日本の伝統行事「お盆」にちなんだイベント。このイベントでは、祖先を敬い、感謝し、踊りを通じて命のつながりを祝い、アジア系移民の祖先をはじめ、ヴァション・アイランドのヴァション墓地に埋葬されている黒人、先住民、そして他の移民の方々にも敬意を表します。

「Kizoku Ishiki（帰属意識）」とは、「深い所属感」や「つながりの感覚」を意味します。

特別プログラム

Kizoku Ishiki Obon（帰属意識お盆）では、多彩なパフォーマンスや文化体験が予定されています。

音楽・詩・舞踊のパフォーマンス

• 日本の伝統音楽（Minyoメンバーおよび琴の和〈Koto no Wa〉による演奏）
• 弁護士・詩人・社会活動家トロイ・オサキによる詩の朗読
• クラシックハープ奏者ヴァネッサ・ストーバルによる生演奏
• NW民謡会と、「Elysium（死後の世界）」をテーマにしたダンスの抜粋披露

墓地と地域の歴史をたどるガイドツアー

• ヴァション・ヘリテージ博物館と向井ファーム＆ガーデンのメンバーが会場各所に配置され、墓地に埋葬された家族や地域の歴史について案内
• 墓地内の樹木を巡るガイドツアーも実施（ヴァション・アイランド・フルーツクラブによる「100本の桜プロジェクト」で植えられた桜の木も紹介）

文化体験

• 文化工芸の展示
• Aunties（年配の女性たち）による友情のベンチ（Friendship Bench）

特別追悼：長崎原爆投下から80年

2025年8月9日は、1945年の長崎への原爆投下からちょうど80年。この歴史を後世に伝えるため、地元アーティストのシャンタル・ウト氏がデザインした「サギの衣装」をまとったダンサーによる平和の行進が行われます。衣装はWild Wood Foundationの委託で制作されました。

会場

主催・協力団体

• 主催：Kintsugi Somatic Art（リア・オカモト・マン氏）
  • 「Kintsugi（金継ぎ）」は壊れた器などを金で修復する日本の技法で、再生や回復の象徴です
• 協力：
  • キング郡墓地地区第1区（Vashon Cemetery District #1）
  • 向井ファーム＆ガーデン
  • ヴァション・ヘリテージ博物館