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プリンス・ウィリアム・サウンド(2)

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この Prince William Sound (PWS)にあるカッパー・リバー(Copper River)の河口で漁獲される紅鮭は毎年、判で押したように5月の中旬に解禁となります。20年前頃は米国で最初に獲れる紅鮭として、生で日本向けに大量に出荷され、築地の東京魚卸売市場では北米産の初物で脂の乗った大変美味な紅鮭としてご祝儀相場が出たものです。当時、アラスカの鮭と言えば、鮭の生産者とシーズン前に数量・価格(価格の決め方の1つに、スライデイング方式がありますが、これは上下する魚の浜値をもとに価格を決める方法)などを決めて契約しました。これはプリ・シーズン・コントラクト(pre-season contract)と言い、大変リスクの大きい契約で、欲しい鮭・漁場・漁法・品質を確保するには止むを得ず、日本の顧客と共に現地の水産会社との契約の詳細を十分検討しながら生産者と契約書に署名しました。契約と同時にあらゆる心配事が脳裏に浮かび、シーズン中に訴訟問題もなく契約が何とか終了した時にはホッとしました。契約で大事なことは、魚種・数量・価格・品質基準・支払い条件・積期です。天然の鮭のため、契約書に書く品質基準は特に重要で、日々変化する品質を確認するためにも、どうしても日本のお客様と共に検品に行くことになります。

今年もカッパー・リバーの紅鮭が5月の中旬に解禁となりますが、宇和島屋各店でも例年の通り、生で産地から空輸で仕入れて販売しますので、キング・サーモンともども、何卒ご用命のほどお願い申し上げます。詳細は来月5月の第2週頃に改めてご案内いたします。

掲載:2007年4月

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。

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