シアトル・タコマ国際空港(SEA)は、開港75周年にあたる2024年7月9日に記念イベントを開催します。空港内にさまざまな歴史的な記念品が展示されるほか、プレゼントが提供され、スカベンジャーハントも楽しめます。
記念イベントの主な見どころ
- セントラル・ターミナル:開港75周年を記念する地球儀
- セントラル・ターミナル:1949年の開港時のランプから作られた記念銘板
- ゲートA1:歴史的な航路を表示するインタラクティブなマップ
- Aエリアの出口IAF:プライベートジェットの展示
- 開港時のターミナルビルで使われていたアールデコ様式のエレベーターの展示
- 開港時から2004年まで使用されてきた航空管制塔だったセントラル・ターミナル上のランプタワー(今日ではゲートから滑走路までの航空機の地上管制管理に使われています)
- 空港内で最も古い1972年のアート作品の展示
この日に飛行機を利用しない場合でも、SEA Visitor Pass を申請して発行されれば、セキュリティ通過後のターミナルに入ることができます。
シアトル・タコマ国際空港 国内線ゲートで見送り・出迎えができる「ビジター・パス」再開
シアトル・タコマ国際空港は、セキュリティ通過後のターミナルに入り、国内線のゲートでの見送りや出迎えも可能になるビジター・パス発行プログラム『SEA Visitor Pass…
もくじ
開港から現在まで
Port of Seattle の公式サイトによると、シアトル・タコマ国際空港が建設されたのは、日本軍によるハワイの真珠湾攻撃(ハワイ現地時間1941年12月7日)を受け、ボーイング社が爆撃機を増産し、当時の主要な商業空港だったキング郡国際空港(ボーイング・フィールド)が混雑して民間利用が制限されたため。1949年7月9日にシアトル・タコマ国際空港の最初のターミナルビルの開業記念式典には、3万人が集まりました。当時はゲートは8つしかなく、滑走路は6100フィートしかありませんでしたが、現在ではゲートの数は89、滑走路の長さは11,901フィートに拡張され、年間14万人の旅客が利用する空港に成長しています。
- 初年度の旅客数は13万0549人でしたが、現在は1日平均14万人に成長しています。
- 初めて100万人の旅客数を記録したのは1954年。2023年は5080万人に増加しました。2024年は、2019年の最多記録5180万人を上回ることが予想されています。
- 35の航空会社が国内の93都市と直行便を運行しています。
- 最初に海外からの外国航空会社として運航を開始したのは、1959年の日本航空でした。現在、25の航空会社が海外33都市と51の直行便を運航しています。