昨年から実施されているオリンピック半島のマウンテンゴートを捕獲してカスケード山脈に運ぶプロジェクトで、8月には101頭がヘリコプターで運ばれました。
国立公園監理局、ワシントン州魚類野生生物局、森林サービスは、オリンピック半島の在来種ではないマウンテンゴートから生態系を守り、カスケード山脈でのマウンテンゴートの固体数の減少を食い止めるためにこのプロジェクトを実施しており、昨年9月から合計275頭を捕獲して運ぶことに成功しました。なお、このプロジェクトでは7頭が捕獲の途中で死亡、4頭は安全に捕獲できなかったことから安楽死させられ、子ヤギは地域のワイルドライフパークや動物園に運ばれています。
米国国立公園監理局によると、オリンピック半島のマウンテンゴートは人間によって持ち込まれた外来種ながら、今では1,000頭以上に増えていることから、世界の他の地域にはない20種類以上の原生植物と動物がダメージを受けていることが指摘されてきました。また、オリンピック半島は天然塩が少ないことから、マウンテンゴートが必要とする塩分を求めてハイキングをする人間の汗と尿に引き寄せられてしまうことが報告されています。
こうした理由から、マウンテンゴートを天然塩が豊富なカスケード山脈に移動させることが決定されました。カスケード山脈ではもともと生息していたマウンテンゴートが狩猟により減っていることもあり、このプロジェクトにより個体数の復活が期待されます。