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シアトル近郊の自然と暮らしが楽しめる街「イサクア」(Issaquah)

Poo Poo Point からイサクアの街を臨む
©︎Yukako Kawai
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シアトルの中心部から東へ約25 km、高速道路 I‑90沿いに広がるイサクア市は、「Trailhead City(トレイルヘッド・シティ)」の愛称で知られる郊外の街。この地域には200マイル以上のトレイルと60以上の登山口(trailhead)があり、アクティブな人々にとって理想的なアウトドアの拠点として知られています。

目次

イサクア(Issaquah)ってどんな街?|名前の由来と街の歩みを紹介

石炭とともに始まったイサクアの開発

この地域に白人の入植が始まったのは1860年代。L・B・アンドリューズが石炭を発見したことをきっかけに、開発が本格化しました。もともとはネイティブ・アメリカンが暮らしていた土地で、「蛇」を意味する先住民の言葉 Is-qu-ah が地名の語源です。

当初はその発音をもとに「Squak(スクワック)」と呼ばれていましたが、のちに鉄道開発に関わったダニエル・ハント・ギルマン(Daniel Hunt Gilman)の影響で、一時的に「Gilman(ギルマン)」と改名されます。この時期、イサクアは石炭と農業を基盤とした産業の町として栄えました。

先住民の言葉に敬意を込めて「Issaquah」へ

地域のアイデンティティを重視する住民の声を受け、1899年2月2日に正式名称が「Issaquah」に統一されました。先住民の言葉 Is-qu-ah が語源です。当時の人口は約1,060人でしたが、その後は住宅開発が進み、シアトル通勤圏の中でも人気の居住エリアとなっています。

環境にやさしい街としても注目

イサクアは、自然と調和した都市計画にも力を入れており、2023年にはワシントン州の自治体として初めて、「LEED Gold for Cities」の認証を受けました。

LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、米国グリーンビルディング協会が認定する国際的な環境評価制度で、都市全体の持続可能性や住民の健康、安全性への配慮が評価されるものです。

この受賞により、イサクアは「サステナブルな暮らしが実現できる街」としても注目を集めています。

「Issaquah」という名前は英語でもやや珍しい綴りで、日本語でのカタカナ表記には複数のバリエーションが見られます。「イサクワ」「イサクア」などと表記されることがありますが、“quah” の音が「クア」に近いことから、ジャングルシティでは「イサクア」と表記しています。

気軽に行けるハイキング天国|イサクアの3大マウンテンガイド

「Trailhead City(トレイルヘッド・シティ)」の愛称の通り、イサクアはクーガー・マウンテン、スクイーク・マウンテン、タイガー・マウンテン、グランド・リッジを含む「Issaquah Alps(イサクア・アルプス)」の登山口(trailhead)に位置しています。ここでは、人気の高い3つの山をご紹介します。

タイガー・マウンテン(Tiger Mountain)

標高約610mの Poo Poo Point
  • 標高:約914m
  • 代表トレイル:Poo Poo Point Trail(スノコルミー側からは Chirico Trail)(WTA 参照)
  • 所要時間:2〜3時間(往復 約6〜7km)
  • 難易度:中級(急な登りがあり体力は必要)
  • ポイント:標高約610mの Poo Poo Point は、パラグライダーの出発点としても有名。頂上からはマウント・レーニアやイサクアの街並みが望めます。晴れた日は特におすすめ。

クーガー・マウンテン(Cougar Mountain)

  • 標高:約487m
  • 代表トレイル:Coal Creek Falls Trail など(WTA 参照)
  • 所要時間:1〜2時間(短い周回コースも多数)
  • 難易度:初級〜中級(家族連れにも◎)
  • ポイント:なだらかな丘陵地に複数のトレイルが交差しており、滝や湿地、野鳥観察が楽しめます。Coal Creek Falls Trail は、初心者や子連れのハイキングにもおすすめです。

スクァク・マウンテン(Squak Mountain)

  • 標高:約615m
  • 代表トレイル:Margaret’s Way Trail to Debbie’s View(WTA 参照)
  • 所要時間:2〜3時間(往復 約7〜8km)
  • 難易度:中級(登りはありますが歩きやすい)
  • ポイントスクァク・マウンテン州立公園には、さまざまなトレイルがあります。Margaret’s Way Trail はスクァク・マウンテンの西斜面のトレイルで、Debbie’s View からはマウント・レーニアの姿を遠くに望むことができます。
山名標高難易度所要時間特徴
タイガー・マウンテン約914m中級2〜3時間Poo Poo Pointからの絶景&パラグライダー
クーガー・マウンテン約487m初級〜中級1〜2時間滝や湿地、家族向けのハイキングコース
スクイーク・マウンテン約615m中級2〜3時間静かな森歩きとマウント・レーニアの展望

