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暴力的なビデオゲームの販売を中止したウォルマート、銃器の販売は継続

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ウォルマート(Walmart)が暴力的なビデオゲームの販売を中止すると発表しながら銃器の販売は中止しないことに対する批判が高まっています。

ミズーリ州南西部のスプリングフィールドにあるウォルマートの店舗に武装して装弾したライフルなどを持った男が来店したのは、8日(木)午後4時過ぎ。偶然現場に居合わせた非番の消防士に取り押さえられ、通報を受けて急行した警察にテロの脅威を与えたという容疑で逮捕されました。

逮捕された男はドミトリー・N・アンドレイチェンコ(20)で、来店してから自分をビデオ録画していたと報じられています。ミズーリ州では銃を隠さずに持つことは違法ではありませんが、脅威を与えるような形ではない場合という条件があります。

先週テキサス州エルパソのウォルマートで起きた銃乱射事件では、22人が死亡。その翌日にオハイオ州デイトンで起きた銃乱射事件では9人が死亡しました。

銃器の小売販売で国内最大手のウォルマートのカリフォルニア州の従業員は7日、同社の銃器販売に抗議し、先週の2件の銃乱射事件の犠牲者のために一分間の黙祷を行いました。CEO のダグ・マックミロン氏に銃器販売の中止を求めるために始めた署名運動では、46,000人以上の署名が集まっているとのことです。なお、同社は殺傷用ライフルや拳銃は販売しておらず、購入できる年齢を21歳以上としています。

CNN などによると、ウォルマートは9日、暴力的なイメージが表示されたビデオゲームや販売促進グッズの撤去、銃の販売コーナーに近いところでの狩猟の動画の再生、エレクトロニクスの販売コーナーでの暴力的な映画の再生を停止するよう従業員に指示。しかし、先週起きた銃乱射事件を受けて判断したもので、ビデオゲームのセレクションを長期的に変更するわけではないと説明しています。

トランプ大統領をはじめとする複数の政治家が銃犯罪の増加の原因としてビデオゲームを挙げましたが、多数の調査でもビデオゲームと暴力行為の明らかな関連性は確認されていません。大統領選挙に民主党から立候補しているエリザベス・ウォーレン上院議員、バーニー・サンダース乗員議員、コーリー・ブッカー上院議員、フリアン・カスト元サンアントニオ市長が、ウォルマートに銃の販売を中止するよう求めています。



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