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ワシントン州保健局、ワクチン接種後に陽性反応が出たケースを調査

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ワシントン州保健局は、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けてから2週間以上経過した後に新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たケースを調査していると発表しました。

ワクチン接種後もマスク着用&身体的距離を維持

そもそもワクチンは感染を100%防げるものではなく、ごく一部の人はワクチン接種後にも感染することが予想されます。こうした状況はどのようなワクチンでも想定されることで、英語では vaccine breakthrough と呼ばれます。

ワシントン州ではワクチンの接種を完了した100万人のうち、感染の証拠が見られたのは今年2月1日以降、州内の18郡で合計102件(割合では0.01%)あったことが、疫学者によって報告されています。これはワシントン州のワクチン接種者の0.01%に相当します。

多くの人は症状があっても軽度だとのことですが、2月1日以降に8人が入院し、2人が死亡しました。死亡した患者はいずれも80歳以上で基礎疾患があったことがわかっていますが、ワシントン州保健局は調査を行っています。

今後の調査が、変異株が感染を引き起こした可能性など、ワクチン接種後に感染した人の間での傾向の特定に役立つ可能性があります。

ワシントン州保健長官のシャー博士は、ワクチンの接種により重症化や死亡を防ぐことができることを理解し、周囲の人にも接種を勧めるよう呼びかけました。

「ワクチン接種後の感染事例の証拠が見つかったことで、たとえ自分がワクチンを接種していても、ワクチンを接種していない他の人に新型コロナウイルスを感染させることを防ぐために、マスクの着用、身体的距離の維持、手洗いが必要であることが再認識できる」。

ワシントン州保健局は、4月下旬より、ワシントン州におけるワクチン接種後の感染について定期報告を行う予定です。



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