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シアトル・タコマ国際空港、3月の旅客数は56%減少 航空貨物はほぼ4%増加

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シアトル港湾局は、シアトル・タコマ国際空港の3月の旅客数は1,824,676人で、昨年3月の4,111,729人から55.6%減少したと発表しました。

23日のニュースリリースによると、国際線の旅客数は2019年3月の446,530人から59%減少して183,528人となり、国際線の321便が欠航となりました。

一方、航空貨物はほぼ4%増加しており、医療品や食品、eコマースまで、サプライチェーンを支える役割を果たしています。

しかし、現地企業にとっての課題の一つは、国際貨物が減少していること。国際線旅客便の欠航で、国際航空貨物は24.1%減少しました。一方、国際航空貨物の約40%を担う国際貨物船の運航は安定しているとのことです。

シアトル港湾局では、COVID-19の危機によりシアトル-タコマ国際空港(SEA)の旅客数が劇的に減少し始めた三月の公式データに基づき、従業員サポートプログラムの優先順位付けと周知に努めています。3月の旅客数は56%減少しましたが、航空貨物はほぼ4%増加しました。これは、医療品から食料品、Eコマースまで、経済のサプライチェーンを支える空港の役割を反映しています。

シアトル港のステファニー・ボウマン委員は、「この世界的流行は、すでに機会から最も遠く離れていた地域社会に不均衡な影響を与えてきた。」と述べた。「公正でインクルーシブな戦略、例えば人材育成プログラムをセーフティネット・アウトリーチに移行し、中小企業支援への重点を拡大するなどにより、すべての空港労働者と企業が回復期に繁栄できるようにしています。」

新型コロナウイルス(COVID-19)による影響を受ける前までは、シアトル・タコマ国際空港は300社以上の企業が19,000人以上を雇用し、キング郡で最大級の雇用拠点の一つでした。現在、同空港の飲食店や小売店のテナントの3分の2以上が営業を停止しており、4月前半の暫定データによると、旅客数は95%も減少しています。同空港では、この時期には通常、1日5万人以上の出発客がいますが、現在は毎日わずか2,500人となっています。4月の公式データは5月の第3週に公開される予定です。

シアトル港湾局は、新型コロナウイルスによる影響が及び始めた3月から、Fair Work CenterおよびPort Jobsと提携し、オンラインセミナー、トレーニング、および情報提供の機会を提供し、影響を受けるテナントや中小企業パートナーが、連邦政府の CARES Act および州や地域の機会によって提供されるリソースを理解し活用できるようにしているとのことです。



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