年に一度の大イベント!「Salmon Days Festival」

イサクア・クリークに里帰りしてきたサーモンたち

イサクア最大のお祭り Salmon Days Festival(サーモン・デイズ・フェスティバル) は、毎年10月第1週末に開催されます。サーモン(鮭)が産卵のために川を遡上するこの季節、自然と共に生きてきた地域文化を祝う伝統行事として、地元住民にも観光客にも愛されているイベントです。

お祭りでは、色鮮やかなパレードや地元グルメの屋台、手作りアートのクラフト市、ライブミュージックなど、街全体がにぎやかに盛り上がります。期間中は15万人以上が訪れるほどの規模で、普段は静かなイサクアが一変する特別な2日間です。

橋の上からもサーモンを見物

サーモンが実際に遡上する姿を見られる Issaquah Creek(イサクア・クリーク)周辺は、家族連れに大人気。子どもも大人も自然と文化にふれあえる、貴重な体験ができます。

家族で1日たっぷり楽しめるスポット

イサクアには、小さなお子さんがいる家族にもぴったりの観光スポットが充実しています。

ギルマン・ビレッジ(Gilman Village)

アンティーク調の建物を活用したショッピング&ダイニングエリアで、カフェや雑貨店、ブティックが並ぶ散策にぴったりの場所。小さな子ども連れでも歩きやすく、ランチや休憩にもおすすめ。詳細は公式サイト参照。

クーガー・マウンテン動物園(Cougar Mountain Zoo)

規模は小さいながらも、クーガー(マウンテンライオン)やトラ、鳥類などの個性豊かな動物たちと近距離でふれあえます。教育的な展示やスタッフのガイドもあり、小学生くらいの子どもにも人気です。詳細は公式サイト参照。

レイク・サマミッシュ州立公園(Lake Sammamish State Park)

レイク・サマミッシュ

湖畔でのピクニック、芝生の上でのんびり昼寝、カヤックやSUPといったウォーターアクティビティまで楽しめる、イサクア屈指の自然スポット。夏には子ども用の水遊びエリアも人気です。詳細はワシントン州の公式サイト参照。

イサクアで暮らすという選択

緑に囲まれた穏やかな日常

イサクアの住宅地は、山の斜面や森林に沿って広がっており、自然と共に暮らすライフスタイルが実現できます。
徒歩や車で数分でハイキングトレイルにアクセスできるため、週末には家族で自然散策を楽しむ家庭も多く、都会の喧騒から離れた穏やかな生活を送りたい人に人気があります。

毎日の生活も便利に

  • I‑90沿いに位置しており、シアトルやベルビューへの通勤も30〜40分ほどで可能。通勤・通学にも便利な立地です。ただし、I-90が事故や悪天候などで渋滞すると、アクセスが不便になります。
  • Costco(コストコ)本社がある街。コストコのイサクア店はもちろん、大型スーパーや日常品が揃うショッピングモールが点在。買い物に困ることはありません。
  • 教育面でも評価が高く、イサクア学区(Issaquah School District)は全米でも上位にランクインすることが多く、子育て世代からの支持も厚いエリアです。

住宅事情とおすすめエリア

  • 高台エリア:住宅からレイク・サマミッシュや山々を一望できる贅沢なロケーション
  • I‑90沿い:高速道路へのアクセスが良く、シアトルや東側都市への通勤がスムーズ
  • レイク・サマミッシュ周辺:水辺の暮らしを楽しみたい人に人気で、カヤックや釣りも気軽に楽しめます

まとめ|自然と都市生活が心地よく融合する街

イサクア(Issaquah)は、こんな人にぴったりの街です:

  • 旅行者には:登山や湖畔のアクティビティ、街イベントを楽しめるアウトドア拠点として
  • 住民には:緑豊かな環境と都市の利便性が調和した快適な暮らしを
  • 移住希望者には:教育・治安・自然環境のバランスがとれた理想的な住宅地を提供

「シアトル近郊で、自然も便利さもあきらめたくない」ー そんな思いを叶えてくれるのが、イサクアです。

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