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シアトル別院仏教の火災 1901年からの記録などが焼失 被告を3件の重罪で起訴

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昨年12月31日にシアトルのインターナショナル・ディストリクトにあるシアトル別院仏教会で火災が発生した件で、キング郡検察局は4日午後、容疑者を3件の重罪で起訴しました。

起訴されたのは、ワシントン州リッチランドに住むウェイロン・ウィリアムズ被告で、第2級強盗罪、第2級無謀放火罪、住居侵入での罪に問われています。保釈金は40,000ドル。

同局の公開告発文書によると、「被告は短時間に2つの建物に侵入し、そのうちの1つは住宅である。被告は最初の建物で火災を起こし、その建物に大きな損害を与えた。幸いなことに、これ以上の被害が出たり、新たに別の建造物が損壊したりする前に火は消し止められた。被告はまた、空き巣に入った住宅内の器物にも損害を与えた」

シアトルのKING5は、現時点で警察はこれをヘイトクライムには分類していないものの、後にヘイトクライムとして捜査される可能性のある情報を発見して提供した場合は、同様の緊急性をもって捜査されることになると報じています。

シアトル別院仏教会は1901年に設立された浄土真宗本願寺派の寺院。1427 South Main Street にある現在の建物は戦前の1941年に完成したもので、シアトル市の歴史的建造物に指定されています。公式サイトには、火元となった地下室に保管されていた設立当時からの貴重な書類などが焼失し、建物は大きな損害を受けたことが、写真とともに掲載されています。

ウィリアムズ被告には暴行や強盗、窃盗など、重罪と軽罪の前科が複数あ理、2001年以来、ワシントン州の裁判所は50通を超える逮捕状を発行していました。被告の罪状認否は、キング郡裁判所にて1月17日午前8時30分に予定されています。

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