら “I’m fine, thank you. And you?” が定型文のように記載されていますが、シアトルの若者は “Good.” “Fine.” の一言で済ませることも多いです。また、若者の友達同士では、”How are you?” ではなく、”What’s up?” が使われることが多いです。日本で若者言葉があるように、こちらでも若者が使う言葉(スラングなど)があり、その点では生きた英語を直に感じながら勉強しています。

ボランティアの内容

ヒューマン・ライブラリ(Human Library)とは、対話イベントの一種です。約半年間の準備期間を経て、今年10月に開催しました。LGBTQ や the disabled など社会的マイノリティと呼ばれる方々を「本」に見立て、「読み手」(参加者)と彼らの経験や価値観などを少人数での対話を通してシェアすることにより、偏見や差別をなくすことが目的です。

当日参加してくれた「本」のリスト。一人ひとりの話の内容を簡単にまとめることで、
読み手がよりスムーズに本選びができるよう工夫した。

日本の大学でゼミの先輩方が開催していたこのイベントに興味があり、いつか自分の手で開催してみたいなと考えていました。そこで、まわりの日本人留学生に提案し、渡米1か月後に企画チームを結成しました。半年間の準備期間中は、本当にたくさんの困難がありました。でも、チーム内外の人々に助けられ、当日は6冊の「本」と33名の「読み手」が集まり、大盛況で終了しました。参加者の9割以上から、「毎学期に一度のイベントにしてほしい」との要望があったことで、大きなやりがいと達成感を感じました。

イベント当日の様子。読み手全員が真剣に本の話を聴いた。

学業とボランティアを両立させるコツは?

・やる時はやる。休む時は休む。
・1日ごとにTo Doリストを作る。
・細かくゴール設定をする。

私は、この3点に気を付けて生活しています。朝起きてから、自分がその日にやらなければならないことを To Do リストを見て確認します。やることがとても多い日には、行動する時間も To Do リストに書いておくこと(たとえば、5‐6pm: Reading など)で、効率的に1日を過ごすことができます。細かくゴール設定をすることは、私のような短期集中型な人に向いていると思います。例えば、エッセイを書くという課題があったとしたら、「アウトラインを考える」、「イントロを書く」、といった具合に区分けすることで、集中力を保つことができます。

将来の目標は?

将来は、イベントの企画・運営に携わる仕事をしたいです。音楽が大好きなので、ライブ(野外フェスなど)の企画・運営に特に興味があります。

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