お魚豆知識– Seafood News –
ワシントン州で味わえるいろいろな魚について、宇和島屋鮮魚部の沖さんが解説します。
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アメリカン・ロブスター (オマール:American Lobster、分類:十脚目ウミザリガニ科)
アメリカン・ロブスターは日本ではオマールと呼ばれ、形は日本の淡水産のザリガニ(アメリカ・ザリガニ、十脚目ザリガニ科)と似ていますが、それよりも大きく、20~50c... -
トビウオ (飛魚:Flying Fish、分類:ダツ目トビウオ科)
トビウオの仲間は世界の温帯から熱帯に約52種、日本近海に29種分布し、沿岸から外洋の表層に生息しています。暖海性の魚なので、南日本から台湾にかけて多く生息してい... -
スルメイカ (鯣烏賊:Squid、分類:ツツイカ目スルメイカ科)
繰り返しになりますが、イカ類は日本人が一番食べる水産物です。別名マイカと言われるスルメイカの年間漁獲量は最近は25万程度ですが、かつては70トンも獲れていたこと... -
アンコウ (鮟鱇:Monk Fish、分類:アンコウ目アンコウ科)
北海道以南の日本の各地の他、ほぼ全世界の海に分布し、主に大陸棚から大陸棚斜面の上部の砂泥底に生息するアンコウ科魚類は、俗に "西のフグ、東のアンコウ" と言われ... -
ウミタナゴ (海タナゴ:White Perch、分類:スズキ目ウミタナゴ科)
ウミタナゴはスズキ目に属する30cmほどの魚で、淡水のタナゴ(分類:コイ目コイ科タナゴ亜科)と区別してウミタナゴと呼ばれます。北太平洋の沿岸の岩礁域に分布し、日... -
マダコ (真蛸:Octopus、分類:八腕形目マダコ科)
一般的によく知られているタコはマダコ科に属し、最大で全長60cm、体重3.5kg、寿命は2年と考えられています。餌の狩猟は夜間に行い、甲殻類を好みます。獲物に襲いかか... -
カツオ (鰹:Bonito、分類:スズキ目サバ科カツオ属、ハワイ名:Ukule)
3月から夏にかけて沖縄周辺海域から黒潮に乗って回遊するカツオは、南九州から関東、東北、北海道南東へと北上しながら成熟し、通常は40cmから50cmで5kg程度、大きいも... -
サクラエビ (桜蝦)
サクラエビ(桜蝦)は浮遊性のエビです。生きてるいる時は透明感のある体に紅赤色の色素胞が多数散らばっていますが、干すと全身が鮮やかな桜色に変わります。体には発... -
魚市場
初めて訪れた場所の魚市場に行き、そこに暮らす人々の生活を知るのは、旅の楽しみの1つ。それには地元の市場を覗いてみるのが一番です。日本人の魚介類好きは、全国各地... -
缶詰の製造工程と歴史
サケ缶およびツナ缶(canned salmon & canned tuna)は、食品をブリキでつくった缶に詰めて密封し、加熱によって殺菌したもので、過熱殺菌を行わない缶入りの食品と... -
ビンナガ (Albacore)
当地の日系人に大変人気があるビンナガ(米名:Albacore、アルバコア)は、ビンチョウ、トンボ、白マグロとも呼ばれています。ハワイでもトンボと呼ばれていますが、こ... -
ウナギ (Eel)
土用の丑の日。我々日本人には江戸時代から土用の丑の日を中心に夏場にウナギ(Eel:鰻)の蒲焼きを食べる習慣があります。 蒲焼きは関東と関西では料理法が異なる上、...